(っ…)
「…ブラックジョークを許すつもりは無かったが、これはそうもいかないようだ…」
銃をしまって両手を上げる
「……リヴァ君の件は、私も少し難かしいものでしてね
彼は、消息不明の時期が長すぎ、書類では『休学中』という
事になっています…一度、本人と保護者に来て貰い、印鑑を貰わなければ
転校に関する話は一切出来ませんね」
「そうね……じゃあ、まずはお教えしましょう。彼が今まで何をしていたのか……を」
神妙な面持ちになり、また椅子に座る。
「まず第一に、彼は両親がすでに他界していること、その保護者として……彼がキャプテンと慕う男が彼を守っていること……はご存じでしょうか?」