弐『【天啓】』
(そう唱えると、彼の周り、いや、その場にいる全員の周りに、光球があらわれる)
弐『……【翔けよ、星詠】』
(そして、前に手を突き出し、その手首をぐるりと回す)
弐『…【灰燼に帰せ】』
(告げた瞬間、光球は刀の形をかたどり、神器をもつ者の周り、数ミリ動けば当たる距離まで飛び、すんでとまる)
>>83-84
【 ははっ、こわーい、降参〜 】
( にこっと笑いつつ、神器を彼女に差したまま両手をひらひらと降りながら軽く飛びつつその場を離れる。着地したあとその場には軽く砂ぼこりが舞い上がる。 )
【 興味もないし、特にその子に思うこともないから今日は退散するけど……氷翠ちゃんね……神器がぶっささったままだと普通の人間だからね…… 】
( くるりと振り返り、これ以上ないくらい素敵な笑顔を浮かべたままつげる )
【 しかも…普通の人間以下の体力に〜…なんと…それを抜かなくてもじわじわと死んでいきまーす…それじゃぁ、また…後日様子をみにきまーすっと… 】
( そのままぱちんと指を鳴らすとその場から彼女の姿は消える。残ったのは苦しそうにする彼女だけだった )
「 …ぃ……た…ぃ… 」
( 痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、その言葉だけで彼女の思考が埋め尽くされるほど彼女の頭にはこれまで感じた事のないような痛みを感じている )