「はいっ!リヴァ…〈カッ〉みぎゃあんっっ!?」 解放されたであろう力の波… その光に目が昏み、小娘は目を抑えて頭を下げる (…圧倒的な力の波動、それが収まった時には獣の姿は消えている 小娘ひとり捕らえられない獣たちが、耐えられる訳のない) 「…ぃ''ぃ''ぃ''」 しかし碌に喰らった訳でもない小娘は 目を抑えて呻いている
「おっと、危ない」 よろける少女を、魔王は支える。 そして、変わらぬ笑顔をむける。