僕の名前はアリア………、せめて覚えて逝ってね
( そういうと彼女は目の前の人間の首を大鎌でそっと跳ねる。その人間から溢れる精気と魂をそっと飲み込む。今日のノルマを達成した彼女はふいにベールをとって、そっと光る満月を睨み付ける。天使も誰も居なくなった夜の路地でそっと夜風に靡く白銀の髪を抑えながら、そっと地を這うような低い声で呟く。彼女の瞳は相変わらず爛々と輝いているがそこに浮かんでいるのは殺意だった )
いつか、ぶっ壊してやる………あの月ごと
アリア、あなたから因果律の歪みを感じる……
奴らに襲われたの?