「……はぁ、私こんなネガティブな事を考えるならもっとポジティブな事を考えなさいよね
もう……ラルカリネ、ジュグルフ様、ジンリク様、トクル様、ニミラム様、父さん……
今までは男だけだけど、女でも起きるのかしら……」
(炎に包まれている槍を顔に近づき、触れる)
「レイカさん、僕たち勇者を存在の理が導く限り………僕たち勇者が輝く聖剣や煌めけるお姫様のように戦場という王国を楽園へと生まれ変わらせる限り……あなたは悪に墜ちないから」
「……ありがとう、でも私達パエスト家はこれだけは絶対に解かれない呪いが
あるから絶対にならないとは限りはないの」
(彼女に微笑むが目だけはとても悲しく暗かった)