燃え立つ心に祈りを焼べて――蝋の翼よ舞い上がれ。
暗い日陰の牢に囚われた私には貴方の姿は眩しすぎる、貴方の声は暖かすぎる。
遥か遠くただ独り高みを往く貴方はまさに煌めく太陽。
けれど誰も貴方の孤独を、嘆きを、苦しみを何一つ知りはしないのだ。
故に私は無窮の天へ羽撃いた、伸ばした手が届かずとも蝋の翼が熔け落ちようとも、構うものか羽撃くのみだ。
――全ては貴方の孤独を知る故に。
冥き炎よ光を焦がせ、光輝のベールを焼き払い本当の姿を見せておくれ、そしてどうか差し伸べたこの手を掴んで欲しい。
闇色に燃ゆる腕に抱かれ共に堕ちよう愛しき太陽(ひかり)。
例え冥府の底ですら貴方がいれば楽園なのだから――。
一応闇の業火を操る呪文のつもり
>>6 >>29 >>46が僕のお気に入りです。
みなさんご投稿ありがとうございます!全てに目を通しています。どれもかっこいいです!