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「エリーゼ、今日……エリーゼの誕生日の夢を見てしまいました
世界中の人から祝福していただいて、私の好きな可愛いお人形さんや少女漫画、猫科亜人種族の一流コックさんなら誰もが欲しがる五つ星シェフの包丁、心のこもったエプロンを編んでいただいたりしました……。私がお昼寝してたあいだ、あの夢を見ていた間、きっと悩んでいた人が苦しんでいた人がいたでしょう……でも、私は夢の中でも……現実世界でも恵まれた暮らしをしています。」
「ぽっちゃり猫さんは、優しい良い子だから呆れかえるくらい怠けてばかりのこの世界の神様だって……君のことに関しては働いてくれてるんだと思う。君はすっごく優しいじゃないか。君の綺麗な声も、君の優しい口元も、君の大鼾も君の寝言も君のぽっこりお腹も、そして君自身もみーんなぬくもりの塊さ。
心の優しい子は幸せでいなきゃいけないんだ。エリーゼ、誰かの不幸を自分のことのようにカナしめるあなただから幸せでいいんだ。罪悪感を持つことなんてないさ……。」