「 運命の糸よ、天使に刃を振卸さんとする不届き者に罰を与よ 」
( 波紋の刻まれた眸を閉じ、両の手に糸を這わせ… 静に魔力を滾らせれば
彼岸の糸は遅れて輝き 強烈、凶悪な魔力が細々しい糸を伝い )
【 フォルトゥナ ディ クレール 】
( 法に依り降れた審判は 不可逆性の純魔力を旧き神に巻つけた
煉獄の迸る闘志を焔へと変え陰を切り開き白黒に突付け、進せて行き
振卸された短刀を、籠る焔に因り燃し尽くす )
「 …__本当に強くなったね、キミって 」
( 天使は叩き付られたサマーソルト、其を空間を裂き繰出したもう一本の腕
もとい翼で防切り 向られた黒き斬撃を予め防御として仕掛けておいた腕で防ぎ
足払いは激しく跳躍する事に依り回避する )
【 宿命の業火 】“私の業火でキミが崩るのが先か、キミの濁流に私が飲み込まれるが早いか“
( そして此れ又、『 >>579 予め 』彼女に巻つけていた糸の数本に魔力を伝わせ
__迸る魔力を焔へと即座に変換し彼女の身体に業火の炎を送り続ける
最後に覚悟を決めた表情で迫り来る黒波を見据えて )