( 主人の姿を見送った後、髪を1つに結わえ小さく笑みを浮かべる。さて、今日もいつも通りの私として、生きようじゃないか。そう覚悟したあと、そのまま屋根の上から逆さに落下し。今まで自分の後ろにいたおどおどした巨大な何かを見つけ小さく笑みを浮かべ。地面との距離がまだあるのを確認した後、小刀を取り出し軽く指で触れた後、目の前で轟く何かに触れながら微笑みかける )
「 おやおや……もう夜明けだよ。もといた場所に『お帰り』 」
( 体を丸めて体制を立てな直す隙に、目の前にいた妖を切り裂く。その瞬間紺紫色の瞳が血のように朱く、紅く染まる。 )
「!」
(店主がおらず、店の中で待っていようと思った矢先、飛び降りてきた人間に気がつく)
「…………」
(腰に着けた太刀に手をかける、ここはあいつが1人で営んでいたはず、用心棒でもつけたのだろうか、いや、でもそんなものを付けなくてもあいつは十分動ける…)