『撫でるんやめぇや』
「あは、やってちょーどええサイズなんやもぉん、ま、儂は喰わんよぉ、今からまち行くから、茨木は屋敷でまだ寝とるわぁ、小鬼共が困っとったよォ」
(そう言うと、閻魔の頭から手を離し、じゃあね〜と手を振りながら街へと消えてゆく)
『…はぁ、首疲れる』
(でかいねんアイツ、と愚痴を零す)
「……なんか、よくわからない人ですね」
(……でも。
気のせいだろうか。
どこか……楽しそうだ。)
(そして、ここなら、もしかして……と考えに沈む)