帳が降りる
そこに集うは魑魅魍魎
百鬼が蔓延る夜の街
快楽道中最奥にて
『閻魔』が座してお待ちである
中の人がお話する際は()をお使いください
参加はご自由に
荒らしはなされぬよう、見つけても絡みませぬよう
何かあればまた追加いたします
スレ主キャラの設定等&設定置き場はこちら↓
https://ha10.net/hen/1603192967.html#Z
快楽道中奥の奥
見えるは大屋敷『百鬼邸』
座して待たれるは…
『……はぁ、銭があわへん…』
(帳簿を睨みつけながら、髪をかきあげ、両肘を机に付けた【閻魔様】)
(この快楽道中の主である【大王様】は、今日も今日とて帳簿とそろばんとにらめっこ)
『妖怪共はこう…なんでこんな適当なんや…躾たろうか…』
「み」
『!…あぁ、なんやの?なんか見つけたん?』
(そんな閻魔様のそばに、小さな丸い鬼が寄る)
「み!」
『ん〜?…あぁ、あーこれやこれ、これで銭が合うわ、どいつがかくしもっとったん?』
(銭が合わない原因を見つけ、計算を直して帳簿を閉じつつ、尋ねる)
「み!!」
『あー、酒呑が?しゃあないなぁ、ならええよ、今日はお仕事終わりや、街で飴ちゃんでも貰ってき』
「「みーー!」」
(その言葉を聞くと、小鬼はどこからがわさわさと大量に現れ、閻魔にお辞儀をするとどこかにきえてゆく)
『………僕も、久しぶりにそとみたるかな』
(迷い人でも、探しに行こう)
(妖怪が闊歩し亡者が彷徨う夜の街。
その喧騒から一歩引き、割と落ち着ける場所の石畳
……どう考えても幼な過ぎる、薙刀抱えた幼女が一人座っていた)
「今日も良い日だった……なるほどね」
(何かに納得して立ち上がる。
そうして振り向いた先には、快楽道中最奥にして最大の館があるのだった。)
「!み!」
『んあ、なんやの、まぁたなんか見つけ…』
(残った小鬼たちと共に、屋敷の外へと顔を出す、すると小鬼たちが裾を引いて、何かを指さしている、あれは…)
『…人間、か?』
(珍しい、あんな幼子が1人で、よくもまぁ喰われなかった事だ)
『…茨木に、食わへんよういうとかなあかんな』
『ちょお、茨木に伝言たのんでええか?』
「み!」
(閻魔がそう問いかけると、小鬼たちはピッと短い手足で敬礼し、数匹全員で屋敷の奥へとかけてゆく)
『…物騒なもんもった子供やなぁ』
「……んー」
(子供と言われたことがやや不満
……だが『今の』彼女の容姿は幼女である。)
(いや、そうではなく。
そこにいたのは紛れもなく閻魔大王だ。
本能で少し姿勢を正す
……閻魔のことは知らないのだが、過去を読んだ限りでは街を作った人らしいので。)
『、なんや、餓鬼扱いされて不満か?』
(不満そうに声をもらす彼女に告げる)
『…ほぉん、わかるんか』
(そして姿勢を正す瞬間を確認、正体に気づかれたか?)
『まぁ、そないにかたくならんでもええ、ほら、飴ちゃんやるわ』
(が、今は休暇中である、恐れられる【大王】の顔は使う必要も無い)
(彼女の目線にあわせてかがみ、紙に包まれた懐から飴玉を取り出す)
「……ありがとうございます」
(無警戒で受け取りそのまま口に放り込む
危ないものなら武器判定されて『魂の消耗』で先にこっちがぶっ倒れるはずなので。)
「んー……不満……いや、別に」
(ようやく今の自分の容姿を思い出した。
幼女なら幼女なりに振る舞おう)
『ん、まぁええわ、せやけどここはおなご1人やと危ないで、頭から食われかねん』
(妖怪わんさかおるよ、と街の方を指さす)
「あー、いますねぇ」
(軽い。……でもまぁ、確かに危ないのかも知れない。
ぶっ倒れているところを本当に食われそうである)
『なんや、肝座っとんなぁ…』
(思ったよりも軽い反応に少し驚きつつ、指さしていた腕を下ろす)
『まァ、僕がおったら食われへんから、覚えときゃ』
「……覚えときますね」
(武器向けられたら倒れないうちに逃げ込もう、うん。
いざという時は逃げ切れる能力はある。
心の中でメモ。忘れた時は過去映しすれば良い)
『あ、でも、屋敷にははいったらあかんで、茨木……住んどる鬼に食われてまうから、とんでもないのが2匹怨念』
「あ〜らぁ、それって儂らの事なん?閻ちゃん」
(するりと、彼らの会話にかなり高い位置から声が混じる)
「かなしぃわぁ、儂らのことそんなふうに思ってたんか?」
『…酒呑、お前はまだええけど茨木はアカンやろ』
「あは、まぁそうやねぇ」
(そういって現れたのは、鬼、2m程の巨体で閻魔の頭を後ろから撫で回す)
(その様子を無言で見守る
……心のメモに『茨木さんはやばい』と書いておいた。
……確かに色々な妖怪や亡者に『過去映し』を使った時、大抵その二人…いや二鬼が「やべーやつ」として映っていた印象)
『撫でるんやめぇや』
「あは、やってちょーどええサイズなんやもぉん、ま、儂は喰わんよぉ、今からまち行くから、茨木は屋敷でまだ寝とるわぁ、小鬼共が困っとったよォ」
(そう言うと、閻魔の頭から手を離し、じゃあね〜と手を振りながら街へと消えてゆく)
『…はぁ、首疲れる』
(でかいねんアイツ、と愚痴を零す)
( 人気が少ない夜の路地に迷い込む少女が一人。さっき見かけた猫を追いかけて来たがそこには猫なんてどこにもおらず、一つため息を付き。月光が差し込まない暗闇の中ぐうっと背伸びをし、少し残念そうに呟き )
「 あーあ、完全に見失ったなァ… 」
( 前ここに来た時はもっとここも静かだったのになぁ…なんてぼんやり考えながら妖怪や色んな物が蔓延るのを見かけ目を輝かせて。知らないは罪だもんナ、と誰に言うわけでもなく小さく呟いたあと鼻歌を歌いながら路地を歩き )
「、あァら、なんやの、きょぉは人間のおおいひやねぇ」
(するとそこに、先程街へ入ってきた酒呑童子があらわれる)
「…おなごやねぇ、かぁいらしいわぁ、喰ろうてしまおか」
( 不意に聞こえた声に少し首を傾げながら、そのまま大股で近づきにぃっと笑顔を浮かべたまま更に距離を詰めて目を輝かせ、楽しそうに )
「 んふふ〜、やっぱりこの世界は知らない事がいっぱいだネェ〜!あはっ、お兄さんのお名前は?……ううん、やっぱ言わないでっ!すぐさま答えを聞くのはもったいない、あははっ、楽しい〜 」
( 自分の知らない存在に目をキラキラ輝かせながらまくし立て、くるっと回りながら満面の笑みを浮かべて )
「…あんや…こりゃあ…」
(思った反応と違うことに少しだけ驚きつつもそれを表には出さず、頬に手を添える)
「…うぅん、さっき別れたばっかやけど、閻ちゃんとこつれてったほぉがええやろかなぁ…、おなご、アンタの名前、教えてくりゃれ?」
(彼女の目線に顔を近づけ、問いかける)
>>18
「……なんか、よくわからない人ですね」
(……でも。
気のせいだろうか。
どこか……楽しそうだ。)
(そして、ここなら、もしかして……と考えに沈む)
>>1
『、まぁそもそも人とちゃうしな、鬼やし、…お前さん、酒呑童子とか…しらへんか、まだ餓鬼やしな』
(中身はいくつか知らへんけど、と、己の左肩を揉みつつ話す)
『でもあいつはまだ大丈夫や、…んや、気分屋やからやばいけどな』
「…………」
(思考が戻ってきた)
「……物騒なのはちょっと勘弁、ですかねぇ……」
(あまり聞こえてなかったのかあまり気の入らない声で)
(トリミス)
27:◆RI:2020/12/18(金) 22:43 『…言うてもお前さんも物騒なもん持っとるやんけ、なんやその薙刀』
(そう彼女が抱えているそれを指さす)
『よう盗まれへんかったな、ええやつやろ、それ』
「いやこれ数打ち物ですし……でもこれなかったら私多分死んでますね」
(言うほど良いやつではないしそれに戦闘には使わない予定なので危なくない、とかいう謎理論)
『あー、ちゃうちゃう、それそのもんがええやつっちゅーか…【中身】がなんや…うーんなんやろなぁ』
(おそらく彼女の『魂の消耗』について、何かしら勘づいたのであろうが、詳しいことは分からないらしく、なんと説明したものかと唸っている)
『まぁええわ、それにしても…しぬんか』
「ああ、なるほど」
(言いたいことは伝わったらしい)
「直接ではないですが」
(妖怪わんさか、である)
『ほぉん…まぁ、死んだ時、僕が休暇中とちゃうかったら、ちゃんと裁決したるわ』
(そう言うと彼女の頭を撫でようと手を出す)
『閻魔様に任せときぃ』
『』
(したカッコ無視でおなしゃす)
33:◆Qc:2020/12/18(金) 23:09 (やばい、閻魔様格好いい)
「……はい」
(ここなら、もしかしたら……
と考えて)
((やったぜ))
『…ん、おし、ええ子や、』
(ぐりぐりと頭を撫でる)
(撫でられて頭が回らない……が、明日のことは明日考えよう。とぼんやり思いながら)
「……」
(だんだん顔が赤くなり二歩ほど逃げる)
『、?なんやの、どないした』
(するりと、撫でていたものの感覚が無くなり、手がスカッとからぶる)
>>22
「 ……? ほたる 」
( 名前を聞かれれば不思議そうに首をかしげながら答えて、つまらない質問……なんて頭の隅で考えながらそっと、前に来た時よりも騒がしいこの路地に意識を向けて )
「ほたる、おし、ほたる、儂がええとこ連れてったるわ、寄り道したらしらんえ〜」
(そう言うとくるりと後ろを向き、すたすたと来た道を戻っていく)
>>36
「…………ぁ」
(赤くなったまま何かを言おうとする
……が、その時――――共感覚。
どうやら自分と似たような者が近くにいるようだ。)
『……』
(彼女の反応に、出していた腕をおろし、街へ振り返る)
『………なんや、今日は賑やかやな』
(閻魔とほとんど同じタイミングで振り返り)
「……あ、」
(見るからに体のバランスを崩している少女をその眼に映し、すぐさまそちらへダッシュ)
『……へいきか』
(駆け出した彼女を見て自分もそちらへ歩き、問いかける)
『………』
(なーんや…こっちもなにかしら纏っとんな…)
(いつの間にか少女の容姿に変わった碧月の肩を借りて少女は倒れずに済んだ……が
「迷い込んだ」という自覚がある碧月とは違い混乱
感じるのはいつも側にいる人の体温だけである。
そして目の前には知らない人。)
「……え、と……ここは……貴方、は?」
(急に周囲に増えた妖の類、これは……
ということで、碧月と一緒にいたらしき人に尋ねる)
『…ここは【快楽道中】、妖共、魑魅魍魎の巣食う街や』
(そう言うと、少し後ろを向いて)
『僕は【快楽道中】の主、名前だけやったら聞いたことあるんやないか、【閻魔大王】』
(くいっと己の百鬼邸を親指で指しながら、そう告げた)
「……『閻魔大王』……なら、私は……いや、碧月さんも……」
(こうしてここにいる以上、死んだのではないだろうか?
……自らのやったことは理解していたが、実際に閻魔の前に立つと恐怖感がある)
『…なに、こわがっとんの?』
(彼女の様子に、2人と目が合う高さにしゃがみ、告げる)
『まぁ、ここは黄泉とちゃうよ、ただのバケモンの街や、それに僕も休暇中、まだ死んでへんよ、お前さんらは』
(たまに幽霊とかおるけどな、と不安げな少女の頭を撫でる)
「……だ、そうだよ」
(碧月が笑いながら想月に言う。
……で、まぁやはり恥ずかしいらしく逃げる素振りを見せるが、碧月は動かない)
「あ、あのっ、撫でるのはいいですけど、」
(彼女らは撫でられるという経験はほとんどないらしい。
せいぜいお互いに撫でるのがたまにある程度で。
……外側は嫌がっているように見えるが、確かな暖かさを感じていた)
『ん?なんや』
(なんかあったか、と首を傾げる)
「……何でもないです」
(そう誤魔化す。
……それにしても、)
「……魑魅魍魎の類いって……ここ、危なくないのも居るんですか?」
(これは碧月の素朴な疑問である。
……案外ここは居心地が良かったりするのだ)
『あー、おるよ、座敷童子とか、狛犬とか、でも妖怪っちゅーのはなにかしらやらかすからなぁ、妖怪とちゃう幽霊とか…変なのも混じってくるけどな』
(他にも、様々な異形達を教えてゆく)
『うちの子もかわええのおるよ、みーくん』
(そう名前を呼び、コンコンと地面をノックするように叩く、すると)
「みー!」
(叩いた場所から、ぽこんっと、30センチほどの小鬼が出てくる)
(有名なものから聞いたこともないような異形までを教えられる。
なかなかの勉強になった、が、そこで小鬼が出てきた。)
「わー…可愛い」
(そして地味にこれ、どこにでも居そうである)
「……金棒持ってますし、何かあったら強そうですね……」
(薔薇には棘、猫には爪と似たような感じで金棒。
ややびくびくする碧月も小鬼を見つめる)
『せやね、…みーくん、あそこの1つ目、すっとったわ、いってきて』
「みー!」
(街の方であったであろうすりを見て、小鬼に指示を出す、すると小鬼は駆け出していき)
うわ!なんだおまえ!はは、ちっせぇのがなにしに…うぎゃぁぁぁぁああああ!!!!?
(グロテスクなのでお見せできません)
「みー!」
(血を大量に被りながらボコボコになった1つ目の上にたち飛び跳ねている)
『後で閻魔帳に書くから名前取っといてなーみーくん』
「みー!」
>>38
( ええところという言葉を聞き、少し飽き飽きした様子だった彼女は先ほど同様ぱぁっと表情を輝かせて、そのまま後ろをついていき )
「 なァなァ、お兄さんはここの事よく知ってるのか? 」
『…んでま、あの通り凶暴やねんけどな、ちなみにあれがいっぱいおるよ』
(お願いせんかったらあそこまで暴れんから、安心しとき、と小鬼を眺めながら言う)
>>53
「ン〜?あァまあちぃとは知っとるよォ、儂ここの主様(ぬしさま)の右腕やからねぇ〜」
(顔は広いんよ〜、と薄く笑う)
「んで、ええところちゅーんは、あの奥、見えるやろぉ?でっかいお屋敷」
(そう、百鬼邸を指さして言う)
「あそこにおんの、主様」
>>55
「 へぇ、それじゃあお兄さんは偉い感じダナ!、あはッ 」
( その言葉を聞き楽しそうに笑いながら視線は違うところを見ながら歩き。呼び刺されたほうを見て、猫いるといいなぁなんてぼんやりと考えながらふぁっと一つあくびをして )
「せやねぇ、偉いよォ儂は」
(そして百鬼邸の前に近づくと、先ほど会った時とさほど変わらない場所に用があった影が見える)
「、あ、おった、閻ちゃぁん」
『?、げ』
(手を振りながら名を呼ぶと、また増えたというような顔をして閻魔が立ちあがる)
「なんや人間の嬢ちゃんが入り込んどったからァ、送ったげたよぉ」
『…食わへんかったのはえらいが、…またおなごか、今日はほんま人間がおおい…』
「んじゃあ、儂酒飲んでくるからァ、あとよろしゅうなぁ〜」
『…は!?』
(眉間を抑える閻魔にそう言うと、閻魔がそちらを向いた時には酒呑は既に消えていた)
「 あはっ、一時期猫と月だけこの世にあればいいと思ってたけどあれは撤回ダナ!、あーでも、ン〜つまらない人間は要らないし……あはっ、なんでも理解不能なことがいっちばん!!そんな世界あればいいのになァ 」
( 先程までいたお兄さんが目の前で消えるのを見て目を輝かせて、とても楽しそうにるんるんとした様子で一気にしゃべり笑顔を浮かべて。はっと目を見開き、目の前に違うお兄さんがいるのに気付き更に楽しそうな笑顔を浮かべて )
『…とんでもないやつ渡してきたやんけ酒呑…』
(こちらを見て目を煌めかせている目の前の彼女をみてはぁ、とひとつため息をこぼす)
『理解不能がええんやったら、街で遊ぶんでもこの子らと遊ぶんでもなんでも、【ここ】やったらちょうどええやろ』
>>54
「「…………」わー」
(あんなのが無数にいるとかおちおち悪さできませんね、といった体)
(寝落ちました(´・ω・`))
62:◆Qc:2020/12/20(日) 05:18 >>61
(ミス)
『……まぁみーくんなだけマシやな、あの小僧』
「みー!」
『ん、ありがとな、あとで仕事戻ろか』
「みー!!」
(名前をとって駆け寄ってきた小鬼を前にしゃがみ、頭を撫でつつそう告げる)
(……その様子を二人は見ていた。
そして落ち着いたころ、あることを聞こうと決意する)
「……ここから現世には、戻れるんですか?」
「あと――どこか、居てもいい場所って、ありますか?」
『、なんや、居場所が欲しいんか、お前さんら』
(2人からの問に、キョトンとした顔をして告げる)
『…戻れるよ、お前さんらはまだ生者やここは僕の仕事場でもなんでもないから、迷い込んだだけやしな、それと…』
(そこまで告げると、先程のように立ち上がる、後ろには百鬼邸が)
『現世であれこれは出来ひん、僕の特権はここと黄泉と天国地獄の門だけや、せやから、居場所はここか、死者の国しかあらへんよ、現世の居場所なんや、用意できひんからね』
(――)
(現世には元々居場所が無いも同じである。
なら、ここに居着くのが正しいのかもしれなかった
……現世にはもう一人仲間がいる、その事だけが気がかりだったのだが。)
「……正直言って、戻りたくないです」「でも――死ぬにはまだ早い。そんな気がします」
『…せやなぁ…死にたい訳はないか……、嬢ちゃんら、ここは先もいうたように、魑魅魍魎、悪鬼羅刹が集う街や、もちろん、僕がおったら襲われることは無い、けど、もしもがある、そのもしもに、僕は対応できひんかもしれへん』
(……それでも)
『…それでもええなら、僕は君らを歓迎します』
「「……」」
(別に示し合わせてもいなかった。しかし、
二人は同時に頭を下げる。
棚から渡りに船。
……なら、いつか報いたい、と思いながら。)
「「……よろしく、お願いします」」
『…ん!よし、なら先ず部屋作らなあかんな』
(頭を下げる2人の頭にポンっと両手でを置き、ぐしゃぐしゃと撫でる)
『とりあえず、酒呑と、…茨木やな問題は…まぁ僕から言うたらええか、ほんじゃ』
『…ここで、なんかしたいことある?君ら』
「…………便利屋……とか」
(碧月にとって意外なことに、それを言ったのは今の一瞬でふらついた想月だった。
とにかく慌てて支える。
…碧月もそれには異論ない。
……だが)
「……ん」
(ご都合主義の如く、またもや共感覚)
『……便利屋なぁ…』
(この街で、子供の見た目をしたものが、)
『……店、増やすかぁ』
(視線を自分の街に向け、自分の頭をガシガシとかきながら、そうつぶやく)
『…ホンマに今日は客が多いな』
(そして、情景を見つつ、そう言葉をこぼす)
(辻斬りの犯人を捕らえて欲しい、との依頼でやってきた少年
最近めっきり仕事が減って苦労している所だったので飛び付いた。
……が、被害者の傷から辿った犯人の位置にどこか違和感を覚えて、それでも向かっていたところ)
(……気付けば、彼は魑魅魍魎蔓延る街、快楽道中に迷い込んでいた)
「……なんだこりゃ」
(片方しかない目を見開く。
……が、なんか聴いたことのある声がしたので、妖怪の絡みを無視しながらそちらへ向かう)
『……ん』
(指を輪っかのようにして街に向け、それを除きこむ)
『……おんなぁ、人間』
(閻魔様に苦労かけてるなぁ、と二人は思っていた
……が、共感覚とその直後の彼の仕草によりそれは吹き飛んでしまい)
「「……葬月」」
(ようやく自分達の瞳に映った少年の名前を呟く)
『…またしりあいかな』
(今度はおのこ、先から聞いている限り、名前が…)
「……えっとこれは、どういう状況で?」
(そのまま直ぐ側にやってくる葬月。
……取り敢えずただならぬ雰囲気の男に注意が向いたが、多分悪人ではないだろうと予測をつけて)
「……まぁ、知り合い……というか仲間だ。あんたは誰だ?只者じゃないとは思うが」
(
『…むしろ、迷い込んできたんは君らやし、僕が聞きたいくらいなんやが…まぁええやろ、許可』
(口に手をやり、こほんと声を出して)
『…ここ【快楽道中】の主、閻魔様や、よろしゅうな』
>>59
「 ン〜、そうかもだけどここは普通の…いや人気が少ない路地だろ?、今は随分と色々賑わっているようだけどっ! 」
( だからあんまりここには来なかったし……と付け足し、不思議そうに首を傾げ。興味の対象が移ったのかふいっと別の場所を見つめながらここに来た原因を思い出し先ほど追いかけていた猫がいないかあたりを見渡して )
『…あ?何言うてん、ここはそこそこ前からこんなん……あぁ、君まさか』
『気づいてないんか、自分が死んどるの』
(そう、彼女の体を指さす)
『……ほぉん、猫、ねこねぇ』
>>78
「……えっと、ああ……そうか、閻魔様か……失礼したな、よろしく」
(敬称をつけただけで口調は変わらない葬月だった。)
「ここで便利屋やってもいいですか、って聞いてたところだよ」
(だいぶ省略しているが、その他にも碧月が状況を説明する。
葬月は一も二もなく「いいなそれ」と言った)
『…なかええんやな、まぁ店出すのはええやろ、許可します、店も僕が見繕ったる、なんか欲しかったら…みーくんお守りに一体貸したるから、この子にいうてや』
(そういうと、ペラリと札を1枚差し出す)
『ところで、住むところはどないするんや、店に住居構えてもよし、うちの百鬼邸きてもかまへんよ』
「「「……ありがとう」ございます」」
(十数秒の相談の末碧月が代表して)
「んー、店に住居構えますね。そっちの方が迷惑かけないので……」
『おー、ええよ、わかった、月一でも週一でもなんでもええけど、みーくん伝いで報告してな、僕がここをまとめるんは休暇の間だけやから』
(そう言うと、どこから取り出したのか、閻魔帳と書かれた神がまとめられた手帳と呼ぶには大きすぎるそれを手に、告げる)
『ついでにこれを君らの【労働】とします、善行かさねれば重ねる分だけ、現世で起こした罪を軽くしたる、死ぬ前にチャラにして裁定の時には1発天国行きになれるよォ頑張りや』
「了解です」
(そして
……三人の表情が真に真面目なものになる。
ほとんど正当防衛だったとはいえ、犯した罪は一人で背負うには大き過ぎる。
……だから、三人で頑張れ、と誰かから言われているような――そんな感じがした。)
(三人揃って頷く。どれほどかかるかわからないが、こんな自分たちでも人の役に立てる。
天国は半ばオプションだった。)
『…………』
(そんな彼らの様子を見て、ペラリと閻魔帳を捲る)
(彼らは生者、今後次第で逝きさきは簡単に変動する)
(贔屓などはしない、ただ、石を積み続ける子供を見るよりかは)
『まぁ、店が出来るまではうちに来や、焦ようなもんとちゃうし、部屋なら用意したるわ』
「「本当にありがとうございます……」」
「…………どうも」
(閻魔から一瞬だけ祈るような雰囲気を感じた気がした葬月はやや返事が遅れた。
だが、その事はおくびにも出さずに記憶から抹消した。
そして質問するのは想月である)
「……百鬼邸……って、何部屋あるんですか……?」
『…』
(なんへや、という言葉に体を一瞬固め、その後、百鬼邸へと振り返る)
『……………何部屋』
(だったか、忘れてしまった、最後に部屋に誰かを迎え入れたのなんて覚えていないし)
『…多分、100くらいちゃうの』
(自信なさげにそう言う、だって作った時の記憶なんて曖昧だし)
>>80
( 死んでるのに気づいていないという言葉にきょとんと首を傾げるも猫という単語を聞き、少し飽き飽きしていた表情がぱぁっとかがやき、ぎゅっと顔を近づけて )
「 死んだとかどうでもいいンだけど、お兄さん猫どこに居るか知ってるのか!?…あはっ、ついてるなぁ!!なァなァ、どこにいるんダ? 」
『、興味無いんか、…まぁええわ、猫だけ見たいんやったら街に猫又が経営しとるねこかふぇ言うんがあるよ、戯れたいんやったらいってき、凶暴な客さえ入ってなかったら猫まだ食われとらんやろ』
(なんだか不穏なことを吐きつつ、街へ指を指す)
「 あははっ、そうか、本当に死んだのか!殺される原因はいっぱい作ってるからなァ…ン〜、自分から死んだ可能性もあるけど、まっ、天才が自分から死ぬのは面白くないしまた可哀想って言われるから多分しないと思うけどナっ!滑稽に死んでくれたなら一番っ! 」
( 道行く他の妖たちをじぃーっと見つめながら先ほどの口ぶりから本当に死んでいるんだろうなぁと思いながら告げて。自分なんかどうでもいいというより自分よりも興味深いものの事考えた方が何倍も面白いしなんて。そっと自分の手のひらを握ったり開いたりしながら少しむすっとした表情を浮かべ )
「 …別にそういうわけじゃないんだけどなァ……なんとなくさっきまで追ってた猫探したいだけだし 」
『はぁ?可哀想も何もあるかいな、みんな死ぬんやみんな一緒やろが』
(なんや可哀想て、と心底分からないという顔をする、そも人間と閻魔の価値観など違うに決まっている訳だが)
『…猫と戯れるんとちゃうくて探しに来たんかいな、…やけどただの野良猫なぞほとんどおらんやろ、猫又になりかけとかやったらおるかもしれへんけど……みーくん』
(そこまで言うと、パンパンと手を叩く、するとまた小鬼が)
「みー!」
『ねこ、猫やと、探せるか?』
(ひゃく。
多分そんなに部屋がある建物は――仕事柄葬月くらいだろう、見たことがある者は。
三人して顔を見合わせて)
「……最悪一部屋でいいですが……二部屋、ありますか?」
(男女別室は基本。
それに想月の体のこともあるので、そんなことを言ってみた。)
『あぁ、ええよ、あまりくさっとるからな、一応使いが掃除しとるから汚くはないやろうが…まぁ、見てからやな』
(了承し、おのれの百鬼邸を眺める)
『まぁちぃとだけ待っといてくれ、使いに【令】だすから』
(そういうと、懐から人型のような紙を取り出す、閻魔がふぅと息を吹きかけると、それはふわりと浮き、百鬼邸の中へと)
>>92
「 知らなーい、周りが勝手にいってるだけだし興味なーい、わざわざそんなつまらない感情抱くより猫を愛でる時間のほうが有意義だしナ 」
( 肩を竦めながらため息をつきながら相変わらず周りの景色を見て。その行為にも飽き始めたのかふわぁっとあくびを一つ漏らして。彼が手をたたいて現れた小鬼を見れば先ほどまでの態度から一変表情を輝かせて、じぃっと見つめ )
「、、、み!」
『…なんや、珍しいんか』
(呼び出した小鬼に目を輝かせる彼女をみて、懐から5枚の札を取り出す)
(それを空中に放ると、一定の場所で札が止まり)
ポンっ
(と、音を鳴らして、札があった場所から、顔を布で隠した、犬、鹿、馬、羊、猪のような動物が現れる)
>>94
(……正直掃除は自分達でやるつもりだったのだが。
まぁ自分達より遥かに熟練していそうなのでとくに何も言わなかった。
それよりも、今の紙……)
「……便利そうだな、それ」
(葬月がぽつり。)
『あ〜?…気になるんやったら使い方教えたるで、便利やろうしな』
(札をまた懐から出して見せつつそう告げる)
「「大王様」」
(様々な声が重なった物が背後から聞こえる)
「お部屋の」「準備が」「出来ました」
(振り返ればそこには全く同じ服装をした人間のような見た目の使いが少しのみ誰もなく百鬼邸の入口から通りを挟むようにずらりとならび、立っていた)
『おん、ありがとう、この子らがお客さんや、丁重にな』
「「承知致しました」」
「じゃ、今度お願いする……」
(閻魔の使いがずらり。
それに気を取られて返事は弱い。
……一瞬昔見た行列を思い出して急に
流石の葬月でも縮こまる)
『……、なぁ』
「はっ」「なんで」「ございましょう」
『ちんまくなったって』
「「承知致しました」」
(閻魔がそう言うと、しゅるしゅると、使いのもの達は葬月らと同じ程度の身長に縮んでゆく)
『……これで怖ない?』
(そうして、3人に声をかける)
(……なんか違う
が、確かに怖さという感情は抱かなくなったような気がして)
「……多分。あんまり慣れてないんだよなこういうの」
(慣れかなぁ、と葬月)
『ほぉん、そういうもんか』
「大王様」
『あー、うん、よろしゅう』
「さぁさ」「皆様」「皆様」「どうぞこちらへ」「ようこそ」
「「ようこそ、百鬼邸ヘ」」
(するりと、2列に並ぶ使いたちが、百鬼邸側の腕を上げ歓迎する)
「「「よろしく」お願いします」!」
(頭を下げて
やや気恥ずかしさがあったが、そういう時こそ礼儀である。)
「ええ、ええ」「良い子達だ」「生者とはこれ珍しい」「お部屋へ」「ご案内しましょうぞ」
(途切れ途切れに違うものが言葉を紡ぎつつ、百鬼邸の中へと誘う)
「お気をつけください」「お気をつけください」
「茨木童子様がお眠りです」「粗相のないように」「気づかれぬように」
(いい子と言われた経験がないので少し照れる。
……で、碧月の心のメモ『やばい』、茨木童子。
丁度使いの者達がいろいろ言うのを聞いて葬月も真顔になって従う。
ここで戦闘になって迷惑はかけたくない)
「大王様」「これにて我らは」「失礼致します」
『うん、その子らのことよろしゅうな、茨木が起きたら、すぐ僕に知らせて』
「「承知致しました」」
(そういうと、1番百鬼邸に近かったものが屋敷の扉を開ける)
(奥まで続く絢爛豪華な和を全身で感じさせるような、吉原のように暗い紅い雰囲気が漂う)
「こちらへ」「こちらへ」
(音を鳴らすことも無く屋敷へ使いたちが上がってゆく)
「……ひろーい」
(鳥肌が立った。
いや、まぁ。
当然のことながら潜伏していたところのあばら屋よりも百倍豪華だった。
全員「本当にいいのだろうか」という思考に一瞬動きが止まる)
(……そして戻ってくる。
くるくると辺りを見回す)
「お部屋はこちらにございます」「なるべく童子様方とは」「離れているお部屋にて」「こちらへ」「こちらへ」
(するすると、列に寸分の乱れもなく階段を昇ってゆく)
(遅れまいと、そろそろとついてゆく。
音はなるべく立てず。
想月がつまづきそうになったので碧月が背負う。
さらに慎重に進むうちに使いの先頭に追い付く)
「着きましてにございます」「着きましてにございます」
「ここ二部屋にございます」「ごようがありますれば」「お呼びください」「お呼びください」
(着いた部屋は広く、窓から見下ろせば快楽道中が全て見おろせるような場所、必要であろう家具は全て取り揃えられており、男女で別れ、2人部屋と一人部屋、というところ以外に違いは見受けられない)
(身の丈七尺はあろうかという大男が地に伏すと同時、周囲の見物人達から大歓声が上がる、誰も少年が勝つなど有り得ないと思っていたようだ)
「オレの勝ちだな、さぁ約束通り金寄越せ」
(大男に勝利した深紅の髪の少年が金を催促する)
「ほらよ」
(大男は口惜しそうに銭の入った袋を投げる、少年は投げられた袋を掴みとると人混みを掻き分け大通りの方へと歩きだし)
「…はは、ええねぇ、ええねぇ、面白いことやっとるやんけ」
(そんな少年の近くから、声)
「……そないな金持って、なにすんのぉ?坊主」
(紅い、大きな盃を持って、酒を飲んでいる鬼が問掛ける)
「まだ決まってねぇよ」
(自身も半鬼故、鬼に臆することなく問いにぶっきらぼうに返し)
「ほぉん、やったらただの勝負で賭け事しとっただけなん?あは、茨木みたいやわァ」
(けらけらと笑っている、飲む酒の量は止まらない)
「賭け事? 勝負を挑まれたから返り討ちにした、で、銭袋(こいつ)を手に入れた、それだけだ」
(やはり口調はぶっきらぼうなまま、銭袋を手に入れた経緯を簡潔に述べ)
>>111
「「ありがとう」」「ございます!」
(真似。
やはり子供だった……が、それは多少興奮していたからで。)
「……りょーかい。俺はこっちの部屋だな……あ、案内どうもありがとう」
(早速窓に近づきながら振り返って一言、葬月。
碧月と想月は早速部屋をどう使うか相談していた。)
「あや、なぁんや、そいつから仕掛けたんかいな、あは、仕掛けたんに負けるとは、だめやなぁ」
(けらけらと笑う)
「それにしても、強いんやねぇ、坊主」
>>117
「ええ」「ええ」「なにかありましたら」「お呼びを」「お呼びを」
(そう、使いが言った時)
バゴンッッッ
(と、巨大な破壊音が下の階から鳴り響いた)
「……起きられた」「起きられた」「大王様をお呼びせよ」「お客人殿」「どうかしたには降りられませぬよう」
「……………人間」
「茨木童子様」「お静まりくださいませ」「お静まりくださいませ」
「…人間の匂いだ、なァ、人間の匂いだ」
(巨体、酒呑を少し超えた大きさの、山吹色が目立つ鬼)
「なァ!閻魔ァ!」
『……………おきてもうたんか、茨木』
「人間の匂いだ!人間の匂いだぞ!テメェ、ここに人間を招きこんだのか!」
『ここは僕の屋敷です、どうしようが僕の勝手やろが、あと、食ったら承知しません』
(茨木から、一方的な睨み合いが続く)
「チッ、人間なんて飯以外に何があるってんだ、この『茨木童子』がいる場所に人間なんざ呼び込んでんじゃねぇぞ」
『これも【業務】のいっかんです、我慢しぃや』
「糞が…!」
>>120
(――――)
「碧月」「なに」「間違っても見に行こうなんて思うなよ?」
「いや無理だよ!こわい!」
(葬月が案外真面目な調子で碧月に言う。
能力から完全に封じ込めるのは不可能だからだ。……が、すごい速度の返答から心配はないだろう。
……彼がなんとなく天井を見た時、木材に古傷が刻まれているのを発見してしまった。
……これは、厄介なことになりそうな気がする)
「だいたい酒呑がい『酒呑は既に知っとります、うだうだ言うんはお前だけやぞ』チッ!」
(酒呑童子の了承を得ている、ということに、何も言えなくなってくる)
(血管を浮き出させ、いかにも怒っている顔をしたまま、ふと、上を見上げ、そして─人間たちを見つけた)
「、チィッ」
(……ぞわり、と鳥肌が立つ。
碧月は祈ろうとしている想月を止める羽目になった。
竜巻とか起こされたら洒落にならない。)
「……見られてる見られてる」
(当然こちらからは見えない、が葬月の能力により天井に傷をつけた者の様子はわかる。
閻魔が止めに入っているようだが――となるが、どうなるかわからない以上動けない)
『茨木』
「…あァ?」
『脅すんちゃうぞ』
「何言ってやがる、鬼がどうして餓鬼共に優しくせにゃ」
『【僕】の客や』
(一言)
(一言だけ、放つ)
(その一言にどれだけの重さがあるかなど、言うまでもなく)
「…チッ!糞が!」
(その一言を真正面から受けた茨木は、機嫌が悪そうに外へと出ていった)
(バタンッと扉が閉まる)
『…すまんな、大丈夫かぁ?』
(そして、少し声をいつもより出して、上の階にいる人間たちに声をかける)
(殺気が消えた。)
(全員肩の力を抜く)
「ふー……」
「だ、大丈夫です……ありがとうございます」
(碧月は二重の意味でため息をついて、想月は聴こえてきた声に返答する。
震えていたが危機が去ったので程なく戻るだろう。
葬月は窓から、出ていく茨木童子を一瞬だけ眺める。
そして同じように息を吐いた)
『いつかはかえってくるやろうが、まぁもう大丈夫やろ、アイツあんまり人間好きとちゃうから、くわれへんようきぃつけてな』
(3人の声を聞き、忠告を投げておく)
>>128
「……はーい」
(やはり死とは怖いものである。
閻魔の忠告を胸に刻んでおいて各々あってないような荷物の整理をする)
「……落ち着いたら三人で快楽道中見て回るか」
(碧月の能力を借りることになるが――と葬月。
窓から見る景色はなかなかよかった。)
『……ほんじゃ、あの子らの身の回りの世話、頼むで』
「「承知致しました」」
(使いに【令】をだし、おのれはまた快楽道中と死者である彼女がいる場所へ)
(一方)
「酒呑!!!!」
「お、きたきた」
「お前!なんで人間なんぞ受けいれてんだ!!」
「あらぁ、ばれてもたん?」
(ドスドスと音を鳴らしながら酒呑童子がいる店へときた茨木童子、ご機嫌ななめ)
>>118
「まぁそれなりにな、そういうアンタも結構強いんじゃねぇか?」
(強さを認められるのはやはり嬉しいらしく、満更でもなさそうに頬を緩ませながら言って)
「儂はなぁ…強いやろけど加減できひんから、ここでは儂の戦闘はご禁制や、この街物理的にえぐれてまう」
(やれやれと言うように首を振る)
「あーでもこの子も強いで?儂の相方、まぁこいつもご禁制なんやけどな」
茨木「…酒呑、誰だこいつ、見ねぇ顔だ」
「わーしらと同じ鬼さんやってぇ」
(ニコニコと笑う酒呑と、同類であるということで機嫌が落ち着いてきた茨木)
>>96
( 様々な動物たちが現れたのを見て、少し驚いたように目を見開き満面の笑みを浮かべて。そのまま拍手をしてぐいっと近づき、子供のように目を輝かせてぴょんぴょん跳ねながら )
「 お兄さん凄いナっ!!なァさっきのどうやってやったんダ!?もう一回もう一回っ!! 」
『……』
(ぐい、と近づいてきた彼女を見て、目を瞑り、パンパンと手を叩く)
(ポンポンっと、叩く度に懐から札が飛び出し、顔を隠した動物たちが増えてゆく)
( その様子をじぃっと見るが、仕掛けなどは分からずうぐっと唸りながら顎に手を当てて、そのまま何かを小さく呟くも少し悔しそうな表情を浮かべて )
「 …、それどうやってるんダ?、全然わからない、うう〜っ!!、こんなの初めてだから悔しい 」
『これは本物とちゃうからなぁ、そうあるように見せとるだけや』
(説明が下手なのかよくわかりにくいことを言う)
『さっきの僕の使いもこれ、まあちゃんと考える位はできるやろけど、本物ではないからまぁ、玩具やな』
(手を叩くのをそろそろやめる)
「 ふーん、そうなんダナ!納得はしたけど……ああでも、ううん、ふつーに悔しいっ!!…ああでも世界はこんなもんって思い込んだ自分の驕りだナっ! 」
( その説明を聞き納得した様子で頷いて先ほどの動物たちを見るも、見破れなかったことなどが悔しかったのか少し不貞腐れた表情を浮かべあーあとため息をつき )
『手品みたいなもんや、天才なんやろ、練習したらいつかできるわ』
(そういうと、ボンッと、動物の形をとっていたそれが形を崩し、それらに着いていた札を回収する)
「 ん〜、やりたいけど見てるほうが楽しそうダナ…私って何でもできるからナっ! 」
( 練習したら出来るようになるという言葉を聞いて少し顔をしかめた後あっけらかんとした態度でつげ、練習…かぁ、なんてぼんやり考えながらふぁっとあくびをして )
『ほぉん、まぁ100年200年くらい練習したらちったぁ出来ると思うけど…まぁええわ、…それにしてもほんま、死んだっちゅうんに元気やねぇ』
(そういうと百鬼邸の入口の段に座り、頬杖を着く)
「 実感ないし、生きてようが死んでようがどうでもいいしナ〜……きょーみない〜 」
( 100年という言葉に更にうえっと物凄く嫌そうな顔をしつつ、その言葉を聞ききょとんと首を傾げながらあははと笑いながら告げ。だんだん会話にも飽きてきたのかつまらなそうに髪の毛を指に巻き付けてはほどいてを繰り返し )
『…やけどなぁ、死者やったら、僕には関係あんねん』
(話を聞きつつ、そうぽつりと呟く)
『君、これからどないするん、死んどって、その上この街に迷い込んどる、…ほっといたらなんにもせずにそのうち消えるで?』
(ここは死者の国黄泉ではないのだから)
「 ン〜、……私は猫と月があればいいんだけどナ 」
( その言葉を聞き、これからどうするのか聞かれて少し困ったように考え込み。別に生きてようが死んでようが一人なのは変わらないし、どーしたもんかな。家族もいないから別に未練は……ああでも一人だけいるな。血はつながってないけど……、嫌なこと思い出したなァ…、まぁいいや、 )
「 決めたっ!お兄さんが決めてっ!!これ以上考えるのはめんどくさいし、なんか嫌なこと思い出しそうになったから考えることを放棄するっ!! 」
『それ、ほんまに決めたって言うんか…?』
(急な投げやりな言葉に少し呆れたように言葉を返し…)
『…消えるのは嫌なんやな?…せやったらまぁ、僕の許可があれば、僕が黄泉に休暇が終わって帰るまでは、存在固定をしてあげます、帰るまでな、休暇が終わったら一緒に黄泉行くで、死者やし、裁定をせなあかんからね、黄泉では許可がなくとも存在は出来る、…どない?』
(そう言って首を傾げる)
「 別にそれでいいゾ!、決めてって言ったのは私だしナ…、うん、問題ないんじゃないかな 」
( 特に深く考えず頷き。自分のことなのにどこか他人事のように感じつつもまぁさっき自分が言ったことだしいいよねなんて頭のすみで考えつつ、手のひらを閉じたり開いたりして )
『他人事やなぁ…まぁええわ、それじゃ』
「閻魔大王様」
(二人の会話の中にひとつ、別の人間の声が入る)
「……死者ですか、…祓いましょうか?」
『いや、ええよ、この子は僕が許可を出した子や、祓わんといて』
「…はぁ」
(そこに立っていたのは、刀を腰に2本携えた端正な顔立ちをした青年)
「 他人事って言われてもなァ…自分のことなんてどーでもいいし、悩んだところで死んでることには変わりはなさそうだしナ 」
( そう告げた後、入ってきた人を見て喋るのをやめ景色をぼーっと眺めつつ、二人の様子を見ながら欠伸をこぼして、閻魔という言葉を聞き死者だったら関係あると先ほど言ってた言葉を思い出し納得し。青年をじっと数秒見るものもその後退屈そうに視線を逸らして。 )
(そんな様子の彼女を横目にちらりと見るとこちらも興味がないのか、閻魔に話しかける)
「今夜の周回に参りました、…酒呑は」
『何回言うても君には合わせません、妙なことした妖怪共はみーくんがまとめてくれとるよ』
「わかりました、…それにしても、本当に死者を黄泉送りにはしないでよろしいのですか、呼ばれましたら、いつでも」
『駄目です』
(死者を残しておく閻魔に疑問を唱え、鬼切の刀身を出しゆるくかまえようとするところをとめられる)
「…ですが、地縛霊なぞになれば意味は無いでしょう、首を落とした方がよろしいかと」
(心底不思議そうに首を傾げる)
( つまらない人、そう感じたのかぐっとのびをしながら二人の話し合いを退屈そうに眺めて、せめて何か退屈をつぶせるものないかなぁと思いながら道行く妖たちを見つめつつ足をぶらぶらとさせてまたあくびをこぼし。自分の話なのか知らないけど続く会話を聞きながらぼそりと小さく呟き )
「 ……あきた 」
「……暇そうですね、ご自分のことにも興味が無いようですが」
(先からの会話は聞こえているだろうに、つまらなそうに呟く彼女を見て、告げる)
「 興味ないし〜、別にどーでも良くないか?…生きてようが死んでようが変わらないしナ 」
( 話を振られてもなお路地を見つめながら答え、小さくため息をつき )
「…?では、なんのために生きていたので?生きるも死ぬも同じであれば、それは存在しないのと同義では?」
(心底分からないというように首を傾げ)
『頼くん、やめなさい、興味無いことぐらいよくあるやろ、天才くん』
「おや、お褒めいただきありがとうございます、…まぁ、それもそうですね」
「 ふぅん…じゃあ聞くけど、青年、お前はなんの為に生きてるんダ? 」
( そう言ってびしっと人差し指を差しようやく視線を青年に向け、酷く詰まらなそうな表情を浮かべながらこてんと首をかしげる。まぁ人の考えなんてわからないし、理解もできないしどうでもいいやと思いつつ、天才と呼ばれた彼がどう答えるのか純粋に興味を示し )
(その問いかけに、彼は)
「弟たちの人生の為ですが」
(そう、なんの迷いもなく、ストンと答えた)
「そのために僕は生きていますとも、…というか、そこまで歳も変わらないでしょう、青年と呼ぶのはやめなさい」
「 要するに家族って事だナ、ぜーんぜん理解できないけどっ!あはは!! 」
( 弟という言葉を聞き、先ほど一瞬思い出した存在を思い出し表情を消すも、すぐさまあっけらかんとした表情を浮かべふっと笑みをこぼして。青年と呼ぶなと言われれば不思議そうに首をかしげて。名前を覚える気はないし何て思いながら )
「 ……?いやでもお前が青年である事実に変わりはないだろ? 」
「カテゴリーで呼ばれるのはどうかと、私には先祖から受け継いだ名前がありますので」
(胸に手を当てて告げる)
「名前には、意味があるものですよ」
「 対して意味はないと思うけどナ…ただの呼称だろ 」
( 心底面倒くさいといった表情を浮かべつつ、ふいっと先ほどまで向けていた視線を逸らしてあくびを一つ。猫いないかなとあたりを見渡しながらまた足をぶらぶらと動かし )
「 まァいいや、覚えておくかわからないけど……青年名前は? 」
「聞くなら覚えなさい、…礼を尽くすのであれば名を聞くより先に名乗ってもらいたいものですが…まぁ常識が通じそうにありませんし、いいです…」
(呆れたようにため息をひとつ落とす)
「私は『源ノ 頼』、呼ぶのであれば頼と呼んでくださいね、家名は好いておりませんので」
「 へぇ、随分と立派な名前だナ 」
( 前何かの文献でみた名前とにた名前だなと思いながら、相変わらず視線はそらしたままありきたりな感想を述べて。礼儀ねぇ……今日は何かと思い出す日だなと頭に浮かんだ人物を忘れるようにため息をつき。 )
「 覚えてたらそう呼ぶ〜 」
「それはまぁ、立派な先祖様より授かりました名なので」
『立派さんは立派さんやけど、僕、いつか酒呑が読みに行った時に頼光さんとはちあったらどないなるかおそろしゅうてこまるわ』
「それは源ノ家が潰えた時の話でしょう、まぁ、私が酒呑を殺しますので関係ありませんが」
『やめなさい』
(『頼光』『酒呑』、様々なキーワードを出しながら話す)
「…それで、あなたの名前は?」
(話をしながら、そう、彼女に聞き返す)
( 二人の会話を聞きながらぼんやりと路地を見つめつつ、『頼光』という言葉を聞き、前読んだ本を思い出して一人で納得して。ぼんやりとしていると名前を聞かれて少しうんざりとした表情を浮かべ )
「 さっきのお兄さんも青年も同じ事聞くんだナ、名前なんてただの呼称なのに、つまんな〜い 」
「 ほたる、思い入れもなーにもないから好きに呼んでいいゾ 」
「あなたも僕に名前を聞いたでしょう、つまらないのはあなたですよ」
(さらっとそういい、閻魔に向き直る)
「この死者はこれからどうするので?」
『とりあえずは僕が保護します、たまに遊んだってね』
「………」
『嫌そうな顔せんの、同い年くらいやろ君ら、お友達にでもなり』
「…死者と生者が、ですか」
「 お前がなんかごちちゃごちゃ言うから聞いただけじゃん 」
( べっと舌を出してそう告げ。二人の会話を半分聞いている足元に先ほど追いかけていた猫が現れて。嬉しそうに表情をほころばせるとそっと猫の毛並みを撫でて。死んでも触れるんだなんて事を思いつつ、『友達』という言葉を聞くと不思議そうに首を傾げて、視線は猫に移したまま素朴な疑問を問いかけ )
「 友達って必要なの…?、青年だって嫌そうにしてるし 」
「口が悪い」
(はしたない、と呟く)
「…まぁよいでしょう、…女性の扱いも、そろそろ学ばなければなりませんし」
(そういって、彼女の前に手を差し出す)
「友人関係です、よろしくお願いしますね」
(そう、薄く笑って)
『必要かどうかは関わってから決めなさい、あと、その猫追っかけとったんか…頼くん』
「!…あぁ、あれですか」
(閻魔に声をかけられ、なんのことかを察すると)
「…『式』」
(口の前に指を2本立て、そう唱える、すると彼の足元から、閻魔が以前作りだしたような顔布をつけた2匹の猫が現れる)
「 17年生きてきたけど、人間関係のありがたみを感じたことなんてないゾ…ああ、でも学校に通わせてもらったことは感謝だナ、学校も学校で学べること以外は面倒だったけどナ 」
( 差し出された手を無視しつつ、関わってから決めろと言われて今までの周りの人間を思い出しうんざりとした表情を浮かべながら、猫を撫でながら呟き。ごろごろと喉を鳴らす猫を見て幸せに微笑みながら。青年が猫を出したのを横目で見たあと、足元にいる猫にまた視線を移して )
「 青年、それはさっきそこのお兄さんが見せてくれたからやるなら違うやつがいい 」
「…わがまま、…栞さんのようですね…」
(無視された状態に親近感を覚え、小さくつぶやく)
「……どんなものが見たいんですかねぇ、あなたの好みを知りませんので」
(パチンと指を鳴らすと、猫たちは消える)
「………可愛らしいものなんて、あまり覚えていませんし」
( そう言われて少し困ったように眉を下げて。好きなもののうち一つは手元にいるし、もう一つは空に浮かんでいるからいいんだし。さて、どうしたものかなとぐっと小さく伸びをすると、膝に乗っていた猫は逃げてしまい残念そうにため息をつき。困っているのかわからないけど、これ以上迷惑かけるのもなと思い、息を少しはいた後ようやく視線を戻して、差し出された手を取って )
「 青年、無理しなくていいゾ…、『仲良く』すればいいんだろ 」
「!、はい、それではよろしくお願いしますね、『絆桜さん』」
(そういうと、人のいい笑みを浮かべ、握手をする)
「 ……よろしく、青年 」
( うさんくさいと思いながらもそれを口に出さずに、はぁと息をつきむすっとした表情のまま握り返した後手を話。そのままふいっと視線を逸らし。どうせこの人も…、なんて思いため息をつき。今日は嫌なことばっかり思い出すなとそのままぼんやりと路地の風景を眺め )
「…あなたは、人間関係に近い話題が出ると、嫌な顔をしますね」
(人のいい笑みを浮かべ、手を握ったまま、目を細め、告げる)
「……」
(えみは崩さない)
「 生憎、嫌な思い出しかないからナ…どうでもいいけど 」
( 離してくれない手を見て嫌そうにしながら、更にため息を一つ。いつになったら離してくれるんだろうなと思いながら興味なさげにまた視線を路地へ戻し。余計なことを考えるより景色を見てるほうが有意義そう思ったのかそのまま何も喋らず路地を眺め )
『よしよし、仲良くなったな』
(パンパンと手を叩きながら、声をかける)
「閻魔様」
『ん、とりあえずはなしたり、嫌そうな顔しとるから、わざとやろ』
「おや、ばれましたか」
(閻魔にいわれるとパッと直ぐに手を離す)
『まぁ、ほたるが黄泉にいくまでは、二人とも仲良うしとり、…頼くんは許嫁が嫉妬せえ変くらいにな』
「…はは、しおちゃんは私に嫉妬なんかしませんよ」
( 手を離された瞬間握られてた手を嫌そうに払い。仲良くしろという言葉を聞き嘘でショと小さく零し、聞こえないように舌打ちをして。まァ今後会わなきゃいいだけと言い聞かせて。目を閉じ、ため息をついた後、誰にも聞こえないような声で呟き )
「 …死んでも人間と関わるなんてナ 」
( まぁどうでもいいや、猫はいるし月は見えないわけじゃない。面白いことも探せばあるだろうし )
「……こんなに人に嫌われたのは初めでです、まぁ、猫被らなかった僕も悪いんですが」
『いやぁ、猫かぶっとったらもっと嫌われとったと思うであれは』
「………」
(ぐぱぐぱと、手を握った方の手のひらを見つめながら開いたり閉じたりを繰り返す)
「………死者と手を繋ぐ、なんて」
>>132
「あー、見たところアンタら、純血の鬼だもんな、オレみたいな混ざり者とは格が違う訳だ」
(戦いはご禁制との言葉を受けて、二人の鬼を上から下までくまなく見て納得したように言って、しかしそれでもオレは負けないと言外に匂わせるような不敵な笑みを見せ)
>>176
「………あ?」
「あーちゃうちゃう、茨木にその辺の話題はだめや、怒ってまう」
(ビキ、と額に血管が浮きでる茨木の首根っこを掴んでとめながらつづける)
「儂は純血やけど、このこはちゃうんよ、まぁ同じ混ざりもん同士、なかよぉしとき」
>>175
( そんな二人を横目に、ポケットに手を突っ込むと少しひんやりとした何かが当たり、何か分からずに出してみればロケットペンダントで。こんなの持ってたっけと思いながらカチッと開いた後はっと息を呑みそのまま閉じてそのまましまい。ぼんやりと空を眺めながら先ほどみた物や嫌な事を全部吐き出すように息を吐き、手を開いたり閉じたりしている青年を見てふと疑問に思ったことを訪ねて )
「 青年、お前確か弟いるんだよナ?……弟のこと煩わしく感じる時ってあるのか? 」
「……は、」
(その質問に、初めて、頼は動揺を見せる)
「…あるわけ、ないでしょう、…私の、弟が、…やっと、まともに呼吸ができる、居場所なのに」
(途切れ途切れに、目を見開きながらたどたどしく答える)
(僕の、生きる意味)
( 今まで饒舌だった彼が言い淀んでいるのをじっと不思議そうに見つめ。彼の目線は泳ぎ瞳孔は開いている、恐らく心拍もあがっている…どうしてそこまで動揺するほど執着しているのか分からずぎゅっと眉をひそめて。ああぁ、でもきっとわからなくても分からなきゃいけない。そのまま顎に手を当て少し考え込む様子をみせて。先ほど彼に生きる意味を聞いた時のことを思い出し、自分には分からないけどきっと彼にとっては大事なことなのかもしれない )
「 …ごめん、青年、悪いことを聞いたナ 」
「………」
(その彼女の謝罪の言葉に、1つ沈黙を置いて、次の瞬間)
ゴンッ
(と、彼は自分の眉間を殴った)
「………………………すみません、言葉一つで動揺など、…まだ私も未熟者でした」
(少しだけ赤くなった額を擦りながら、動揺前の様子に戻る、殴ったことで己を正気に戻したらしい)
「 っ!!…………ハ?、」
「 いや、別に大丈夫だ、今回は多分あたしが悪いんだろうシ……いや青年頭大丈夫? 」
( その光景をみて目を見開き紅い瞳には困惑の色を滲ませて。面白いけどそれよりも怖いんだけど……そんな事を考えながら、少し後退りをしながら目線をそらし。先ほどの様子が嘘のような彼をちらりとみて少し心配そうにたずね )
「………どちらの意味でも大丈夫です」
『馬鹿やなぁ、そのうち舌噛みちぎって正気になろうとかしそうやわお前さん』
(ぺしっと頼の額に札を当てる)
「む、…」
『応急処置な、後で龍洞院の子にでも治してもらい』
「…はい、ありがとうございます、閻魔様」
(札越しにまた額をさする)
快楽道中の1番初め、街が始まるところにて、ひとり
「……」
(赤い、巫女服を着た娘がひとり)
「…らいくん、またここにはいったかな」
(快楽道中の最奥にてすでに閻魔と話をしている青年の名を呟き、快楽道中の入口にある鳥居の柱に片手をつきながら立つ)
「……家出したのに、らいくんいないから、探しに来たけど………ひとりだとなぁ…」
(流石に、1人ではいくら巫といえど対処出来ない、閻魔がそばに居るからこそ、『前』はぶじだっただけ)
「……どうしよう、かな」
(ふう、と、ため息をこぼし、そうつぶやく)
「 ………あっ、猫 」
( 少し息抜きにと思い散歩をしている途中で黒猫を見つけ、ふっと笑みを浮かべるとその猫を追いかけて。追いかけていたものも途中で見失い困ったように眉を下げると、視線の先に巫女服を着た少女を見かけ。どうしようかと少し悩むものも先ほど追いかけていた猫が気になるのか、ふっと柔らかい笑みを浮かべて話しかけ )
「 ごきげんよう、あの、この辺りで黒い猫見なかったかしら? 」
「!」
(気かけられた声に驚き、びくりと軽く体を跳ねさせる)
「ご、きげんよう…えっと…猫はみませんでしたけど…」
(こんなところに迷い込んでいるのに笑みを浮かべて話しかけてきた彼女に向かい、表面はおど…とした様子を見せて、内心で警戒心を高める)
「あの…お姉さんは猫を追いかけてこちらに?その、ここは…」
(そう、ちらりと街の方に視線をやり、街を見せるよう誘導する)
「 えぇ……少し根をつめすぎていたので気分転換にと思って出たら見かけて 」
( 警戒されている…、そんなことを頭の隅で考えつつ問いかけに頷き。…追いかけたらもしかしたらいるかもしれないと思ったからとは事情を知らない相手には言えず、少し困った笑顔を浮かべ。街を見ても猫はどこにもなさそうで一瞬少しがっかりとした表情を浮かべるも、また先ほどのような困った笑みを浮かべ )
「、…………あまり見えないんですね」
(街にしせんをむけても見えている様子がないところを見て、ぽつりとつぶやく)
「……いるかもしれませんよ、ねこ」
(そしてそう、街を指さす)
「可能性の話ですけれど、それに私、この街に用があるんです」
「一緒に探検しませんか?」
(そう、可愛らしい笑みを浮かべた)
頼「……しおちゃん……?」
(ぽつりと、言葉を零し、街の奥を見る、が、あまりの長さに端まで見えることは無い)
「…………」
(まさか、はいってきたり、は…)
>>189
「 それなら、お言葉に甘えさせて貰おうかしら 」
( その言葉を聞き、少しきょとんとした後くすっと頷きながら微笑んで。あまりここには来たことはないし…、そんな事を思いながら、なんて呼べばいいのか分からずまた困った笑顔を浮かべながらたずねて )
「 ……そういえば、貴女お名前は? 」
「……龍洞院です、龍洞院栞」
(名前、と聞かれた時に、ほんの少しだけ笑みが引つる、でも直ぐにとりなおし、答えを示す)
(そのまま相手の方を見て、片手を差し出す)
「手、繋いでいてください、危ないので離さないように」
>>190
「 青年…、お前心配なら向こう行けば? 」
( 少し不安げに誰かの名前を呟いた彼をみて首を傾げながらそう告げて。心配なら、気になるなら行けばいいのに何て思いながら、先ほどから握りしめてるロケットペンダントに興味をうつしこれどうしようと考えつつ )
>>192
( 一瞬彼女の表情がこわばったのを見て、もしかして名前を呼ばれるのが嫌いなのかしら…。と頭の隅で考えつつ差し出された手をみて少し考え込んだ後、そのままその手を取って )
「 …ここって、そんなに危険な場所なの? 」
>>193
頼くん視点
「…………閻魔様」
『入ってきとるね、…ん?…なんや、人間も一緒やんけ』
「!!!」
(その答えに、彼女に言われた通り、急いでかけ出す)
栞ちゃん視点
「…しりたいですか?」
(手を握り返して、目を少し細め笑う)
「……まぁ、信じてもらえるか分かりませんから詳しくは言いませんが、はい、危険ですよ、だから私から手を離さないで」
(頭から食べられてしまいますよ、と告げる)
「 じゃあな〜、青年 」
( そう言って手を振りながらあくびをして。そのままぐっと伸びをすれば。ふと視線の先に黒猫を見つけて首を傾げる。ここに来るときに追いかけてた猫じゃないなと思いながらも、警戒されないようにそっと頭を撫でて )
「 んふっ、お前どこからきたんダ〜? 」
-----
「 それを言うなら貴女も危険なのは変わりないでしょう? 」
( 頭から食べられると聞いても表情を変えずに首を傾げながらしれっとそう返して。路地を歩きながら感じる寒気に少し眉を顰めてため息をつく )
「 でもそうですね……あまり近寄りたくはないかもしれませんね 」
( あの子は面白がって入るかもしれないけれど…と小さく呟きながら目を伏せて )
「…………」
(笑みを浮かべたまま、考える)
(きっと気づいてはいないのだろう、自分たちが歩く道に、『なに』がいるのかなんて)
(それらがみな、こちらを向いているなんて)
「…大丈夫ですよ、私は、巫なので」
(もういちど、笑う)
「 …そう 」
( その言葉を聞き少し驚いたように目を開いた後、ふんわりと笑い。その後無言で歩くもその後つぶやくように言葉を紡ぐ )
「 あまり、無理はなさらないでください…、私にできることはあまりないかも知れないですが 」
( お節介…ですかね、と小さくつぶやいた後手を先ほどより少しだけ強気握り再び無言で歩き )
「…ふふ」
(そのこちらを気にかけた言葉に、笑みだけを返す)
(それでも、信用しない)
(誰も)
(誰も気づくことは無いけれど、)
「(…あの人以外)」
「しおちゃん!!!!」
「!」
(声)
(驚いた)
(探しに来てくれるんだ)
「『らいくん』」
頼「っ!なんで入ってきてるの!危ない!」
(肩を掴んで問いかけられる、走ってきたのかな、息が荒い)
「…らいくんがいないから、探しに来たの、それと、お姉さんが猫を探してたから」
(………、そう、お姉さんに、話題を移す)
頼「お姉さん…?」
( そんな二人の要素をみてふっと笑顔を浮かべて、小さくお辞儀をして )
「 ……お邪魔のようだから、私はここで。猫を撫でられなかったのは少し残念ですが、仕方ありません 」
「 いい、息抜きになりました…またご縁がありましたら、それではごきげんよう 」
( そう言って彼女の手をぱっと離してまたお辞儀をして。その瞬間チェーンの切れた金色のロケットペンダントを落とすが彼女は気づかないまま、そのまま振り向き今まで来た道を歩き )
頼「、あの」
(落としたペンダントに気づいてひろい、声をかける、そして)
「『あなたも』猫を探してきたんですか」
(猫を愛でていた、彼女を思い出す)
「 ……ええ、最近は滅多に追いかけたりはしないのですが、なんとなく今日は追いかけたくって 」
( その言葉を聞き困ったように微笑みながら頷き。あなた『も』という言葉に少し引っかかったように首を傾げ傾げながらくすりと笑いながら告げて )
「 わたしの他にもそんな猫が好きな方がいらっしゃるのですね 」
「ええ、つい先程、(無理やり)友人になりました」
(大事な情報が聞こえなかった気がする、気づくのは栞のみ)
「…お姉さん、ここから出るには、主の許可が必要です、そのまま鳥居をくぐっても、帰ることは出来ませんよ…しおちゃんも」
(ロケットを差し出しつつ、本題を告げる)
栞「うん」
「 そう、なんですね…… 」
( 帰れないという言葉を聞き少し困ったように眉を下げて、差し出されたペンダントを見てはっと息を飲み。大事そうに少し傷だらけのそれをぎゅっと握り締めながらお辞儀をして )
「 っ!、ありがとうございます、これを無くしたら悔やんでも悔やみきれませんでした 」
「 ……では申し訳ないのですが、その主様のところまで案内してもらえますか? 」
「ええ、もちろん、それに、この当たりは危ないですから、元からそのつもりでしたよ」
(かちゃり、と腰の刀が揺れる、一般人から見てみれば、銃刀法違反である)
「しおちゃん」
(声をかけ、手を差し伸べる)
「…うん」
(差し伸べられた手をとる)
「お姉さんも繋ぎましょう?」
(そして彼女も、離されたてをもう一度伸ばした)
「 …二人の邪魔じゃないかしら? 」
( おかしな二人と思いながら手を繋ぐのを少し躊躇い。どうするべきか悩むように顎に手を当て )
「?危険ですよ、繋がないと」
(不思議そうに首を傾げるらいに、栞が告げる)
「らいくん、みえてないの」
「え、…あぁ、迷い込んでるからてっきり、…なるほど…」
(納得したように頷く)
「お姉さん、大丈夫ですよ、いきましょう?」
「 ……それなら、失礼しますね 」
( そう言ってそっと彼女の手を取って、少し困ったような笑顔を浮かべて。そのまま何もしゃべらずにただ街の景色をみて )
『…………あらあら、まーた大所帯になってもうて』
(長らく歩いた先にて、屋敷の前の段に座して待っていた閻魔が声をかける)
頼「ただいま戻りました」
栞「お久しぶりです、閻魔様」
『はいお久しぶり、元気にしとるか?栞ちゃん』
「ええ、もちろんです」
『 ……は? 』
( そんな三人など眼中にない様子で二人とも動きを止めてお互いの目を見つめて。それまで繋いでいた手を勢い良く離して、閻魔様の隣にいた少し不透明に見える動きを止めた少女に彼女は駆け寄る。そして目の前に行くと震えた声でその少女の名前を呼び )
「 …あなた、ほたる、ちゃん……よね?、 」
( すると少女はひゅっと息をすい、視線を彷徨わせながら手をぎゅっと握り締め )
「 ……ナツ姉さ……ナツセン、パイ? 」
( そんな少女をみて少しさみしそうな笑顔を浮かべて彼女は誰にも聞こえないように呟く )
「 もう、姉とは……呼んでくれないのね 」
「っ、」
(急に手を離されたことに驚き、一瞬目を瞑る)
「、しおちゃん、…大丈夫?」
「う、うん…ありがとう」
(方を支えられつつ、彼女らの様子を見る)
頼「…」
(拾った際に、見えていた、ロケットの中身、…まさかとは思ったが)
『…知り合いなんやねぇ』
「 ……殺されたときいたのだけど? 」
( 相変わらず震え声で尋ねる、違うもっと優しくと思っていても今までの溝はそう簡単には埋まらず、そう告げた後ぎゅっと彼女は唇を噛みしめ。一方の少女はその言葉を聞きはっとして目線は合わせずにいつものような調子で言葉を紡ぎ )
「 死んでるらしいから、そうらしいゾ……殺されたのか、そうか、んで、わたしを殺したのはナツセンパイの刺客か? 」
( その言葉を聞き彼女はひゅっと息を飲み、悲しそうな声で告げ少女の肩を掴もうとするものもその手は通り抜け更に表情を歪める )
「 そんなわけないでしょっ!……妹をころす姉なんて、それくらい、それくらいっ! 」
「 ああ!分からないサ、でもっ、でも!!…理解するくらいなら近寄らないでって言ったのはセンパイじゃないカ!!そんなの、分からない、、わからないに決まってるだろ!? 」
「 ほたる…ちゃん、違うの、 」
( 面白いでも飽きたでもない感情を連ねた少女は悲しそうな表情を浮かべる彼女をみて、そのまま息を吐出し感情のない淡々とした声で表情のままそっと目を伏せて )
「 割れてしまった卵は元には戻らないし、お椀に入った水が地面に零れたとしてもそれをお椀に戻すことはできない………聡明なセンパイにはこの意味が分からないわけじゃないダロ? 」
『はぁい、いったんおちつきや』
(ぱんっ!と、妙に耳に響く音をならし、声をかける)
『……死者と生者や、あんまり言い争うのはよろしくないなぁ』
(百鬼邸に碧月と想月を置いて散歩しているのは葬月。
……もちろんただ散歩しているのではなく、脳内で地図を作るためなのだが)
「……なんか不思議だなぁ」
(別に何かあったのではなく、妖怪や亡者で賑わっているこの街を総称した結果そう呟く。)
>>214
『……』
(あやあや、今は茨木も外におんのになぁ…しゃあない)
『みーくん』
「みっ!」
(名前を呼ぶと、地面からポコンっと姿を現す)
『あの子、なんかあったらあかんから、ついてったって』
「み!」
(敬礼をし、葬月の後を追ってとてとてとかけていく)
>>213
( その音を聞いて二人とも動きをとめ、一人は興味がなさそうにあくびをしながら、もう一人はぎゅっと手のひらにあるペンダントを握り締めて。そんな様子の彼女を少し観察してから先ほどの感情的な様子が嘘だったかのように淡々と告げる )
「 私は言い争う気なんてないゾ……、それにナツセンパイの瞳孔も開いていて視線がさまよってる、わたしも少し冷静ではないしこのまま話していても平行線をたどるだけダ、『意味のない話し合いは好きじゃない』それは確かセンパイも同じはずだろ? 」
( そう言って不思議そうに首を傾げる少女を見て、その言葉を聞いて悲しげに目を伏せて。少し強調され告げた言葉は紛れもなく、私が彼女に言った言葉で、何も言い返せずそのまま俯いて。そんな様子の彼女を見て少女は不思議そうに首をかしげる )
(後ろの気配に一瞬で気付き振り返り)
「……あれ、小鬼……確かみーくんっつったけ」
(大体閻魔様が外は危ないとでも言ったのだろうか。……
備えあれば憂いなし。自分も気をつけて行動しよう……と思う)
『まだ僕は君らの閻魔帳の頁をみてへんから、君らにどんな関係があるんか知りません、けど、…ここの主は僕や、言うこと聞いてな』
(そう、段に座って汚れた服を叩きつつ立ち上がる)
栞「……………」
(じ、と連れてきた彼女を眺める)
>>217
「み!みみっ!」
(よっ、と挨拶をするように金棒を持ち上げてふる、ぶおんぶおんと凶悪な音が聞こえる気がする)
「みみっ!みー!」
(そのまま彼の横を歩く)
>>219
「……ははっ、よう」
(なんとなく挨拶されているような気がしたのでこちらも軽く微笑む。
碧月ではないが確かに金棒の奏でる音は怖い。
頼もしいなーとか軽く考えつつ歩く)
>>220
『…ほぉん、仲良さげやんけ、あっちは問題なさそやな…』
(指を輪っかのようにし、覗き見つつそうこぼす)
『まぁ、みーくんがおったらどうにでもなるやろ、心配いらんかな』
>>216 >>218
「……」
「…、!…しおちゃん…?」
(落ち着かなそうな2人をみて、栞がほたるの方へとちかよる)
「……」
(手を伸ばせば触れるくらいの距離になると、栞は立ち止まって両手を伸ばし、蛍の両頬にするりと手を添えようとする)
「 …っ!……? 」
( 伸ばされた手に一瞬びくりと驚いたように肩を震わせるが、そのまま添えるように伸ばされた手に不思議そうに首を傾げきょとんとした表情を浮かべて。そのまま困ったように視線をさまよわせながら小さくため息をつき。 )
「……ふふ」
(そんな彼女の様子を見て、くすりと微笑む)
「…猫みたい、自由気ままで、伸びやかで」
(頬を撫でながら、呟く)
「綺麗ですね、貴女の瞳、亡者とは思えないくらい」
「 ………、はァ 」
( 柘榴色の瞳に困惑の色を浮かべ、首を傾げながら相槌をうつ。亡者と聞いて本当に死んだんだなぁと他人事のように思いながら、自由もある程度の制約の中で何も好きな事を好きなようにやってるだけだし…。なんて思いながらそっと目の前の同じ年ぐらいの少女をじっと見つめて )
頼「·····」
「…もう誰とも、好んで関わろうとはしてないみたい、自分だけの世界を構成しようとしてる」
私みたい
(ぽつりと可愛らしい笑みで零した言葉は、目の前の彼女以外に届くことは無いだろう)
『·····おい嬢ちゃん、いくら『巫』っちゅーでもあんまし死者と関わるんは』
「いやです」
『……………は』
「せっかくですからガールズトークをしましょう、いいお話が出来そう!」
(そう、ほたるにむかいニコリと笑った)
「 ……っ、 」
( 小さく漏らした言葉を聞き何かを言いかけるがやめて。死んだのだから言い争い何て意味ないしなァ、そう思い興味を無くしたかのようにそのまま、まだ戸惑ったようにじっと手元を見ている彼女を見て、そっとため息をつき。そのままぼんやりとしていると話を振られて少し困ったように眉をひそめつつため息をつき )
「 別にいいけど、特に話すことないだろ?……ていうか青年に用があったんじゃないの? 」
「見つけたならもう用は終わったようなものですから」
頼「…はぁ…」
(背後で頭をかかえてため息を吐く青年)
「はなすことは、そうですねぇ、好きな物の話でもしましょう、話題なんてなんだって構いません」
(そういうとたちあがってふりかえり)
「お姉さんも、です」
(そう、先まで一緒にいた女性に声をかける)
「 …?、意外と冷めてるんだナ 」
( 想像より冷めた反応に思わずきょとんとしながら呟き。後ろで青年が嘆いてるのを見て少しおかしそう目を細めて。その後急に話題を振られた彼女は少し驚いた様に目を見開き、少し困ったように眉を下げ )
「 !、…えっ、私? 」
「 ……ナツセンパイ、どーするの?あたしは別に構わないゾ〜 」
( 別に構わないといい、ふわぁと欠伸を漏らす少女を見て、彼女は懐かしそうに目を細めて小さく呟く )
「 相変わらず自由ね、ほたるちゃんは 」
「····冷たい女ですから、私、…さ!では街へ行きましょう、閻魔様に会えましたもの、被害はないはずです」
(2人に向かい手を差し出しながら、閻魔の方をちらりと見る)
『はいはい、楽しんどいで〜』
頼「·····鬼共に、会わないように」