『あぁ、ええよ、あまりくさっとるからな、一応使いが掃除しとるから汚くはないやろうが…まぁ、見てからやな』
(了承し、おのれの百鬼邸を眺める)
『まぁちぃとだけ待っといてくれ、使いに【令】だすから』
(そういうと、懐から人型のような紙を取り出す、閻魔がふぅと息を吹きかけると、それはふわりと浮き、百鬼邸の中へと)
(……正直掃除は自分達でやるつもりだったのだが。
まぁ自分達より遥かに熟練していそうなのでとくに何も言わなかった。
それよりも、今の紙……)
「……便利そうだな、それ」
(葬月がぽつり。)