>>15
(相手の言葉に、プロトは首をかしげる)
「…帰還命令を出されましたでしょうか、…貴方様が、私に」
(心底不思議そうに、そう告げる、相変わらず感情は薄い)
「……私は戦闘用の人形(ロボット)ではなく、娯楽用の人形(ドール)として改造されました、故に戦闘耐性はほかの団員様方よりもありません」
(一つの沈黙を置く、するとプロトは己の胸に右手を添え、瞳を閉じでそう呟く)
「…………『マスター』からの帰還命令は出ておりません、どうぞ、壊すも殺,すもお好きなように、きっと、壊しやすいですよ、『貴女』」
(そう、にこりとほほえんで告げる、よく見れば彼女は丸腰で、何を持っている様子もない、その美しい笑みは機械的で、あまりにも微動だにすることはなく、その姿は本当に絵画や人形と呼ぶべき『美』であった)
(だが、あまりにも、あまりにも彼女からは、
…銃口を向けられているにもかかわらず)
殺気も失意も好意も、希望も絶望も、どんな感情も映ることは無かった
(/すみません〜!>>使用ですね!以後気をつけます!お褒めいただきありがとうございます〜!!)