>>ミーティア
流石だぜおっさん。あばよグランギニョールのクソ共が!!
(相手が放った弾丸は見事エンジンに着弾し大きな炎がトラックを包む。「アンタなら当てると思っていた」と言わんばかりの表情で左肩のナイフケースからコンバットナイフを一本取り出せば、素早い動作で何処から調達してきたのか小型のダイナマイトを括り付け。
最後に罵るように叫び声を上げればそのまま逃走しようとするトラックにナイフを投げ入れて。ナイフは先程相手が命中させたエンジンの風穴にすっぽりと入り、瞬間凄まじい爆音と共に団員の悲鳴が上がる。どうやら成功したようだ。
余程興奮していたのか一度出血が収まった筈の左腕から血がポタポタと再び流れ落ちる。しかしそれにも気づかず当の本人は腹を抱えて笑っており。)
アッハッハッ悪の組織もざまぁねえな!
「 ……よくやった。…あれでは、もう逃げられはしない
…だが 献、あまり罪でもないもの憎んではいけないよ 」
( 炎上 火が燃える音に連なり、人の悲痛な叫び声が。
…長く響く事も出来ず、広がる炎に掻き消される
一瞬 惨状に目を背けるが 声の途切れる前に__)
「 生き残った者が居れば確保する!
…献、周辺の警戒を怠るなよッ 」
( 今も火事炎上を続けるトラックに駆け付ける
__幾ら かさむだろうか?…弾丸の発射機構が
完全に断裂した上で、フレームまでボロボロの
"傘"を投げ捨て、火の粉渦巻く中の悲鳴を探す )