お前の名前はサタナキアだよ。…サタナキア。
(瞬間、世界が壊れるように二人の魂が途切れた)
(途切れる直前。
二人をつなぐ心の世界で、デレナキアは叫んだ!
「待って!」
どこか遠い場所にものすごい勢いで飛んでいく魂(うどんみたいな形)を掴んだ。ズルズル、と摩擦で手のひらからは血が噴出した。
「…おまえと、もっと仲良く…ゴボゴボ…」
デレナキアは壊れゆく心の世界の中で、ついにその手を離した。ツンナキアが、彼から手を離したのだ。
「こんなやつ放っとけ」
「…でも、おれは…」)