っぐ…うぐ、あああぁ…お前、おまえ……そうかァ、やぁっと分かったぜ。
『不可説転』よォ。
(首を絞めつける半透明の鎖を掴みながら、ままならない呼吸で言葉を紡ぐ。)
…ぐは、グフフフ、ギャアーッハッハ!!
いいねえ、最高だ!ひっさびさにゾクゾクするぜ…神と殺し合ったときみてーによォ!!
転!気に入ったぜ!!ぎゃはっはははぁ!!
(首吊り状態にもかかわらず、享楽に満ちた瞳で転を見つめる。次第に喜怒哀楽から深紅のオーラがあふれた)
《ヂィィィィィ !!!》
( 鎖をさらに勢いよく引っ張ります。
ばこーん☆ 凄まじい音です。おにいさんの体はトンネル天井をぶち破り、「至り」ます。
ゴォォォォォォォ
トンネル上は、すなわち、線路へ。
眩い光はすでにおにいさんの目の前です。数秒も経たずにおにいさんは電車に勢いよくぶつかり、あわよくばミンチになるでしょう)
いいから夕ヒね。
( ちなみに、半透明の鎖は、雲の上にまで伸びており、どこに繋がっているのかは分からない。)