オイオイ転よォ、さっきの余裕はどこいった?
まずお前にゃ事前調査が足りねーよ。
…ん? でもまー無理もねえか。なんせ千年前だしな。
ま、んなことはどうでもいい。俺ぁ小難しいこと考えられねーんだ。
ウダウダ言ってるその口顔面ごとぶっ飛ばしちまえば済む話だろ〜〜?
ならお望み通り殺してやらァ。
俺ぁチキンレースは大得意だぜェ!?
(刹那、狂乱。全身を包む深紅のオーラは右腕に集中すると、淡い輪郭を形作り、やがて一本の剣へと変わる。
それはまるで翼のように膨張した。天まで伸びた剣を、転の無防備な体目がけて一直線に振るう。)
痛っ
( ザク、ッと。右と左、二つに両断されました。
横目にして、鏡に映る物々から言えることは「グロい」その一言に尽きるでしょう。ええ、グロい )
あー。
( ブシャァ腸ア血ァア腸ァアァ血アァ ! ! !
のみならず、桃太郎のごとくフカセツコロブの体、胃から刀身、そして突き破って出てきたのはーーー )
やぁ、喜怒哀楽。100年ぶり。
外なるぼくが死ぬのをずっと待っていたよ。
( 己が身よりも長々しくカラフルな刀を持つフカセツコロブ、ぼくだ )
ぼくを殺してもいいけど、結局無限につづくよ。ぼくの 胃 は無限と接続されているから。それでも、やる?
( 刀を構えだし )