>>56
痛っ
( ザク、ッと。右と左、二つに両断されました。
横目にして、鏡に映る物々から言えることは「グロい」その一言に尽きるでしょう。ええ、グロい )
あー。
( ブシャァ腸ア血ァア腸ァアァ血アァ ! ! !
のみならず、桃太郎のごとくフカセツコロブの体、胃から刀身、そして突き破って出てきたのはーーー )
やぁ、喜怒哀楽。100年ぶり。
外なるぼくが死ぬのをずっと待っていたよ。
( 己が身よりも長々しくカラフルな刀を持つフカセツコロブ、ぼくだ )
ぼくを殺してもいいけど、結局無限につづくよ。ぼくの 胃 は無限と接続されているから。それでも、やる?
( 刀を構えだし )
ギャハハハ! いいね、最高だ!!
おめーも百年夜を跨いでみろよ。
この享楽から抜け出せたくなっちまうからよォ!!
(享楽に満ちた双眸に宿すのは、在りし日の情景。
かつて神と百夜連続で戦い、殺し、封印された狂気の過去。)
(太陽を背後に飛び上がり、喜怒哀楽が再び深紅の剣を振るう。)