>>64
ギャハハハ! いいね、最高だ!!
おめーも百年夜を跨いでみろよ。
この享楽から抜け出せたくなっちまうからよォ!!
(享楽に満ちた双眸に宿すのは、在りし日の情景。
かつて神と百夜連続で戦い、殺し、封印された狂気の過去。)
(太陽を背後に飛び上がり、喜怒哀楽が再び深紅の剣を振るう。)
きみが笑う時は、ぼくにとって笑えない時だ。
( 陽の光を遮断する者。
その彼が振った剣を刀で受け止める。
もちろん、真っ向から受けるつもりはない。こっちの刀が割れてしまう。だから、
[ ジ ジ ジ ジ ジ ]歪な音。
刀を斜めに傾けて火花を散らして受け止める。 )
胃( 内なる世界 )の中で、ぼくはだいたい100年間、きみと戦っていた。だからぼくは、きみの正体についても、きみの行動についての 意味 を知っている。
( 相手の二つの目。ぼくではなく別世界を覗く目。
[ キン ッ ッ ]
ぼくは刀を真横から力一杯薙ぎ払う。
喜怒哀楽の赤い天然ソーセージを、刀に引っかかる形でその腹部から引きずり出す。 ビチャビチャ )
こんなこと無意味だ。きみは知ってるかな。
享楽っていうのはさ、現実逃避なんだよ。