「 ……我等がが蹂躙を生きとし生ける方々へ強いた時代 」
( 座した 深き腰を上げ、集約する"黒"を散らす
___教会の間を包む宵闇は とくとくと薄れ
薄らに隠されていた …月の明るみは ……より"黒"を薄める )
「 謳歌、そして繁栄と呼べば聞こえのいい…
生きること迄 生き地獄。…"世紀末"の座す世界 」
( 黒を自ら剥がさば 暗がりより現れし"純黒"の小柄 )
「 …それを打ち崩し … 明るみを仰ぐを否
自ら世紀を甦らするは ____"人"でしたのよ 」
「 ……お忘れになって? …今も昔も…
人は僅かな希望のみを胸に 」
"神"も"悪魔"も ___討ち果たした唯一の種である事を
ふぅん、オマエ、女のガキかぁ?
ああでも、旧い匂いがするぜー。
おれはぁ難しいこと分かんねーけど…これは人間だけの戦いじゃねーんだってェ?
人から外れた…おれみたいな奴らさァ、父さんが救ってくれるんだってよぉ。
おれもよぉ新世界の味ってやつキョーミがあんだよなァ〜〜
…あ、旧神もどんな味すっかなぁ。
(長い舌をチロチロと出して笑う。)