ああ、これで…もう一度あの店に行こう。
ちゃんと制御もできるようになった。
だから、みんなと――
(ドクン!)
(ドクン)
(ドク…――)
【契約を忘れましたか?】
(ふと、声が響いた。赤い目の横を冷や汗が滑り落ちる。)
【ずっと待っていましたよ。あなたが『契約を破る』ことを。
一ヶ月もあれば事足りる。契約を破った場合、どうなるかご存知ですか?】
【それは――】
(その瞬間、髪と双眸は燃えるような赤色に染め上げられた。
ただそれだけの話。)
(これはエピローグみたいなものなんでスルーしといてください)