「…………知性が無いのはあなたでしょう、ま、聞く耳も持たないのならかまいませんわ、私、お猿さんに興味ありませんの」
(ふんっと顔を逸らし、もう一度シキを見下ろす)
「……あのなぁミヤ、馬乗りになるのはやめたまえ、痛いし、僕貧弱だから君どかせられないんだぞ」
「ふふふ♡どかせるつもりありませんもの♡」
「…………」
(はぁ〜と前髪をかきあげ、どうしたものかと考える、このままいくと……)
「うふ、うふふふふ、このながめ、最っ高ですの……!」
(恍惚とした表情で『双剣を持つ』彼女に、リリィより先に解剖される)
…あなたの鳴き声は実に姦しいですね。
お嬢さん、仕方ないので私が躾てあげます。
シキさんの『全て』を見るのは私の権利ですよ?
愛しい腸を渡す気は毛頭ありませんから。
(席を立ち、シキに馬乗りになるミヤの元へコツリと歩み寄り)