「パンクは好ましくないので、頑張って避けてしまいましょうね」
狙い打たれるそれらを避けながら、引き潰すように戦場をかける
だが、天を見上げれば、さらにこちらを狙う殺意
「………」
ゆらり、と握っていたハンドルを手放し、バイクの上で立ち上がる
走る先は、潰した鉄の山
「…とどくかしら」
勢いよくスピードを上げた彼女の足は、その山を登りあげ
────────飛ぶ
「あっ、とどきました」
楽しそうに笑う刃が空中の殺意の目の前に
{駆動音}____『!?』 『WARNING❗』『Target!?』
( 先回りに待ち構えた機影は驚くように揺れ… )
{早い駆動音!!!}『❗❗❗』
( 一手、遅れ … 接近された機影がナイフを構える! )