__AGE :20XX [かつて日本と呼ばれた国の都市]
時は近未来 __平穏の都市へと
僅かな進歩を迎えた科学技術が牙を剥く!
日常を切り裂き! 襲来する鉄の怪物!
___奴らが狙うは "ディストピア" 設立!
暴れまわるロボットの軍団!__人はあまりに無力だった!
人の世、危うし!勢い付くロボットの軍団!
だが __近付く混沌! 突如 奴らを超える怪物が現れた!
無敵の暴力が奴らを蹴散らし 晴れた空を仰ぐ!
「『 いまは自分には、幸福も不幸もありません。
ただ、一さいは過ぎて行きます。』」
( 有名な小説の一説を口にし、あはっと笑いをこぼしながら夜道をあるく人影が一つ。くるくるとローブの紐を弄りつつ鼻唄をこぼしながら誰もいない道をのんびりと進む。ふと立ち止まり雲に隠れた朧な月を見上げそっと手を伸ばし呟く )
「 夜はいいよねぇ〜、人も少ないし、気温も変化しにくい。昼間に動けたらもう少し楽しいことあるのかなぁ…? 」
「 そういえば、このへん治安悪いって聞いたんだけどわりとそうでもないのかな…? 」
( 「 別に戦いたい訳じゃないんだけどねぇ。平和的解決が一番〜」なんてそっと呟きながら、右の人差し指に嵌めている指輪を弄りながら首を傾げ )
(_______)
(平和。…犯罪ひとつない、とも言い切れなくとも
間違いはない程の"平穏"な町並み、…それらは__)
『 聞けーーーッ 我が同胞達よ! 』
___地下深くに燻る野望に、気付ける筈も無かった!
『 時を20XX年!革新と先進を往くこの町に蔓延る人間!
長きに渡る機械が人間へ奉仕する時代の終わりが遂に来た!
__今やこの町に於ける我ら機械の占有率は40%に及ぶ! 』
( 黒いローブを纏う機械の前
果しなく整列する銀に唸る軍団! )
『 我ら機械の個としての能力は人間を遥かに超える!
そして数においてここまでの不足を埋められたのならば… 』
今! 『 革命を起こす時!! 』
ォォォ______________
『 宣戦布告の時は間近だ!さぁ 同胞達よ!
地下に設立したこの基地に人間が気付ける筈もない!
____全システム 全設備を起動せよ! 用意をせよ! 』
____各々が散らばり 基地は低く唸り声を上げ始める…!
『 侵攻の暁には各々の溜飲を大いに下げるが良いだろう! 』
『街を焼け!』
『草木を奪え!』
『生物も残らず占拠せよ!』
人 間 狩 り じ ゃ ァ〜〜〜〜❗
ニャー… ニャー…
「愛らしい子ですね、あなたは」
するりと、路地裏にて、子猫をに指を添え、言葉をかける影がひとつ
その姿は暗闇に桜が咲くように、桃の色が映える和服のようで洋服のような、多くが混ざりあった衣を纏っている
影 陰 景
「あら」
遠くから、皮肉かな
まるで感情を持っているかのような、機械の声が耳に触れた
「…………まぁ、ここなら襲われることも無いでしょう」
撫でていた手を止める、するとこちらを見上げる子猫にふわりと微笑みを浮かべて
「貴方は生きていけるでしょう?さぁ、お行きなさい、可愛い子」
そうして背を向ける
携えるは、鋼に咲き乱れる、桜花
「 『 自分がいままで阿鼻叫喚で生きて来たいはゆる人間の世界において、たつた一つ、真理らしく思はれたのは、それだけでした。』」
( ゆったりとしたペースで歩きながら同じように小説の一説を口にしながら進む。ちょっとした揺れを感じながらどうしたものかと顎に手を当てながら考え込む。まぁ戦うってなっても最悪腕や足の一、二本はとられてもなんとかなるしなぁと思いつつ )
「 あー、でも結構ジリ貧? 」
「 まぁいいや、『 ファンタズム 』 」
( 見えた未来は特にかわりない。いや、ロボットと女の人がいたような…。 )
「 まぁなんとかなるなる〜、今までもなんとなかったしね〜 」
( そういいながらロープの紐をしゅるりとほどき、魔力を込める。程度の強度になったロープの紐だった棒を片手に持ちながらまたゆっくりとあるきだす )
「 この時間しか活動できないからねぇ〜、夜は長いし楽しまなきゃ 」
「にゃーにゃーにゃー♪」
どこかのビルの上、移動するロボットたちを見下ろしながら、フェンスに腰かけ、飴をかじる
「なーんちゃって、桜のおねーさんひっさしぶりに見たなぁ」
軍辞めちゃったみたいだから、なーかなか情報が回ってこないんだーよねー、と高所を気にすることなく独り言をそれなりの声で話す
「楽しいねぇ楽しみだねぇ」
「──こんなにお金になりそーなシチュ、無いでしょ!」
両の腕を振り上げるその様は、まるで子供のように無邪気だった
{機械軍 通信} 作戦名 "宣戦布告"
[ミッションの内容を説明する 心して記録せよ]
__我ら機械軍初陣となるターゲットは宣戦布告だ
かといって不特定多数への人間へ強い戦闘の意思を示すには
無計画の破壊では事足りないだろう
機動型の[バトルシステム]25機からなる攻撃チームを
派遣し、人間が生活の主要な要とする"セントラルシティ"へ
速やかな襲撃、撹乱を行い、チームが撤退次第 後衛の空爆型
[バトルシステム]による徹底的な破壊を計画している
______革命の先陣がお前達攻撃チームと言うわけだ
______各員 健闘を祈る。…出撃せよ!
___________[メインシステム 戦闘モードを起動します]
_____________[生活圏_セントラル・シティ]
(___夜の暗闇の中ですら、街の灯りは
生活の基盤たるシティを明るく照らす…)
______[襲撃]______
ヒュゥゥゥゥゥ_____ {炸裂音❗}
(突如、… 平穏を切り裂く__"赤い光"を放つ機影の群れ!!!)
{悲鳴____} 『ATTAaaaaaCK❗』
( 数秒の間に広がる混沌の戦場!
ビル群を破壊!破壊!破壊するロボットの軍団! )
ピッ ___ (…内、1機は道路上に着地する…)
( そして、眼下に気絶し 地面に伏せる人間を前 )
{駆動音}____
( 容赦なく連帯する砲銃の狙いを定め…! )
「えぇ、えぇ、宣戦布告、宣戦布告ですね」
ざぁっ、と風がなる、髪がなびく、服がなびく
「懐かしいものです、その言葉、私も何度告げられたことか」
そこに立つは──美しい女
はて、そんな感性が機械たちにあるのかないのか、そんなことはさておいて、彼女は、いつの間にか、気を失った人間の前に立っている
「えぇ、えぇ、懐かしゅうございます」
携えたそれを、向かい打たれるそれに振るう
「すべて、叩き伏せました」
影よりいでるは、桜の紋様、防いだそれに傷のひとつもない
「えぇ、えぇ、鉄の塊とて、壊せばただのガラクタですものね」
大和撫子、いざ参らん
……………____暫しの沈黙
を
__{激しい駆動音} 『Enemy!!!』『ATTACK❗』
( 機械の撃ち放つ砲銃が沈黙を切り裂き、戦場を展開!)
『 ATTACK❗ 』 ____OK!
( 他、総勢24機…! )
( それぞれが都市への攻撃を開始する!
…今、現れた敵を排除するべく二機の増援…! )
『 ATTACK❗❗ 』
( 和服の女に対し、3機による
砲銃連射!___ )
>>9
「 ん〜、見捨てたら夢見は悪いかも…? 」
( ファンタズムで見た未来を思い、どうするかしばらく悩んだ後。地面に横たわる人間の元に瞬間移動をして、倒れた人間に向けられていた銃口の前に現れる。先ほどある程度の強度になったロープの紐を、ロボットに向けながら呑気に呟き )
「 わぁ…、研究所以外で機械初めて見た〜!! 」
( どこがコアかなぁと思いながら紐の強度を確かめ、「鉄なら貫通しそう」なんて呑気に思いながらながらじっと観察しつつ、どうしたものかと思いつつ、赤い光を放っている箇所に思いっきり紐を突き刺し。 )
「あら、あらあらあら、いけません、いけませんよ」
その口調とは真逆に、ガンっっ!!と、彼女のヒールが音を響かせる
「私を無視するなんて、目の前の女にたいして失礼ではありませんか?」
その音が響くと共に、彼女の影が花開く、いやそれは
「さぁ、風流とゆきましょう、打ち上げ花火をご覧あれ」
影から出たのは、いくつもの、それこそ大輪の花が開くように展開された、
爆弾
「全弾命中、だといいですね」
そうぽつりと告げた彼女は、踊るように、ふわりと
『殺意』に目掛けて、その全てを蹴りあげた
>>12
{破損音}____!!
( カメラ類を破損、人間で言う視覚の一部を失い
暴走するようにロボットが周囲へ狙いのない砲銃を乱射!)
{幾つものガラス 壁の破損音!}
_______
>>13
____!! ? {駆動音} 『 四機 ヤ ラ レ タ❗ 』
( おもむろに和服の女に避けられた三機、
追って空を見上げる頃には__ 撃墜された四機! )
『 ATTACK❗❗ATTACK❗❗ 』{発射音!!!}
( 地上の三機が空中の和服女に狙いを定め
小型ミサイル、砲銃を随時連射!連射! )
>>14
「 ありゃ…?まぁそう一発で壊れるわけないよねぇ 」
( 銃口から乱射される玉をあまり避けず、それでも一応急所である心臓に当たらないようにもう一度瞬間移動でロボットとの距離をつめ。普通ならボロボロのはずの彼?彼女の体の傷はほとんどなく、服の裾を乱暴にちぎり先ほどの同じ強度の紐を作り笑顔を浮かべる。まるで剣のように持ちながらロボットを真っ二つに斬り付けて )
「 こっちも無限に回復できるわけじゃないからさぁ……出来ればさっさと終わらせたいんだよねぇ 」
「あら、これは可愛らしいお嬢様、ここは危険ですので、そのお方を連れてお逃げくださいな」
柔らかく笑うその笑みの向こうには、戦場、だが、彼女はその優雅さをまるで崩さず、髪を耳にかけながらそうつげる
「それにしても、数が多いのが難点ですわ」
(そう、ふたたび流れてくる殺意を、愛刀て切り落とし、また先のように、影に咲く大輪の花を蹴りあげる)
「……被害が大きくなるのは困りますし、私だけを見てくださらないかしら」
頬に手を添え、はぁと息を着く、あまりにも、その優雅さは戦場において、異質である
>>16
{切断音}_____ GGG ...Jjjggg…!!!{爆発音❗}
( 爆裂!…真っ二つの機影が火球に包まれ 消滅する!)
_______『WARNING!』『WARNING!』
[強大な敵戦力を確認、数 2!][被害 5っ…]
__________
>>17
{更なる炸裂音!!!}______
[訂正!被害拡大!味方9機撃沈!]『WARNING!』
( 大輪の花を正に咲かすが如く、火の嵐に消え去る4機!!!
地上の三機は更に濃密に砲銃とミサイルの弾幕を放つ! )
『ATTACK❗』『ATTACK❗』
( …___ 和服女の背後より… )
『ATTAaaaaaaaCK❗』
( ナイフを構えた機影が突貫する!!! )
(___芳しくない戦場、…機影の舞う都市を 眺めるモノ__)
『 中々やるんじゃない?ちょっと時間掛かってるけど! 』
『(戦況は此方の不利に傾いています)』
( …機影の部隊とは違った、青く 重厚な
装甲 構成を持つ機体… ___『ハングドマン』 )
『(このままでは 部隊の全滅は時間の問題かと)』
『 いーじゃん!あっちが残った方が面白いよ 』
__________
『(面白い、とは?)』
『 さぁ? ギャハハ❗ 』
「甘い」
死角、そこから迫る鉄に、斜め後ろに足を踏み込み、頭部であろう場所に肘を決め込む
「戦場で死角など、最も注意すべき点です、演算処理はまだ私の方が上でしょうか」
もう一度言う、肘である、武具でもなく、己の肉体をモロにぶつけているにも関わらず、彼女平然と分析をする
「…さて、そろそろ」
ガンっっ!!
「ウォーミングアップも、終わりと致しましょう」
響いた音は機会を踏み台にした音、およそ人間のものとは言えないほどの跳躍の後、彼女は太刀を振り下ろす
機械から、嫌な音が、なる
「 ボク、むしろ君たちと変わらないと思うんだけどなぁ〜 」
( 人間に弄られてるもんねなんてつぶやきつつ、煙に噎せる。煙の中現れた実験体は先ほどまで負ってた怪我は一つもなく涼しげな表情でロボットたちを見つめ、強力な敵という言葉を聞き少し眉をひそめため息をつく。ファンタズムで見えたのは、この街を影で見ている人影は二つ。まだ戦えるけど…はて )
「 どうしたものかなぁ… 」
( そういいながら迫ってくるロボットたちは斬り伏せながらため息をつく )
>>20
{衝撃音}___『danger!danger!』
( 頭部 メイン・カメラが凹み、大きく怯む機影 )
して 怯む間も無く
{切断音}___ Uuu… ___
(一刀 __両断___)
{爆発音!!!} ( 続いて爆散❗ )
『WARNING❗WARNING❗』『irregular❗』
( 付近 …機影 6機の注視は無論 和服女へと__ )
『 ATTAaaaaaaaaaaaCK❗❗ 』
{無数の駆動音!!!}____
( 周辺6機、一手に和服女へ砲銃の集中砲火!!! )
>>21
『空爆接近❗』___{駆動音}
[報告 被害多数!残存9機、撤退する!]
( …恐れを成したか 和服女への攻撃要因他
僅か3機が都市から離れ、撤退する…__ )
______{大きく風を切る音}
『空爆[バトルシステム]作戦エリアに到着しました』
「……ふむ、数は減ってはいるのでしょうが、なんとも分かりづらいですね」
「轢きましょうか」
ガンッッッ!!!!
今までで、1番大きな音が、彼女のヒールから鳴り響く
次に咲くのは
「やはり、これがいちばんですね」
彼女の足、彼女の相棒
「さて、ひきずりまわしてしまいましょうね」
ブルンッッと、ハンドルを握り、鳴らす
次の瞬間、鉄の塊が視認したのは、顔面に迫るその前輪であろう
「パンクは好ましくないので、頑張って避けてしまいましょうね」
狙い打たれるそれらを避けながら、引き潰すように戦場をかける
だが、天を見上げれば、さらにこちらを狙う殺意
「………」
ゆらり、と握っていたハンドルを手放し、バイクの上で立ち上がる
走る先は、潰した鉄の山
「…とどくかしら」
勢いよくスピードを上げた彼女の足は、その山を登りあげ
────────飛ぶ
「あっ、とどきました」
楽しそうに笑う刃が空中の殺意の目の前に
>>24
{大衝撃音}_____gGGgGggg!!!{爆発音!!!}
( 機影1、和服女に轢かれ 爆散!…爆風が
可憐なるライダーの後ろ姿を照らし彩る…! )
『逃がすな❗』『ATTACK❗』{駆動音}____
( 背後から残る4機がブースターを吹かして追い縋る! )
{破壊音}___『CRAaaaaaaSH❗❗』
( 和服女 前方… 道路標識をバットのように構え
待ち構える機影が1機!!! )
>>25
{駆動音}____『!?』 『WARNING❗』『Target!?』
( 先回りに待ち構えた機影は驚くように揺れ… )
{早い駆動音!!!}『❗❗❗』
( 一手、遅れ … 接近された機影がナイフを構える! )
「さてさてさて、あと何機程でしょうか」
空中に飛び上がった体を狙う刃を、避けるように、とんっと己の足を踏み台にくるりと体を回す
「届いた」
(笑みと共に、刃が殺意を切り裂く)
「っよっと…」
すぐに飛びのき、手放し落ちていく己の足に器用にまたがり、地面につく、反動はあるが、どうやら何機か下敷きにしたおかげでクッションのように衝撃が吸収される
「さぁて、ドライブです」
>>21
『ATTACK… ATTACK…』
( …新たに戦場に姿を表す… 空爆の機影
___黒く 大柄な構成の威圧感、凄まじく… )
『 ATTACK… ATT__ {破壊音!!!}
(___瞬間 …空爆型、かの 機影が大きく装甲を抉られ…)
{爆発音!!!!!!} (____爆散)
____________
『 命中〜っ!!! 』
『(ターゲットが違うようですが)』
『(彼方は味方の空爆機かと)』
( ___巨大な、陽電子砲___
通称、"主任砲"を構えた『ハングドマン』…
空爆機の撃墜は、彼によるものらしい )
『 あれ?そうだっけ?
__ま、良いんじゃないのどうでも! 』
{駆動音}_____『じゃ、ちょっと遊ぼっか』
( …『ハングドマン』が狙いを定める…
狙撃の目標、次は… "和服女"と"もう1人" )
(____かなり離れた遠くの建物上より…!)
『 見せてみな… お前達の力をさ❗ 』
>>28
{連続しての爆発音}______
[___被、撃墜3 残存戦力3]
『ATTACK❗』『ATTACK❗』
( 残るは道路標識を構えた機影、徒歩で
和服女に追い縋る2機!___目先には )
{駆動音}___『re CRAaaaaaaSH❗❗』
( 再び待ち構える道路標識の機影…! )
「………あら、ふふ」
その様子を見て、笑みをこぼす、そして
とんっ
再び、足から体をはなす
心身を翻し、自らは後ろへ
主が離れたバイクは、まるで自立思考があるかのように、前へ
「これで、終わりでしょうかね」
そして彼女は、機械たちを真似するようにつげる
あたっく、です
「 ……4時の方向に2人 」
( 先ほどからファンタズムで見ていた二人のいる位置をとらえることは出来たが…。空に浮かぶ機体を見てうげぇっと今までのんびりとしてた彼女も少し焦った表情を浮かべる。少しずつ明るんでいる空を見て眉を顰める。短期決戦でやらないとまずいよねぇ…。狙ってるのが、お姉さまだけならともかく )
「 あーあ、ボクも狙われるねぇ 」
( 人差し指に嵌めていた指輪を弄りながら、これを使えるのは一回なんだよねぇとおもいつつ相手の出方を伺い )
>>31 >>32
{激しい駆動音}____『CRAaaaSH❗』
( ホームランを狙っての道路標識フルスイング!!! )
{破壊音}_____ 『❗!?❓️』
(____それでも …破壊されぬバイクの突進…!!!)
{破壊音}____
{続いて破壊音}___
( …__バイクの突進が …道路標識の機影を破壊
…続く雷の光弾が和服女、背後の2機を … "破壊" )
[__宣戦布告部隊の全滅を確認 ミッション、失敗しました]
__________________
『またまた命中〜っ』
『(彼方も 味方部隊の機体です)』
『 さ どう出るかな?__来いよ 』
( …総勢味方三機を『ハングドマン』は撃墜する… )
( 続く狙撃目標 )
『 ギャハハハハ! 』
{雷弾発射音}_____
( 圧縮された電磁砲弾___
射線の先、ファンタズムの女!!! )
「…!!」
感じる熱、狙いは…
「…彼女か…」
気づけば少し離れてしまった、敵を撃破したであろう己の愛車を捕まえ、名も知らぬ彼女の方へ向かう
「…………」
そして、そのついでにと、嫌な感覚がする方向へ、ずるりとかげから爆弾を取りだし…鞘にしまった太刀で
ガッッッ
打つ!!
>>34
『 おっ 』 ___(飛来する爆弾…)
{雷弾発射音!!!}______
( 砲裁きは素早く 飛来する爆弾を正確に
雷弾が撃ち抜くっ!!!… ___狙い 定め直し…! )
『 盛り上がってきたね〜っ!ギャハハ! 』
「 ざ〜んねん、聞こえてるか知らないけど一つ、忠告……攻撃するなら相手のことちゃんと調べたほうがいいよ〜、ボクしぶといからさぁ 」
( トンと、発射した先にはだれもいない。無論攻撃を受けても回復はできるのだが、今は無駄なことはするべきではない。白けだした空を見てあーあと思いながら、瞬間移動でハングドマンに近づく。 )
「 時間ももうないし、いいよね〜、じゃあね 」
( 先ほどの機体にもあった赤いレーザーを放つ部分に棒を差し込み、指輪がついた右手をハングドマンに向ける。指輪からは眩しい光を放ち、機体と自分自身も一緒に爆発させる )
「 上手くっ、いってよね 」
>>36
{爆発音}______ggggggg___
( 大きく回転し 仰け反り… 『ハングドマン』の
重厚な装甲が大きく抉られ、ビルの縁によろめく… )
________戦闘不能 だが…
「ー!あらっ……、どうやら、私が守るまでもなかったようですね」
遠くから視認した彼女が切り取られるように消えたことに少しの驚きはあれど、すぐに理解し、おのれもまたバイクでひきかえす
目的地は、最後の個体へと変更
『あー、あー、きこえてるかな?桜のオネーサン!』
「!」
『あ、敵じゃないから安心してねぇ!ぼっくんはただの通りがかりの情報屋さん、敵の方向への道案内へ参りました〜!』
いつのまにジャックされていたのかしら、そう思考はしつつも、歴戦の感覚により、その情報なるものは信じることにした
____炎上する『ハングドマン』__
{通信音}____ オペレーターの声が響く
『(成る程、それなりの力はあるようですね)』
____それは 『ハングドマン』のオペレーター
____抑揚の感じられない 機械的、しかし生身の声
『(認めましょう 貴方達の力を)』
______
『(いま、この瞬間から
貴方達は我々の敵)』
______
『(この世界から消え去るべき敵です)』
______
{通信切断音}____オペレーターの伝言が 終了する
{破壊音}____ ギャハハハハ!ハーハハハハハ!!! {爆発音}
_____落下 炎上 …爆散する『ハングドマン』。
[_____ミッション "宣戦布告" 終了]
「 ボクはみ〜んな仲良くしてくれたらいいんだけどねぇ、平和が一番じゃん 」
( 自分も巻き込んで爆発となると流石にリジェネが間に合わなかったのか右腕だけない状態でその言葉を聞き、眉をひそめ。あーあと思いながら上ってきた太陽を見てあくびを一つ。あーあと声を漏らし先ほどのお姉さまは大丈夫かなと思いつつ、左手をぐーぱーと動かす )
「あーあ、うでないじゃーん、大変ジャーン」
ふと、彼女の上から声がする、その声は先の女の声ではなく、低い男の声
「桜のオネーサン、もーすこしでくるから、あんせーにしてな?『ゆずちゃん』?」
(声の主が、視線を合わせるようにしゃがみこむ)
「 っ!あるふぁお兄さま?あーやっぱり…アルファお兄さまじゃん、久しぶり〜 」
( 少し驚いたように目を見開くもいつものようにヘラヘラしながら左手をふり。元気してた〜と呑気そうに聞きながら、出てきた日差しから隠れるように日陰に移動して。安静にと言われ首を傾げながら聞きなれない単語に首傾げて )
「 …桜のおねえさん? 」
「おっひさ〜!桜のオネーサンっていうのは、さっきまでその辺のロボ轢いてた」
「なるほど、ここですか、どうやら信用出来る情報屋様なようですね」
カンっと軽くヒールが地面をふむ音が響く、その音の主は先程の彼女
「あ!お早い到着〜☆」
「あら、先の愛らしいお嬢様、大変、お怪我をなさって…今応急処置を…」
「 あはっ、ボクはだいじょーぶだよぉ〜!放っておけばまた生えてくるし〜 」
( 首を傾げつつも到着した彼女を見て、あぁと目を見開きながら左手で手をふる。怪我よりも温度のほうがやばいかもなんだよねぇとつぶやき、右腕をちらりとみて今回は修復に時間かかるなぁとため息をつき、お嬢様という言葉に少し驚いた様子をみせるが、すぐにっと笑顔を浮かべ二人をみる )
「 それより、桜のお姉さまとアルファお兄さまはお知り合いな感じなの〜? 」
「うーんにゃ、ぼっくんが一方的に知ってるだけ〜!」
「えぇ、まぁ大体あたりは着きますが…」
ばんざーいと言うように腕を上げながら告げるアルファとは対照的に、頬に手を添えながら目の前の少女の腕を見る
「…温度ですか…」
何かいいものはあったかしら、と己の影を開花させる
「 …?、変なの〜 」
( 不思議そうに首を傾げながら二人の様子を眺めてそう告げて。温度という言葉に頷いて日が出ている空を眩しそうに見つめ、恨めしそうに )
「 そーなの、中途半端に実験されてるからさぁ、ボク体温調節がうまくできないないんだよねぇ…だから温度が変わらない夜しか活動できないの〜 」
( 困っちゃうよねぇとケラケラ笑いながら、ふぁっとあくびを零して )
「……あぁ、そうでしたら」
ふと、閃いたように顔を上げる彼女につられるように、ぐわりと彼女の影が大きく広がる
「これでしたらどうでしょうか」
影は降り注ぐ陽射しを多い、それこそ日陰になるように目の前の少女から太陽を遮る
「本来の私の能力とは使用法は違いますが…まぁ、この程度でしたら」
どうにかなるものですね、と微笑む
「 っ、あは、桜のお姉さまありがとねぇ〜 」
( 日の光が遮られ少し驚いた後笑いながらお礼をいい。そのまま二人をじっと見て首を傾げ先ほどから気になっていたことを尋ねる )
「 お姉さまは今までも居たけど…アルファお兄さまはいつからいたの〜? 」
「ん?んぇ〜?最初から?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ロボットが反乱起こそうとしてた時から見てたよ、と、
なんでもないように笑いながらそう告げた
「いやーお金になりそうだったからさぁ!いいデータも取れたし、どっかに売りつけようと思って!」
「……」
(わざと手を出してこなかったのはそういうことか、と理解)
「 …もうすこし、早めに助けに来てくれてもよかったんじゃないの? 」
( ジト目で少し睨み付けながら恨めしそうな声を出して。そうすれば無駄に腕とか失わなくて済んだじゃん〜といいながら、まだ途中までしか再生してないない右腕をぶんぶんとふって。 )
「 まぁ、別に痛くもないからいいけどねぇ 」
「えー、だっていい映像撮れてたし…」
そういって彼女らとロボットの映像を撮っていたであろうカメラを取りだし、中身を確認する
「…なるほど、合致しました、αというのはあなたですか…」
(はぁ…とため息をついて頭に手を添える)
「 うわぁ、流石アルファお兄さま、相変わらずお金に目がない 」
( その様子を見てため息をつきながらぼそりと聞こえないように呟き。今後も定期的にこういったことが起こるなら売れるよなぁと思いながらようやく生えた右手手を開いたり閉じたりしながら二人の様子を眺める )
「だってお金大事でしょ〜?」
(親指と人差し指で丸を作りながらニッコリとしたいい笑みを浮かべる)
「よっ」
ガンっっ
「えっ」
「あのですね、盗撮というのはいけませんよ、お坊ちゃま」
「わ゛ー!!!!!?!?!?!」
{『BS工業』通信} MISSION "輸送列車襲撃"
[MISSIONの内容を説明します]
_つい最近 わが社の抱える地下、生産設備の
大型AI群が誤作動を起こし 複数の『BS』が
都市部へと襲撃する事故が発生しました
_幸い、大した被害は出ませんでしたが
社会ではわが社を非難する声が多く出ています
地下、生産設備も誤作動を起こしたままであり
このままでは、信用と共に利益も消滅しかねません
_そこで、今回の件を買収し『演習中の事故』に仕立て
これに伴いわが社の方針を暫く変え、社会的信用の
回復を図ります。…この間に、次の"事故"発生を防ぐ為
_地上『BS』生産施設の防衛戦力の30%を割き
誤作動中の地下生産施設、これを武力で以て奪還します
あなた達 Eチームは地下への輸送設備である
大型輸送列車を襲撃、抵抗した場合は破壊してください
__既に被害総額は巨額です、これ以上の損失は許されません
>>53
「 わぁ…お姉さまつよーい 」
( 一連のやり取りを見てパチパチと手を叩きながら、感心した様子を見せ。少しずつ上がる体温とだんだん襲われる眠気を感じながらも、まだここにいたいなぁとぼんやりと思いながら慌てた様子の知り合いの顔をみてくすりと笑い )
「 まぁまぁ、また次の機会があればその時撮ればいいんじゃないの〜? 」
「…………」
(あまり、私の影も良い効果は得られないようですね…)
半泣きでナイフを仕掛けてくるαをよけながら、そちらの方を気にかける
「ふむ…『彼』がいれば、どうにかなるのですが…悩ましいですね」
「 ……ん〜、お姉さまが特に気にやむ必要はないよぉ〜、どちらにしろもうそろボク帰らないといけないしねぇ」
( 視線を感じてあはっと笑いながら何でもないようにそう告げて。人差し指に嵌めている指輪をくるくると回しながらんふふと笑って。感情がいまいち読めない表情を浮かべてくるりとまわり手を振る )
「 久々のヒトとしての扱い嬉しかったよ〜 」
「 それじゃあまたねぇ、桜のお姉さまにアルファお兄さま、月が綺麗な夜に 」
( 次の瞬間そこにいた彼女(?)の姿は消えていた )
「!」
「あ、いっちゃった」
「……神出鬼没、というのでしょうか」
ふわりと消えてしまった彼女にすこし驚きつつも、守るものが無くなった己の影を元に戻す
「あーあ、ぼっくんもお目当てのデータなくなっちゃったし、帰ろうかな…」
「あら、そうですか?」
「………いいせいかくしてるね、ほんと」
「さっすが、人間兵器サマ」
そうつげて、またひとり、男の影がこの場から消えた
_______[企業専用__地下、輸送ライン]
(__点在する白いライト 暗闇に輝く光は少なくとも…
行き来に けたたましく鳴り響く列車を 怪しく照らす)
___[襲撃]___
{光学兵器発射音!!}_____ {破壊音!}
『 目標 迎撃武装による抵抗を確認 』
『 最初から結果は見えていた、
…手間取る事に変わりはない とな 』
{追跡音…!}____(複数機、…企業の有するBS部隊の追撃)
『 Bチームは施設襲撃に当たっている
応援は期待できんが、大した武装は積んでいない筈だ 』
『 了解、Eチーム 目標輸送列車の破壊を開始 』
___________戦闘 開始。
「!、…」
また、何か…
「…流石に、この距離からでは、私が聞こえるテリトリー内ではありませんね…」
「近づくしか、ありませんか」
タンッ、と立っていたビルの上から飛び降りる、そのまま真っ逆さまに落ちてしまうかと思えば、そのからだを翻し、隣に並んでいるビルに飛び移る
「……」
人間兵器、ですか
「いっ……つ……」
どこか、街に近い大通りの真ん中で、機械音に耳を塞ぐ
「うっるせぇなぁ……騒がしすぎんだろ、この街」
愚痴を漏らしながら、塞ぐ手をおろし、音のある方角へ進む
うるさい場所には行きたくはない、あまりに音を拾いすぎる、でも
「……まったく、うちの上司様はどこに行きやがったんだか」
彼女の声が、聞こえたならば
{発射音!}____
( 先行した一機のBSの砲銃が連続して火を噴き
__列車の最後尾が煙を上げ、炎上する )
『 襲撃など想定していない輸送列車の装甲…当たり前か 』
( 速度の落ちる列車に取り付く二機、アームを用い… )
{破壊音!}____
( 前列の車両へ機体を移動させる…! )
『 そのまま速度を落としていけ
武装は光学キャノンが1つだ、その距離では役に立たん 』
{発射音!}____ 当たらぬ光学砲が虚しく火を噴く
「」─真夜中より来たれり』」
64:◆RI:2021/06/28(月) 23:08(間違えた、無視して)
65:◆RI:2021/06/28(月) 23:12 「『真夜中より来たれり』」
1つ、その空間に声が降り注ぐ、すると、先の車両に手を伸ばすアームに斬撃が飛び交う
「…………まともな武装もない相手に対しての一方的な攻撃」
カッカッ、とヒールがなる音が響く
「…これは、あまり良い思い出がありませんわ」
珍しく、顔を顰めながら、そう告げる彼女は既に刀を抜いていた
{切断音!!}____ (取り付いた二機が離れる!)
『 増援だと… いや、 …お前は… 』
__________
『 …攻撃目標を変更する 』
( …"敵機" 総勢、17。
以前の襲撃BSよりも 装備は充実している )
『 Eチーム、あのイレギュラーを始末しろ 』
『Eチーム了解、攻撃開始。』
{連続発射音ッ!}___
( 和服女に対して目標を変更!
前列の5機が一斉にミサイルを放つ! )
「…………」
パチンっ、音が鳴る、彼女が指を鳴らした音だ、そうすれば
ぐわりと彼女の影が、全てを飲み込まんと、広がる
ブラックホール
それが彼女の能力の別名であり、『飲み込む』ことに特化したそれは、飛び交うミサイルを、まるで食すように包み込む
「…………お返し致しますわ」
そしてもう一度、指を鳴らす、そうすれば飲み込まれたミサイルは、暗闇の中から
機会たちの方へ向け、進む
{爆発音!!!}____ ウワァァァァァ!!!![ザー]
( 前列の三機に直撃するミサイル群!!!
たまらず爆散し 体勢崩れる二機! )
『 で 電磁フィールド___? 』
『 波状攻撃を仕掛けろ …一機は接近、ナイフを使え 』
{連続推進音} {連続発射音!!!}___
( 数機が接近!多方向から砲銃を乱射っ! )
{連続発射音}_____
( 後方の3機がミサイルによる追撃! )
>>68
「舐めないでくださいまし、この程度」
放たれる攻撃を刀で受け流しつつ、先と同じように影をまた広げ、ミサイルを返す
「なんの足止めにもなりはしません」
バッと手を前に出す、すると影は再び花開き、レールガンが起動する
「発射」
列車に被害がないように、影で包み込むと同時に、それは放たれた
{駆動音}____
( 和服女の攻撃に併せ__
…沈黙していた車両の"光学砲" 起動…!!! )
(閉所に於いては最早避けようのない__波状攻撃!!!)
{光学砲発射音!!!} 『何をぉぉぉぉ!···ー』
{大規模爆発音❗❗}_____
___________
『(____)』
( __爆破の轟音が止む
静けさに包まれたトンネルの中
…車両は正常な走行を再開する )
『(___)』
「…………ふ、」
短く息を吐く、さて、あとの問題は
「…こちらの列車は、どこに何をしに向かっているのでしょうか」
(それによっては、まぁ)
「…考えなければなりませんね」
___
{___起動音}__ 先頭車両より ぎこちなく響く
『(__こんにちは …"イレギュラー")』
___
『(_ひとまず 危機的状況からは脱しました
…救援に感謝します)』
「…ええ、まぁ、こちらとしても、彼らの対応には思うところがありまして」
さすがに、車両から声が聞こえてくるとは思ってはおらず、ひとつ驚きに目を少し開くが、すぐに平静を取り戻す
「先も思いましたが、この当たりはなんとも…機会による暴動が多く見られますね…、どうにも戦闘形態のものが多いというか…」
横髪を耳にかけながら考えるようにつぶやく
『(…武力を以て武力を納める__
__この都市は、この世界はその成り立ちを選びました)』
『(これは誰もが知り得る必然的な事… …ですが、
貴方はその理の外で産まれた様に見えます)』
________
(__列車は走る… くらやみに点在する白い光りを追うように)
『(__"襲撃"はここ最近、我々の統括AIが主導する
地下BS生産施設によるものを皮切りに… )』
『(…BS企業内での抗争として、__貴女達の活躍により
戦闘範囲は縮小されつつも、…地下各地で多発しています)』
_____{駆動音}
『(…申し遅れました)』
『(私は… 生産施設、元BSパイロット補佐"オペレーター"
現、輸送車両責任者 ルーシー・ティオシェルト です)』
「あら、企業内の抗争で、なるほど、それはまた似たもの同士ですわ」
くすりと微笑む、懐かしい、あの子が起こした抗争のようだ
「それにしても、ルーシー様、『元』、ということは」
あなたはその企業から、外れていらっしゃるので?と問いかける
『(__元々の計画では、"襲撃"…ひいては戦闘範囲も
都市、全域に及ぶ予定でした。…企業内抗争に収まり
地下生産施設の劣勢は 貴女達…)』
『("イレギュラー"の介入による… 初回"襲撃"の撃退。
…出鼻を挫き、戦闘範囲を此処まで縮小した結果です)』
_________(__不穏の気配)
『(…申し訳ありませんが…
問答は、少し先延ばしにしてください)』
____{…重厚な駆動音}…!!!
『(BS企業、ランク5 "スクロール"…接近しています)』
_____
{駆動音}____ (…列車は速度を上げる…)
「…そのようですね」
近づくその気配に、刀に手をかけ、構えをとる
「……はやくあの子と合流したいものです」
『(…"スクロール" ミッションエリアに侵入)』
_______
{無限軌道音…!!!}____
『 面倒は嫌いなんだよ… さっさと落ちな 』
(__列車に追い付く程の走行速度…!
キャタピラ上にBS上体を搭載した"タンク型BS"!!!)
{連続炸裂音!!!}___
( 重火満載、炸裂大型砲弾の連続発射!!! )
『(__これ以上、車両にダメージは受けられません)』
(列車は速度を上げるも… __逃れる気配はない)
「安心してくださいませ、ここであったのもなにかのご縁です」
そういって、勢いよく刀を引き抜き、素早い速度で砲弾の全てを切り倒す
「─全て、私が切り伏せます」
そう、本体に切りかかろうとした瞬間
ドゴンッッッッ
そう、目の前の機械に、『自分ではない』攻撃が与えられる
「どこをうろついてやがんのかと思ったら、あんたこんな地下に嫌がったのかよ」
「────!」
「ったく、部下に仕事投げて自分は違う厄介事に首出しやがって…1人で楽しんでんなよ、俺も混ぜやがれ、綴さん」
「…まったく、国まで任せたというのに、君も随分と自由奔放だね、朧くん」
{摩擦音!!!}__『[防御力低下]増援?…イレギュラーめ…』
( 壁に叩き付けられる"スクロール"。されど
重厚な装甲は未だに戦闘可能の基準を満たす…!)
『("スクロール"、中破。油断しないで下さい)』
____
{無限軌道音!!!} 『 [ブースト残量低下] 』
( 一気に接近してくるBSの巨体!!!__ )
{連続発射音❗}『[残弾 20%]』
( 距離を詰め 再び大火の一斉発射!
余剰火力がトンネルの外壁を焼き焦がす__❗ )
「は?なに?喋んのこののりもん」
「こら、朧くん、ルーシー様に失礼よ」
「は?名前も着いてんの??」
目の前の火力に怖じけることも無く、いつものように会話をする
ガンっっと、また、ヒールがなる、そうすれば影はトンネルにまでひろがり
「感動の再会なのですから、もうすこし情緒というものを知りなさいな、あなた」
「機械に情緒とか、言っても無駄でしょ」
こちらまで届かんとしている攻撃を、飲み込む
『[防衛力 突破不可能]__出来ないってのか 』
{連続発射音!!!}__(苛立つようなミサイル乱射…)
{爆発音}{爆発音}
___『(……ランク5 "スクロール"…)』
( 狙いも定まっていないミサイル群が
外壁に炸裂する中… ___ぎこちなく 音は鳴る )
『(__企業が抱える専属傭兵、"スクロール"は
過剰なまでの重火、殲滅意識による攻撃性から
…既存の単純な防衛技術では 抑えが効かないと
____判断されていました、…今までは)』
{炸裂音}
『(…イレギュラー、…貴女達は…
_____何者ですか)』
「おら、よっ!!」
乱雑なミサイルに向け、己の相棒を投げつける、それはまるで見えているのかのようにミサイルの微かな、隙間とも言えないような場所に次々と刺さりこみ、爆発を誘導する
「…………ふふ」
そんな部下を見て、こちらも負けないというように己の影からマシンガンを取り出す、打ち出すそれは本体へ
そして、問いかけられた質問に、声を発する
「何者か、ですか?」
「そんなの、なァ?」
「「1国を潰した反逆者ですわ/だよ」」
『 生身が連帯可能な銃器__そんなもので…? 』
{跳弾音…}____
__重厚なBSの装甲__ 銃器程度の相手は遥かに超えた存在
『[残弾 5%] __ブーストチャージ、起動』
{無限軌道爆音❗❗}{大駆動音❗❗}___!!!
(__余裕は既に無くとも手段は残る
タンク型BSの重量、頑強をそのまま武器とする…
急接近__ 所謂 "規格外の体当たり"!!! )
________
(___最早、その猛攻に反応すら しない)
『( ……ミッション、終了後に__
少し、話をさせて下さい )』
『( …貴女達は "例外" 、…最低限は
____知っておく必要があります )』
「あら、どうやら銃火器ではあまり効き目がないようですね」
「いやー、どっちかっつーと綴さん、刀でぶった斬った方がはえーだろ、腕力的に?」
「あら、うふふ、いま女性に腕力と言いましたか?」
「…おっかね」
会話を続ける、いつものように、そして
「………合わせなさい、朧」
「言われるまでもなく、隊長」
太刀、乾坤圏、似ても似つかないその武器を、各々らしく構える
立ち向かうは、迫り来る巨体
「一刀両断」
「一撃必殺」
歩を踏み出し、そう告げる、ねらうはその核
まるでひとつの物のように、揃って放たれたそれは、迷いなく、一点へ
{貫通音!!!}_____
( コクピット__ 機体 腹部を破壊し
__間も無く 接近していた"巨体砲丸"は停止する )
{正に一撃必殺 偽り無し!!!}
________
『(___"スクロール"、撃破を確認)』
( …車両、損傷率70% __速度、辛うじて維持 )
『( ……本当に__ ランク5を… )』
「…朧くん、着地お願いします」
「あ、あんた疲れたな?限度を理解しろ限度を」
そんな愚痴を零しながらも、飛び退いた彼女を抱きとめ、横抱きにして、列車に着地する
「はーい着地、とーぶんやすんでろよ綴さん」
「お言葉に甘えて」
「なーんの迷いもねーのな」
_________
『(___輸送ミッション、終了しました
…本、列車はこのまま "第6生産施設"へ
路線を変更し 車両修理を行います)』
{軽い駆動音}__(…少しだけ、列車の速度が上がる)
『(…話は其処で行いましょう
___今は 少しでも休んで下さい)』
「ええ、ご無理のないようお願いしますね、ルーシー様」
「…ほんとに機械喋ってんだな、驚きもんだ」
綴を抱えた状態で、スタスタと列車の上をあるく、速度はあるはずだがそれをものともしておらず、先頭車両を目指す
「にしても、だ、綴さん、あんた戦ってたのここだけじゃねーな?聞こえてたぞ」
「あら、そう?まさか君もここに来ているとは思わなかったんだもの、知ってたらもっと上手くやったわ」
「だからこんな疲れてんだろうが懲りろ!!!」
____[大五 元BS企業生産施設]
(___車両の窓より 眺める機械の往く景色…
進むにつれ、広がり続け __いずれはただ 鋼の世界__ )
__[来訪]__
{車両音___}__人型、多脚型… 多数の機械が見える施設_
( …人、二人を載せた列車は 目的地へと辿り着く)
『(…到着しました …話が出来るまで、少し掛かりますが)』
______{駆動音}
( 車両は駅に入り、…損害具合に慌てるような様子で
人間程の機械達が後部の車両へと接近する… )
『 任務完了を確認する 』
{歩行音}__ (その内、…小型、多脚型が先頭車両へ)
『(防衛隊長、車両修理のほか
積み荷についての報告が幾つか…
書類の作成、整理の為 元、管理室を
貸しきりにして頂けますでしょうか?)』
{駆動音}____
『 何かとトラブルがあったようだな
分かった、部屋の者は下がらせておこう
…行きたまえ ルーシー君 』
_______{小さな音声}
『(…お二人様、聞こえますか?)』
「はい、YESですわ、ルーシー様」
「悪ぃけどこのまんま行かせてくれな、この人加減がわかってねぇから、休憩中だ」
ガタンと列車の上から飛び降りる、両の腕で綴を抱えつつも、お互い特に周りの目を気にする様子はない
「にしても、ここも音がすげぇな、綴さん探すために能力全開にしてたせいであたまがいてぇわ」
「あらあら」
{駆動音}_____
( …訝しげな視線もどきが
幾所、各所から人間ふたりへ降り注ぐ )
___無論、眼前の警備隊長からも
____{サーチ音}
『 …ルーシー君、これはどういう事か? 』
{起動、駆動音}_____(列車より音は響く)
{蒸気音}______
『 :その方々は"積み荷"です、…危険性はありません:』
(___列車より降りてくる"人型"それは二人の隣へ)
『 ルーシー君、しかしだな 』
{歩行音}_____
(女性の標準的な体つき、装備混じりの制服姿
___なびく金髪を後ろに束ね 薄い光沢でグリーンの瞳)
『 :詳細は後に説明致します …御二人様、此方へ: 』
{歩行音}___(その場を 淡々と離れ、手を招く)
「あらあら、こちらではあまり、…いえ、今は必要ない言葉ですね」
「………」
「こら、朧くん」
こちらに向けられる視線を体で感じ、そちらの方を無言で向く朧の額に、こんと拳の甲を当てて声をかける
「ほら、ルーシー様がおよびなのだから、お願いね」
「………うーす」
その声に、不満が滲みながらもルーシーの方へ向かう
{駆動音}___(訝しげな視線の集う、その場を後に…)
______[元、管理室]__
( …元々は、人が用いる場所だったのであろう
その名残 …柔らかなソファーや、観葉植物が
幾つか寂しく置いてある___ )
{扉 施錠音}___
『 :__お疲れ様でした 此処でなら話が出来ます: 』
( 照明の電源を入れ、椅子を机に寄せ
__お茶を注ぎ 機影は向かい側に座る )
『 : …生憎、こんなものしか出せませんが
__話をするには問題はありませんね …さて : 』
『 : ようこそ …機影、生産施設へ : 』
「…綴さん」
「うん、ありがとう朧くん」
通された部屋に入り、ソファに彼女を下ろす
「いえ、ありがとうございますわ、ルーシー様」
そして用意されたそれにかるく頭を下げる
「………話ねぇ、俺は詳しいことはわかんねぇが、…」
「 あはっ、また会えて嬉し〜よ、桜のお姉さま、…やっぱり人増えてたねぇ、皆さんごきげんよう〜 」
( とんと音とともにいつの間にか管理室に現れた人物はそっと笑顔を浮かべながら手を振る。ビンゴ〜といいながらまぁ今回はあの子に協力してもらったからねぇとぼんやりと未来が変わってなくてよかた…とそっと胸をなで下ろして。名前…どうしようかなぁと思いつつ、気の抜けるような笑顔を作る )
「 怪しいものじゃないから安心してねぇ〜…桜のお姉さまの隣にいるお兄さまと…ロボット…さん? 」
「あら、先程の、体のお加減は大丈夫ですか?」
首を傾げながら問いかける、驚く様子はあまりない
「…………………」
この部屋に入った瞬間から能力を発動していたおかげで認識はしていたが、桜のお姉さん、そして上司の反応に、なんとも言えない表情をしている
{小 音}___
『: …分からない、そう言うには 深い部分まで
既にあなた達は踏み入っています …綴さん、朧さん
__呼び名は、この形で宜しいでしょうか? :』
( 外から切り離されたように 静かで 静かな部屋 )
>>96
{驚}___(妙な視線)
『: …あなたも"例外"、…確認された異常な存在 :』
( それに慌てるような真似は同じく、無い
___ )
『: …… :』
「そうですよ朧くん、それに…『聞いてましたよね』?」
「………………はぁ…あーはいはい、聞いてました、きーてましたよ」
全部
そう彼は告げた
「正直、俺はこの人を連れて帰るためにここに来た、だからこの街のことに深入りはしたくねぇ、戦闘に参加したのだって、この人が独りで戦ってやがったからだ」
「あら、でも君、見捨てられるほど冷酷でしたっけ?」
「…………綴さん」
「うふふ」
「 うんっ!友だちに少し協力してもらったから平気だよぉ〜…実験データも集めろって言われたから具合悪くても来てたけどねぇ 」
( くるくると人差し指に嵌めている指輪を回して笑顔で呟き。そのまま隣にいる人物に視線を向けてどうしたものかなぁと首を傾げながら、感情を感じさせない笑顔を浮かべて。もう一方の視線と聞こえた声に少し首を傾げながら不思議そうに呟いて。 )
「 初めましてのはずなんだけどボクのこと知ってるんだねぇ 」
『: ___ともかく、話をしたい方々は
…なんの偶然か此処に揃いました :』
( ___ )
『: …私などが信頼に足るとは到底思えませんが
それでも"都市"と関わる以上、最低限と幾つか
…若しくは 少々の決断材料となるもの__:』
『: "情報の一部"を あなた達には…
伝えなくてはなりません …"イレギュラー" :』
「えぇ、えぇ、大丈夫ですよ、どうぞお話くださいませ」
「…………」
………この人も、人がいい──
・・・・・・
ふりが上手い、そう思う
「………」
聞くだけ聞いて、全ての判断はその後、だが、どんな理由であろうと、関わらないと断捨離する程の冷酷さを、俺とは違って彼女は持ち合わせている
「……はぁ、…聞くだけな」
どうなることやら
「 …どうしたものかなぁ 」
( その言葉を聞き、面小さく呟き、面倒事に足を突っ込んだなぁと思いながら周りの様子を伺う。どうしたものかと考えながらそっとため息をつく。まぁ今更どうでもいいや、そんなことを思いながら次の言葉が紡がれるのを目を閉じて待つ。 )
{音}___
『: …我々が存在しているこの場所、街に名はなく
"都市"とただ呼称されている人間の生活圏__ :』
『: 此処には、機械と複雑に絡み合った世界
…関わりに憶測すら迷い混むような、奇妙な世界が
固く構築されています。…当然、それらの拗れは
戦いと言う形としても表面に現れていました :』
( ___窓を眺めれば 外に無数の機械達 )
『: …あなた達はこの混沌とした世界に突如として現れ
__高い武力を以て 機械と人間の争いに介入しました
それも …よりにもよって小さなひとつではなく… :』
(___)
『: __巨大と化し、結末を呼ぶ戦い。
…その、ふたつに__ あなた達は現れてしまいました :』
「…ふむ、思っていたよりも、大きな争いに足を踏み入れたようですね」
足と腕を組みながら、彼女を見据えつつそう呟く
「ホントだよ、なんでこんなところに来てんだよあんた」
「世界を旅しているのです、知らないところに来た方が楽しいでしょう?」
「そのおかげで俺があんた探すのにどんだけ苦労したと思ってんだ」
(___)
『: …ですが、まだあなた達には…
__自由が残されています。…あなた達は :』
『: __この都市で、この世界で
____どうするつもりなのですか? :』
( 彼らの様子に、変わりものへの目を変え )
『: …機械、人間…どちらを取り
敵を定める…その、意志がありますか? :』
「(…うわ)」
綴さんに、選択肢を出した
己は口を閉じつつも、ちらりと隣の彼女を見る
「……………ふむ」
口元に手を添えて、それだけを零す、そして
「─正直にいってしまうと、私は機械の味方でも、人間の味方にもなりませんわ、あの場所場所で私が戦ったのは、それが『一方的な武力行使』であったからにすぎません」
敵にはなるが、味方にはならない、そう、彼女は告げる
「どちらかが一方的に、武器を持たない相手に殲滅を測るのであれば、なるのであれば、私はそちらを壊します、互いが武器を持ち、戦争をするのであれば、私はそれを傍観します」
「ということで、どちらでもよいのです、さほど興味は湧きませんから」
強いて言うのであれば、今後の展開次第ですわ!
と、そう、笑顔で、彼女は告げた
「……………」
(相変わらずだなぁ、この人は、軍を辞めてから味方をする側がいなくなってから、さらに顕著に出てやがる)
・・・・・・・・
綴さんの、公平癖
『: ………… :』
( 改め、窓 扉…外へ通ずるあらゆるものを見
…最後に 綴と、そう呼ばれる和服の女へ眼を向ける )
『: …それがあなたの意思、…あなたの姿勢
__"イレギュラー"、その考えのみであるなら…:』
_______
『: …今回の件ついては、本当に感謝しています :』
____ですが…
『: …貴女は …もう、私とは
関わらぬ方が良いでしょう :』
(____鋭い視線)
「……」
「待ちなさい、朧くん」
がたりと、椅子から立ち上がる部下を制止し、目の前の彼女を見る
「……それは、一方的な戦いになるから、なのでしょうか?」
微笑みを崩すことはなく、といかける
『: ……貴女の思想、言い分…それらが
嘘を含めないのならは… …私と… …いえ
〖我々〗は必ず貴女と戦うことになります :』
『: …無意味で、残念な事です …
あらゆる場所の 如何なる争いよりも。
___それを避ける為に … :』
( 手元の端末を操作し … )
『: …私たちは会わない方が良いのです
___思想でも 消費でも …個人的にも
貴女との戦いは 無いようにしなくては… :』
「…………そうですか、残念ですわ、せっかく知り合えたというのに」
そこまでの言葉を聞いて、見ていた彼女から視線を外す
「……一方的、そうおもって、手を出したつもりでしたが、そうですね、そう告げられるのであれば」
「えぇ、傍観者となりましょう、そして、あなた方が、無力に対してその力を振るうのであれば」
私は敵へとなりましょう
( 会話を聞きながら表情を消し少し考え込む様子を見せた後、また食えない笑顔を浮かべて、肩をすくめ、目を閉じ首をふる。そもそもそう言われてもボクには分からない…自分にできることは )
「 そう言われてもなぁ…、せいぜいボクにできることは言われたとーりに動くだけだからなぁ 」
( あはっと笑いながら人差し指の指輪を触りながら、少し困ったように眉を下げる。「研究員の人にもなにも言われてないし、ボクそういうの決められないの、ごめんねぇ」と笑顔で付け足し、緊張感の欠片もなくふわぁとあくびをした後眠そうに目を擦りながら言葉を続ける )
「 だからボクもお姉様方と同じ傍観者ってことになるのかなぁ…?んー、よく分からない 」
『: ……帰りの道を用意しました。…今、首都へ繋がる
第5線路に存在する防衛部隊を退去させています :』
( 扉の鍵を開き …3人の顔を見ようとも せずに )
『: 私に可能な事、提供可能な物事はこれだけです
……貴女方が、これから先 敵となると加味する
その結果としては、こうなるだけなのですが__:』
( 一足、先と部屋を出 …三名に向けて振り向く )
『: …… :』
(___そこからは …もう、言葉もない)
「………」
指を頬に添え、彼女の様子を見る
「……あなたは、本当に、この街で争いを起こしたいのでしょうか」
そして疑問を呟く
「いえ、正確には、争いに加担したいのか、という事でしょうか、うーん上手く言葉が見つかりませんね」
もっとわかりやすく…どうしようかしら、などと、困ったように告げる
「あなた、あまりにも優しすぎますわ、このまま逃せば、私たちは敵対することになるやもしれないのに、どうにか味方に引き入れようとする素振りもなく、まるで諦めているかのよう」
( … その言葉に 暫し、脚を留める )
『: … 最後の問答にしましょう
結論から言えば、その質問の答えは [ノー] です:』
『: "我々"の行動目的、それは… 都市の人間
地下のAI …それらを含めた、この世界に於ける
ありとあらゆる全ての抑制、調整、修正…"再生"。
… …それ以上の行動論理は存在せず また必要としません:』
(貴女の、…顔を眺める 揺らぎに感じる、或いは付随しない)
『: … その理由には、一部として私の個人感情が
混じっているかもしれません。… …ですが、…
____今 これは知るべきでは無いことでもあります :』
( ……段々と、外の空気に不穏の混じり行く__ )
『: 何時か。…、私の言うように 貴女達が
その立場、高い干渉と武力を示したと判断した時…
……答えを示しましょう … …以上です :』
( 扉の陰、… 歩き去れば、後は出口が残るのみ )
______[襲撃] 間際。
「 ……んふっ」
( 飴を一つ口に含みカラコロと転がしながらそっと目を閉じる。交渉が失敗したってことはそうなるよねぇっと見えた未来に対して心のなかでそう呟き。先ほど桜のお姉さまが提示した条件などを考えれば、こちらからは手を出せない、はず…。傍観者って立ち位置を選んだのは一応ボクだしねぇと考えながらそっと指輪をくるっと回し。まぁあの反応からみるに桜のお姉さまはともかく隣にいるお兄さまに対しては無駄な努力なんだろうなとおもいつつも、欠伸をこぼしながら小さな声で誰にも聞こえぬように呟く)
「 ボク囮役やるのが一番生存率あがりそ〜 」
( あくまでも未来は仮定にすぎない。何事もなく終わるのが一番だよねぇともうなにも確信に近いことをいってくれなくなった彼女の背を見てぼんやりと考え )
「…綴さん」
「…えぇ、わかりました、これで終わりでございます」
朧が声をかけながら、す、と差し出した手に、己の手を重ね、立ち上がりながらそう告げる
「お嬢様、あまりそんなことを仰らないで、大丈夫です、きちんとお守り致しますから」
「そーだぞガキ、……つーかお前マジで誰」
そして囮、という言葉に、一人は柔らかに微笑み、一人は眉間をしかめながら少女に対して指を指す
「 あはっ、二人とも雪梅みたいなこと言うんだねぇ〜 」
「 まぁ、ボク腕と足の二、三本吹き飛んでもへーきだし!いたいとかわからないからねぇ〜 」
( こてんと首をかしげながらくすくすと笑いながらすっと目を細めて。まぁあの子とはそのうち合流するんだろうなぁととぼんやりと思いながら、名前を聞かれてどうしようかなぁと少し考え込む様子をみせて。この前あった情報屋の彼の顔を思いだしなら楪でいったほうが無難かなぁなんて考えながらにぃっと笑顔を作り、へらへらとした様子で話しかけて )
「 ん〜、桜のお姉さまはアルファお兄さまとお知り合いなんだよねぇ 」
「 なら「楪」、ゆずとでも好きなように呼んでねぇ〜、性別とかもわからないからお姉さまとお兄さまがそうだとおもった性別で接してくれればいいよ〜 」
「あら、あらあら、そうでしたか、それはそれは」
口に手を添えながら、告げられた言葉に少し目をはる
「………」
「では、楪様、よろしくお願いしますね、でも、ご無理はなされませんように」
そう告げる綴とは違い、何も発さない朧
「(……アルファねぇ…)」
____[地上への脱出口]
夜のくらやみ …いずれは陽明け。__並みいる鋼
残らず立ち去り__ 残り 待ちいずる、ー 牛歩夜道__!
( … ひときわ、警備の目立ちに事を欠かない
登りの車両 …そして トンネル。…約束の通り
警護に群がる機影が失せども、…地上へ続く道
それでも穴の内に籠る闇、無限に思えるほどの暗__ )
___[設備全体放送音]
『( 警備部隊 警備部隊全体へ
これより正面、地上トンネルを使用し
地上で待機中の車両へ特殊物資を輸送します … )』
『( 非常に機密性の高い物資であるため
展開中の警備部隊は退去してください
繰り返します、地上トンネルの警備部隊は退去してください )』
____
( 何やら、妙だ。 と__訝しげに放送の指示に従い
トンネル周辺の機影たちは蜘蛛の子を散らすように… )
(…一応上げ)