>>17 「『入れ替わり』……ですか……?」 向かいに座った少女の問いに、首を傾げた。 「さて、なんのことやら。皆目検討もつきませんね」 この世界に来て間もないものである、何も知らないに等しいそのものが誰かの尋ねごとに答えられるわけもない。 「何かの情報提供なら、今の私には難しいものです。 何か分かったところで貴方に教える……という形でもよろしいでしょうか?」 窓の外に目を向けたまま、こう口にする。