本当...凶暴しか居ないのは知ってたけど、まぁまぁアンタ達ヤバいわね。
一人は牛で領土を持ちたがりでもう一人はヤンデレかしら?
まぁ、私達も目的があるけど....“あのお方”を仕える為に来たもんよ。
(あざ笑いしながら話していたが、羔の言葉から『マリン』と言う言葉を聞いて固まった)
...あのマリンに会いたいって言うの?止めておきなさいよ、いくらなんでも命がいくつあっても足りないわ。
(冷や汗をかきながら説明した。そして〈あの方のお父上に誰が勝てるって言うのよ...〉ボソッ呟き、溜め息を出す)
「そうかな……? いくらマリンも私には……。だから、私はマリンに早く会いたい。会いたい……から、早く会わせろ。バケモノども」
( 妖怪たちがマリンに怯える所以に、納得がいかないのか、無表情がややイラつきに崩れる。そして、一本の長い長い黒刀を背に携えただけの人間、羔(ガオ)は、妖怪たちに相対する。)
言われても知らないわよ!!
王様も“あのお方”もマリンの居場所を探ろうにも行方不明だし、何か『リフティン』と言う凶悪な悪魔が復活した噂のでてるし!
アタシに聞かれても困るわよ!パエスト家の“あのお方”以外誰も知らないんだから!!!
(焦りながら説明する女性である)