本編の裏でこういうやり取りがあって欲しい
灯莉「冴月さん、どうしてあんな無茶な特訓を?」
冴月「……強くなりたいから、この前の戦いだって、私が居たのにみんなボロボロで」
灯莉「でも、勝てたじゃないですか、誰一人失わず帰ってこれた、わたしはそれで充分だと思いますよ?」
冴月「全然良くないです、私はみんなを守れなかった、だからもっと強くなって……」
灯莉「冴月さん、あなたは自分が思っているよりずっと強いんですよ? どうしてあなたが盾役を任されているか分かりますか?」
冴月「それは私の異能が守るのに向いてるから」
灯莉「いいえ、あなたが強いからです、異能が防御向きだから盾役なんてこと、わたしやスコーピオン、不知火君にセラフちゃんが言うと思います?」
冴月「言わない……」
灯莉「どんなに苛烈な攻撃にも耐え続ける精神力、絶対に退かないという強い意思、それがあるからあなたは皆さんを守る役目を担っているんです、分かりましたか冴月さん?」
冴月「……はい、分かりました」
灯莉「よろしい、それと先輩達からご褒美を貰うこと」
冴月「えっとご褒美?」
灯莉「そう、頑張ったわたしにご褒美寄越せってね、嫌がる人はいないはずよ」
冴月「じゃあ灯莉さんは何をくれるんですか?」
灯莉「お、よくぞ聞いてくれた鐡 冴月! これを見よ!」
冴月「あ、アビリティブレード……!」
灯莉「これわたしの婚約者の使ってたブレードなんだけどね、冴月さんならこれを使いこなせると思うからあげる」
冴月「ありがとうございます、灯莉さん」
本編では強敵相手に苦戦してるヒーロー達のところに新しい力を手にいれた冴月が駆け付ける展開にする予定。