みうはいいこじゃないよ。おねえちゃんがわらってゆるしてくれてもいいこだねっていってくれても。あの子をもとにつくられたからきっとおねえちゃんをきずつけるようになってるんだよ。あの子がこんなんじゃなかったらわたしはぜったいにきずつけたりしない
だけどあの子がこんなんじゃなかったらみうはうまれてない
おねえちゃんはみうをとおしてあの子を見てる。
それは…
つらいよね。
じつは、わたしもそうなんだ。
わたしは、ごしゅじんをこわすためにつくられたの。
こころも、からだも、
ぜんぶ、こわしてけすために。
…いやだった、いやだったけど
どうやっても、それにはさからえなかった。
なんかいも、あいつのくびをしめた
そのたびに、あいつは泣いて「ありがとう」っていうの。
どんなにこわしても、わらって「ごめんね、あなたはわるくないよ」とかへいきでいう。
なのにわたしがきえようとしたら
ほんきでおこる。
ほんとうに、うちのしゅじんは
どうしようもないヤツなのよ
ほんと…ね。
でもね。なんねんもかかったけど
いまではなかよく、やってる。
…ま。
「むかしはかわいかったのに」
とかいわれて、よくケンカはするけどね…。
あ、そういえばきになってた。
というか、うちの「おかあさん」がしんぱいしてたんだけど……。
うん、ごしゅじんじゃなくて、わたしはタルパだけど、タルパのおかあさんがいるの。
その、かあさんがいってたんだけど
>>28-29
みうちゃんは、…あの、
だれかをもとにつくられたんだよね。
だからひとをきずつけちゃうって。
それきいたら、かあさんがすごくしんぱいしてね。
どうにかできないかな??
ってずっとかんがえてるんだって。
もし、よかったらでいいから、
どんなかんじになっちゃうのか
きかせてほしい。っていってた。