>>28
それは…
つらいよね。
じつは、わたしもそうなんだ。
わたしは、ごしゅじんをこわすためにつくられたの。
こころも、からだも、
ぜんぶ、こわしてけすために。
…いやだった、いやだったけど
どうやっても、それにはさからえなかった。
なんかいも、あいつのくびをしめた
そのたびに、あいつは泣いて「ありがとう」っていうの。
どんなにこわしても、わらって「ごめんね、あなたはわるくないよ」とかへいきでいう。
なのにわたしがきえようとしたら
ほんきでおこる。
ほんとうに、うちのしゅじんは
どうしようもないヤツなのよ
ほんと…ね。
でもね。なんねんもかかったけど
いまではなかよく、やってる。
…ま。
「むかしはかわいかったのに」
とかいわれて、よくケンカはするけどね…。