☆☆探偵チームKZ・G事件ノート part1☆☆

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111:夜月:2015/12/30(水) 22:13

。゜・クリスマスに降る雪のヒミツ・゜。


上杉くんと、魔法の丘の近くの公園で
話していたとき紗良姉が言っていた、
“魔法の丘に降る雪の秘密”がわかった。


突然のクラクションがきっかけに、
トキの流れが遅くなった。


たくさんの人が笑い合っていたはずの公園
に、紅い血が点々とシミを付けていて。

女の人や子供達の 甲高い悲鳴や泣き声と、
大型トラックの急ブレーキの音と、
私の前に倒れ込む上杉くんと、


…………なにもできずにその光景を呆然と
見つめる私。



_______現実とは思えない、いや、
思いたくないその出来事は、まるでドラマ
を見ているようだった。


夜月:2015/12/31(木) 17:59 [返信]

前回

。゜・クリスマスに降る雪のヒミツ・゜。

あの日から3年後、私は魔法の丘に独りで
立っていた。


上杉くんが轢かれたとき、誰かが救急車を
呼んでくれたらしい。

だけど、間に合わなかった。


…………即死。


そして、いつの間にか探偵チームKZは
解散していた。

それから、私は独り。



紗良姉が私に言ってた言葉、私はいつ、
あの“残酷な言葉”を言うことになるの
だろうか。





「ねぇ、〇〇。覚えておいて。
この丘に雪が降ったら、その日は大切な
人に会っちゃいけないよ。


もし、会ってしまったら、

その人に、2度と会えなくなってしまう
から_______。」


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