前回>>111
。゜・クリスマスに降る雪のヒミツ・゜。
あの日から3年後、私は魔法の丘に独りで
立っていた。
上杉くんが轢かれたとき、誰かが救急車を
呼んでくれたらしい。
だけど、間に合わなかった。
…………即死。
そして、いつの間にか探偵チームKZは
解散していた。
それから、私は独り。
紗良姉が私に言ってた言葉、私はいつ、
あの“残酷な言葉”を言うことになるの
だろうか。
「ねぇ、〇〇。覚えておいて。
この丘に雪が降ったら、その日は大切な
人に会っちゃいけないよ。
もし、会ってしまったら、
その人に、2度と会えなくなってしまう
から_______。」