☆☆探偵チームKZ・G事件ノート part1☆☆

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136:葵子 .:2016/01/01(金) 22:23


こんばんわ〜

*ゆもん*
もちろん!
よろしくね〜( ´ ▽ ` )ノ


【青い真珠は知っている・番外編】
※今回は特にネタバレは含みません


青い空と深緑に輝く海に、砂浜の白がよく映えている。
潮の香り、寄せては返す波の音。
そしてたくさんの人で、海は賑わいかえっていた。
しかしその喧騒さえもどこか楽しいものに思える。

水着の上にワンピースを着て透け感のある上着を羽織っただけなので、着替えは簡単だった。
着替え終わって砂浜へ向かうと、翼は既に着替えて彩を待っていた。

(改めて見ると、凄くカッコ良い...)

さら、と頬にかかる髪、白磁の白さを持つ肌。
普段日光の下にいるくせに日焼けの跡は無し。
そして白くて細いのに筋肉はしっかりついている事が見て取れた。
ほっそりしていても男子なんだと、自覚させられる。

自分は軽率だったかもと、彩は思う。

普段、噂になるからとあれだけ避けて回っていたのに。
...何故自分は海にいるのかと、ふと彩は考えた。

多分、夏の魔力だ。暑さは思考に魔法をかける。
それに来ちゃったんだし、楽しむしかない。

そう無理矢理納得しても、頬の熱は引かない。

「あ、アーヤ」

翼の声にふっと我に帰る。

「ここに場所取りしてるから、覚えといて」

海からは遠めだが、熱い砂浜ではなく冷たい芝生の上に翼は荷物を広げていた。

「あ、ば、場所取りありがとう」

声がちょっと硬くなった。
フォローのつもりで、ちょっと笑う。

それに気付いたのか気付かないのか、翼がにこっと笑った。

「折角来たんだし、記念写真撮らない?」

その一言とともに体が寄せられる。
いつも以上に加速する動悸を抑えながら、彩はカメラに向かって控えめに微笑んだ。

_________
彩×翼じゃないよ(事件は一応起こります)
でわまたー!!


葵子:2016/01/03(日) 14:41 [返信]


*白猫*
お、タメおk?
ありがとね、よろしくー!

*夜月*
青い真珠は知っている、手に入れにくいよね泣
私は片っ端から本屋に在庫確認した〜
数軒目でやっとあった、、、


初回・>>98 前回・ 初回と前回でタイトルが違うけど初回が正しいです!

【青い海原は知っている】

海の定番、波打ち際での城作り。
やろうと言い出したのは彩だが、作り始めると熱中したのは翼だった。

しかもこれがなかなかの芸術作品で、
こぶりながらも素敵な西洋風の砂の城である。
いまはもう仕上げで、レンガをひとつひとつ丁寧に書いている所だ。

周りに脇目も振らず城造りに熱中する顔を見ながら、
サッカーをしてる時もこんな顔なのかなと彩が微笑んだ時だった。

最後のレンガを書き終えてふぅと翼が息を吐くと、辺りは拍手に包まれた。
続くシャッター音。何人かは写真を撮っているらしい。

「おつかれ。凄いよ、翼。」

彩がそう言うと、翼は満足げに笑った。

「うん、頑張った。」

まさに、その瞬間だった。
紅い閃光が空から城へ降ってきた。

「城がっ...。」

誰かが叫んだ。

紅い閃光ともみえたそれは、ボールだった。
突然の衝撃に砂の城はあえなく崩れる。

崩れ落ちた城と、重い沈黙。
破ったのは、場違いに明るい声だった。

「悪ィ、ボールそっち飛ばしちゃったよー!誰か取ってくんねえ?」

小学3年生だろうか、幼い男の子である。
ボールの持ち主らしい。

しかし誰も動かない。

やがて男の子は自分でボールを取りに走ってきた。
なんで誰も取ってくれないの?という顔をして走ってきた。
しかし男の子は崩れた砂の城を見てあ、やっば。という表情をした。

「...別にいーよ。気にしなくていい。」

そうあっさりと翼は言った。
ボールを拾い上げ、男の子に投げる。

「ほら、行けよ。」

「ごめん。ありがと...」

そう呟くとボールを受け取った男の子は申し訳なさそうに走り去った。

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書きながら、私これやられたらキレると思ったw
でわまた( ´ ▽ ` )ノ


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