こんばんわ〜
*ゆもん*
もちろん!
よろしくね〜( ´ ▽ ` )ノ
【青い真珠は知っている・番外編】
※今回は特にネタバレは含みません
青い空と深緑に輝く海に、砂浜の白がよく映えている。
潮の香り、寄せては返す波の音。
そしてたくさんの人で、海は賑わいかえっていた。
しかしその喧騒さえもどこか楽しいものに思える。
水着の上にワンピースを着て透け感のある上着を羽織っただけなので、着替えは簡単だった。
着替え終わって砂浜へ向かうと、翼は既に着替えて彩を待っていた。
(改めて見ると、凄くカッコ良い...)
さら、と頬にかかる髪、白磁の白さを持つ肌。
普段日光の下にいるくせに日焼けの跡は無し。
そして白くて細いのに筋肉はしっかりついている事が見て取れた。
ほっそりしていても男子なんだと、自覚させられる。
自分は軽率だったかもと、彩は思う。
普段、噂になるからとあれだけ避けて回っていたのに。
...何故自分は海にいるのかと、ふと彩は考えた。
多分、夏の魔力だ。暑さは思考に魔法をかける。
それに来ちゃったんだし、楽しむしかない。
そう無理矢理納得しても、頬の熱は引かない。
「あ、アーヤ」
翼の声にふっと我に帰る。
「ここに場所取りしてるから、覚えといて」
海からは遠めだが、熱い砂浜ではなく冷たい芝生の上に翼は荷物を広げていた。
「あ、ば、場所取りありがとう」
声がちょっと硬くなった。
フォローのつもりで、ちょっと笑う。
それに気付いたのか気付かないのか、翼がにこっと笑った。
「折角来たんだし、記念写真撮らない?」
その一言とともに体が寄せられる。
いつも以上に加速する動悸を抑えながら、彩はカメラに向かって控えめに微笑んだ。
_________
彩×翼じゃないよ(事件は一応起こります)
でわまたー!!
*白猫*
お、タメおk?
ありがとね、よろしくー!
*夜月*
青い真珠は知っている、手に入れにくいよね泣
私は片っ端から本屋に在庫確認した〜
数軒目でやっとあった、、、
初回・>>98 前回・ 初回と前回でタイトルが違うけど初回が正しいです!
【青い海原は知っている】
海の定番、波打ち際での城作り。
やろうと言い出したのは彩だが、作り始めると熱中したのは翼だった。
しかもこれがなかなかの芸術作品で、
こぶりながらも素敵な西洋風の砂の城である。
いまはもう仕上げで、レンガをひとつひとつ丁寧に書いている所だ。
周りに脇目も振らず城造りに熱中する顔を見ながら、
サッカーをしてる時もこんな顔なのかなと彩が微笑んだ時だった。
最後のレンガを書き終えてふぅと翼が息を吐くと、辺りは拍手に包まれた。
続くシャッター音。何人かは写真を撮っているらしい。
「おつかれ。凄いよ、翼。」
彩がそう言うと、翼は満足げに笑った。
「うん、頑張った。」
まさに、その瞬間だった。
紅い閃光が空から城へ降ってきた。
「城がっ...。」
誰かが叫んだ。
紅い閃光ともみえたそれは、ボールだった。
突然の衝撃に砂の城はあえなく崩れる。
崩れ落ちた城と、重い沈黙。
破ったのは、場違いに明るい声だった。
「悪ィ、ボールそっち飛ばしちゃったよー!誰か取ってくんねえ?」
小学3年生だろうか、幼い男の子である。
ボールの持ち主らしい。
しかし誰も動かない。
やがて男の子は自分でボールを取りに走ってきた。
なんで誰も取ってくれないの?という顔をして走ってきた。
しかし男の子は崩れた砂の城を見てあ、やっば。という表情をした。
「...別にいーよ。気にしなくていい。」
そうあっさりと翼は言った。
ボールを拾い上げ、男の子に投げる。
「ほら、行けよ。」
「ごめん。ありがと...」
そう呟くとボールを受け取った男の子は申し訳なさそうに走り去った。
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書きながら、私これやられたらキレると思ったw
でわまた( ´ ▽ ` )ノ