〜ラドイズへ贈る〜
。゜・クリスマスに降る雪のヒミツ・゜。
風が私の頬を優しく撫でていったトキ。
「ねぇ、彩。覚えておいて。この丘に
雪が降ったら、その日は大切な人に
会っちゃいけないよ。」
そう教えてくれたのは誰だっけ。
その暖かい手で、私の手を握りしめた
のは誰だっけ。
「もし、会ってしまったら、
その人に_________」
その人に、の続きはなんだったんだろう。
もしも私がその続きを覚えていたら、
あの人は、現在(いま)も私の隣で
笑っていたのかな_____?
∞やつきたいむ∞
ラドイズ、遅くなっちゃってごめんね。
うん、こんな∞やつきたいむ∞なんて
やってる暇ないや。よし、いまから
続き書くぜ!
…………もう1つ、ごめん!
これ、切ない系どころか、悲しい系だ。
死ネタだ。マジでごめん!
前回
。゜・クリスマスに降る雪のヒミツ・゜。
その不思議な夢を見た日、私は、その
丘へ向かったいた。
魔法の丘。
みんな、そう呼んでいる。
理由は…………
なぜか、あの丘では雪が降らないから。
いや、降ることは降る。
50年に1度。たったの1度。
50年、50年。
静かに刻まれる時計のように
いままで1度もずれたことはない。
そして、その丘に私が向かっている理由
はただ1つ。
上杉くんに会う約束をしているから。
今日はね、上杉くんと付き合って、丁度
1年。だから、その記念のデートの約束。
えへへ。
楽しみにしてたから、早く来ちゃった。
そのときだった。
“魔法の丘”に、雪が降ったのは。
このとき、私がなにか理由を付けて、
帰っていればよかったんだ。
帰っていれば、上杉くんはっ_____。