『秀明ビルは知っている』
第12話 若武は無実 〜*彩side*〜
「ヨッシャー!!俺はやっぱり無実だー!!」若武は喜んでいる。
その反対に黒木君は険しい顔をしていた。
「美門、何故そう断言できるんだ。いくら鼻が優れていたって若武が犯人じゃないって言い切れるんだ」と黒木君は言った。
「何!?黒木はまだ俺を疑うのか!?」若武は言った。
「まぁまぁ抑えて、若武。これから美門が説明してくれるよ。」小塚君が若武をなだめた。
「ありがと、小塚。
確かに若武からは秀明の火事現場と同じ臭いがした。しかし、若武から感じ取れたのは、ほんの少しなんだ。
この俺でもかすかにしか感じとれなかった。たぶん臭いのきつい薬品とかで、一回ついたらなかなか臭いが取れないんじゃないか。
若武が犯人ならもっと強く臭うはずだ。」
「若武が犯人とじゃないとしても、何故若武からその臭いがするんだ?」と上杉君が質問した。
「そこで若武に質問なんだけど、あの日若武は出火場所の自習室に入った?」翼が若武に聞いた。
「うーん、その日は自習室に用がなかったから、入ってないよ」若武はそう答えた。
「俺、若武から変な臭いがした理由分かったかも」
怜
>>629だよね〜
書いてる時、私も思った!
かのん
>>631算盤もコンクールも頑張れー!(´∀`)oファイトォ♪
葵
>>632続きがー!
若武から変な臭いがしたのは何故⁉