小説書きまぁす!
『魔法の鏡は知っている』
♪アーヤside♪
白雪姫…。って誰のことっ!?
「早く入りなさい、白雪姫!」
わっ!なんで怒鳴るの、この…お妃様?
「ほら、入ってください。」
家臣さんに急かされる。
「え、だって、白雪姫じゃないですよ、私」
「そんなこと言ってないで早くしてください。」
えぇ。なんで?
「失礼します…。」
お妃様の部屋に足を踏み入れる。
わ、ギラギラしてる。
「白雪姫、なぜすぐに入って来なかったのです?」
だから、私は白雪姫じゃないって。
でも、おしとやかに答える。
「すみません、お妃様。」
「まあ、いいでしょう。…ところで」
私を頭の上から足の先までジロジロ見る。
わあ、何なの?
「その地味で汚らしいドレスは誰が選んだのですか?お仕置きをしなければ。」
汚らしくないっ!綺麗だよっ!
っていうか、お仕置きって何でよ。
「私が選びました。」
誰にも迷惑がかからないように。
「では、その趣味の悪い髪飾りは?」
「私です。」
「それでは、その窮屈そうな靴は?」
「私です。」
お妃様はすごく嫌そうな顔をして、
「これから部屋に戻って、私が誕生日にあげた紫色の水玉のドレスに、髪をぎゅっと後ろで縛り上げてください。」
「はい。」
怒らせないように。
「もう用はないです!早くお行きなさい!」
「し、失礼しました。」
そして、ドアを出る直前。
「ブツブツ…」
お妃様が何か言ってる。
ちょっと振り向いてみると…
うわ、お妃様、鏡に向かってなんか言ってる!
「鏡よ、鏡…」
え、ほんとに白雪姫…なの?
どうしよう?!
「この世で一番美しいのは誰?」
〈それは…もちろんお妃様、貴女です。〉
「ありがとう、ありがとう!」
うわぁ。この物語の先を知ってる私からすると、これは…かなりやばいよね。
どうすればいいのっ!?
🎶〰🎶〰🎶今回はここまで🎶〰🎶〰🎶
どうかな?
感想、よろしくね!
>>748 そーだと思うよ、今迄の話の通りだと。
>>749 わ〜い、褒められた! というか、私に様付け?
>>753 面白いよ〜。 はやく更新してね!