コンクール終わって暇だから小説書きまーす♪
backnumberの「わたがし」っていう曲をもとにするね♪
アーヤ×小塚君で書いてみる。
「アーヤ、今度の夏祭り行かない?」
水色にはなびらの浴衣が、この世で一番似合うのはアーヤだと思い、勇気を出して夏祭りに誘ってみた僕。
まさかのオーケイを貰えて、誘った自分を褒めたい。
2人とも塾がたまたま休みだった夏祭り最終日、先ほど買ったわたがしを口で溶かしているアーヤは、そのわたがしになりたい僕に
「楽しいね。」
と言う。
僕はただ頷くだけで
「浴衣似合ってる。」
と黒木が言うような気の利いた言葉も言えない。
アーヤの隣を歩くことに慣れてない自分が恥ずかしくて…
『好き』という想いが溢れたらどうやって、どんなきっかけやタイミングで手を繋いだらいいんだろう?
どうみても柔らかく繊細な君の手を、どんな強さで掴んでどんな顔で見つめればいいんだろう?
僕がこんなことで悩んでるのも知らず、アーヤは
♪君が好き〜 この気持ちに気づいて〜♪
と口ずさんでいる。
それを見た僕と目が合うことも、歌にも悲しいけれど深い意味はないのだろう。
「わたがし、美味しい。」
と君が笑ってくれるそれだけのことで、僕は心の場所を見つけたんだ。
それはそれはうるさくて、痛くて、もどかしいけれど。
再び湧き上がる「好き」という想い。
僕はそれとどう向き合えばいいのだろう?
「もうすぐ花火があがるね。もっと近くで見に行こう。」
僕がそう言うと、微笑むアーヤの横顔をじっと見つめる。
この胸の痛みはどうやってアーヤに移したらいいんだろう?
ただ横にいるだけじゃもうダメなんだ。
もうアーヤの気を引ける話なんてとっくに話し尽くして、残されている言葉はもう一つしかないのは分かっているけど。
『好き』と言う想いがあふれたらどうやって君に伝えるべきなんだろう?
玉砕覚悟で言う勇気を僕はまだ持っていなくて…
夏祭り最終日、ぱくぱくとわたがしを口に入れ、溶かしていく君に、そのわたがしになりたい僕は
「好き。」
と言えず
「楽しいね。」
と言う。
やばい…
小説書くの久しぶりだし、歌を元にして書くの初めてだしいろいろあってよく分からないものになった…
温かい目で見て頂けると幸いです。
>>243マロンの小説すごくいい!
小塚君…!