久しぶりに更新。
「初恋は知っている 黒木編」
5、事故 黒木side
「ハッ!…ここ、どこだ…?」
目を開けて最初に見えたものは、真っ白な壁。
「あれ、黒木、起きた?」
目をこすりながら小塚が寝返りをうってこっちを向く。
その向こうで若武が爆すいしてた。
「ここは?」
「あぁ、若武の知り合いの伝染病専門の病院だよ。岩手県の。海がすぐ近くにあって、気持ちいいよ。ちょっと良くなったら、行ってみれば。」
そういや、遠くから潮のザブーンっていう音が聞こえてくる。
「うん、そうするよ」
そう答えると、小塚はニコッと笑った。
「黒木が起きてよかった。僕、せっかく自然豊かな所に来れたのに、外にも出れないし、1人だからヒマで」
と言い、ナースコールと見られるボタンを押す。
しばらくしてろう下をバタバタと走る音が聞こえて、ガラッと戸が開いた。
そしてアーヤとヒーローが姿を現した。
その姿を見て、俺はアゼン。
だってアーヤは看護師姿で、ヒーローはハデに骨折したっぽくて腕に包帯巻いて点滴っぽいのつけてる。
「どうしたの?そのカッコ…」
「え…似合わない?」
「いや似合う、可愛いよ。ヒーロー、お前は?」
「あぁ、両手でタカ支えてたら若武が倒れて、とっさに手出したら重みと勢いで骨が粋けた。」
「…あぁ、悪ぃ…」
ひとしきり会話した後、大分調子良くなってたから、みんなで海に出ることにしたんだ。
キリ悪いけど今回はここでおわり!
そこ、時々見かけたけど…仲がよさそうなお方たちばっかりで…(^^;
そんなところに私なんかが乱入してもいいのなら行かせてもらうけど…(^▽^;)
>>476
え、調子が良くなってるからって、外に出してくれるの…(;゚Д゚)?