小説更新!
6.別人 彩side
「朝倉冬華じゃないって、どういう事?」
「男だな、完全に。しかも、相手は殺害されてる。」
ええっ?
なんでそんな事まで?
「開けて確認しようぜ。」
飯村さんが言ったんだ。
無理!
死体なんか見たく無い!
でも、行かないといけないよね。
「今は、止めよう。バックドラフトが起こるよ。」
優梨ちゃんが言った。
バックドラフトって、火事が起こってるの?
「証拠隠滅のためじゃ無いのかな?」
優梨ちゃんは、たんたんと述べていった。
「じゃあ、どうするの?」
「決まってるじゃ無いか、突入するんだよ。」
は?
え、だって、突入したらバックドラフトが起きるじゃない。
「少しずつ、穴を作って、一気に空気が入らないようにすれば大丈夫だよ。」
混乱していたのが分かったのか、黒木君が優しく説明してくれた。
「穴って、どう開けるの?」
「優梨なら、開けられるね。」
えっ?
優梨ちゃんは、かばんからチェーンソーを取り出して、穴を開け始めた。
チェーンソーをいつも持ち歩いてるんだね。
「優梨は、依頼主と会う時には必ず、チェーンソーを持ち歩いてるんだ。あと、誘拐事件なんかを調べる時とか。」
へえ。
何個か穴を開け、冷凍倉庫に入り、優梨ちゃんが何か投げた。
あれはなんだろう。
優梨ちゃんが何かを投げると、たちまち火は消えてなくなった。
奥に進んでみると、人の骨があったんだ。
思わず叫びそうになったんだ。
でも、年下の人が冷静なんだから、ここで取り繕ってはいけないと思って、冷静を装うことにしたんだ。
「こいつが朝倉冬華じゃないと言えるか?」
若武がものすごくギランギランした目で睨みながら言ったんだ。
「朝倉冬華は私より背が低いよ。でも、これだと私よりも背が高いってことになる。」
「うん、優梨の方が背、高かった。」
じゃあ、朝倉冬華はどこに?
この骨は、一体誰の!?
切ります。感想待ってまーす。
(前のは>>64だと思う。)
7.絡まった真相 彩side
「鑑定しないと分かんねぇぜ。」
(1)が言ったんだ。
(1)が言わなくても、分かったけど。
「(2)はどこにいるのかなぁ。」
そこが一番の謎じゃない?
「しかも、何のために(2)を誘拐したのかも分からないよね。」
小塚君が、考えながら言った。
特別な財産を持ってるなら分かるけど、(2)のママは(3)何でしょ?
うーん、分かんないっ。
切ります。
(1)(2)(3)ってあるでしょ?
そこには名前が入るんだけど、どんな名前か忘れて……
後で
(1)は◯◯
みたいに書くね。