「絆は知っている」
「ごめんアーヤ、俺ら見て分かるようにめっちゃ忙しいんだよ。その中で復活するのはきついから。
悪いけど、解散したら復活はないから。じゃね。」
若武が早口でそう言って、ガチャっと電話を切ってしまった。
私は暗い気持ちで部屋に戻り、明日の準備をした。
お風呂に入ってからも、寝る前も、ずっと若武の言葉が頭に残っていて、どうしたら復活しないか考えて
いた。
『解散したら復活はないから。』。
それは確かにそうだった。
でも、解散したらそれで終わりっていうのもおかしい気がした。
復活したって、良いじゃん。
そう思った。
忙しいのは分かる。
でも。
復活したい！
その思いは、誰に何と言われようが変わらない。
それは、私がそれだけkzに友情という名の『愛』を目一杯注ぎ込んできたから。
だから、だから！
切ります〜☆
>>147. ありがとう。ふたりとも。
今から更新するよ♪
>>151
さすが芹菜！うまい！
<4>ｼｬｯ！バレてまっせ〜w
>>151
だから、だから！！？
>>154
え、問題ムッず！！
えっと、○は展覧会の展？
前の小説は、>>151です(( 多分
「絆は知っている」
彩side
若武じゃ、多分ダメだと思った。
他の、もうちょっと物事が分かる人じゃないと。
黒木君か...、それか小塚君。
翼でも良いかも。
上杉君は、きっと若武と一緒。
忍は、空気読めないもん。
だとすると、黒木君、小塚君、翼の誰か。
うーん、誰にしようか.....。
取り敢えず、黒木君からかけてみて、ダメだったら小塚君、それでもダメなら翼。
事件ノートを持って来て、黒木君の携帯にかける。
「もしもし。」
出た！
「えっと、立花です。」
黒木君が、電話口で笑ったのが分かった。
「どうしたの、アーヤ。もしかして、解散のこと？」
ご名答。
「うん、まぁね。私、やっぱりKZ解散させたくない。みんなと一緒に、これからも事件を解決したい。大学
受験とかで、みんな忙しいのは分かるけど、でも....。」
言葉が、見つからなかった。
なんて言ったら良いのだろう。
分からない。
これ以上、何か言っても、若武と同じ様にあしらわれるかもしれない。
「アーヤ。俺も、解散させたいよ。日常生活にKZがないのは、やっぱり何か物足りない。」
あぁ、やっぱり黒木君もそうなんだ。
「アーヤがそんなに復活を強く願ってるなら、若武先生にはもう言ったんだろ？」
黒木君、さすがというかなんというか....。
「言ったよ。でも、完全否定された。」
黒木君は、クスッと笑う。
「だから俺に電話した訳ね。」
う、うん....。
切りまーす！