探偵チームKZ事件ノート15

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520:美里◆R2:2017/04/18(火) 22:25 ID:ReY

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第7話

葵side

「みんな〜、準備はOK?」
かのんが聞いた。
「うん、OKだよ」
チェンジングルームにいる人達が答えた。
「それなら一番から順番にどうぞ!」
かのんがそう言って、お姉ちゃんが出てきた。
「オォ…‼」
みんなが感嘆の声をもらす。
KZの男子組は目を見開いたまま、固まってる。
「どうかな…」
お姉ちゃんが着ていたのは、紫色のドレス。ラプンツェルのコスプレである。
お姉ちゃんはいつもの編み込みをほどいて、髪は下ろしていた。
「おっと男子の皆さん、彩葉のラプンツェル姿に惚れたのかな?」 雪がニヤニヤしながら聞いた。
「そっ、そんなんじゃねーよ‼」
男子はちょっと動揺していた。怪しい…。
「さーて、次は翼!どーぞ!」
みーこが言ったら、翼が出てきた。
「オォ…!!」
翼は女海賊の格好をしていた。
翼は髪の長さが肩まであるボブだから、あの美貌と合わせると本当に女性みたいだ。
「翼、超似合ってる!本当の女性みたい!」
ひなが言った。
「ありがとう、ひな。本当の女性みたいなのはあまり嬉しくないけど…」
「美門、お前マジで女じゃねーの?」
「美門、その格好で外を歩いて見ろよ。ナンパされるぞ」
上杉君と若武が言った。
「オイ、上杉と若武。
俺が王様になった時、覚悟しとけよ(^言^)」
翼、怖…。
若武と上杉君は青ざめた。
「ヤベ…」
「若武と上杉、お前ら自業自得だからな」
黒木君が言った。
そうだね、黒木君。
「気を取り直して、次は小塚君!どうぞー‼」
杏莉が言ったら、小塚君が出てきた。
「小塚君、可愛いー‼」
女子のみんなはそう言った。
小塚君はプーさんのコスプレをしていた。
優しい雰囲気をしている小塚君にピッタリだった。
「小塚君、似合ってるよ〜‼」
RARAが言った。
「ありがとう、RARA。
実は僕、このコスプレ気に入ってるんだ。」
小塚君はニコッと笑いながら言った。
あぁ〜、癒される…。
「さーて、最後は美里‼どうぞー‼」
ゆもん♪が言って、カーテンがシャッと開いた。
「わぁ…、美里、可愛いー♪」
美里が着ているのは、猫耳メイド服。
ミニスカを履いているが、スタイルの良い美里にはピッタリ。
「美里〜、すっごい可愛い〜!にしてもスタイル、超・綺麗!」
私はそう言った。
「ありがと〜、葵♪」
美里はそう言った。
「さーて、次の番、やろーぜ!」
若武が言った。
「そうだな。俺、早く王様になりたいし(^言^)」
翼が言った。
「じゃあクジひこー‼」
RARAが言ったので、みんなでクジをひいた。
「王様、だーれだ⁉」
ゆもん♪とひなが聞いた。
「俺♪」
王様を名乗ったのが…まさかの翼だった。
若武と上杉君は一瞬で青ざめた。
「命令ねー…ん〜と、八番と十六番はポッキーゲーム♪」
翼が悪魔顔で言った。
「僕じゃないや」
「俺も」
「私もー」
みんなは次々と否定していた。
否定をしなかったのは_____上杉君と若武だった。
「ウッソーーー⁉」
二人は叫んだ。


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