〜吹奏楽部は知っている〜
色々悩んでいる間に、周りは皆思い思いのパートの所へ行っていた。
どうしよう…。
そこへさっきの部長がやって来た。
「ん?まだ楽器決めて無いのか?」
「は、はい…。」
「ああ、連行されたのか。」
なんで分かったんだろう…?
「ホルンパートはどうだ?今丁度1人分空いているんだ。」
「じゃあ、そうします。」
「頑張れよ!」
そう言って部長は自分のパートへ戻っていった。
凄くいい人だな…。
よし、行こう。
ホルンパートの所は、確かに1人分空いていて、先輩が4人いた。
「すみません。体験したいのですが…。」
「あ、いらっしゃい!さ、そこに座って。」
言われた通り空いている椅子に座る。
「あ、待って。座る時は椅子の半分より前に座ってね。」
「あ、はい。」
そして先輩は楽器を出した。
「これがホルンっていう楽器です。丸いでしょ?金管楽器の中で1番歴史のある楽器なんだよ!!」
この先輩、ホルン大好きなのかな?
「まあ、一旦楽器は置いて、これ。」
そう言って先輩は楽器から何か取り外した。
「これはマウスピースと言って、これに口を付けて吹くんだ。
じゃあ、まずはこれで音を出してみて。」
受け取ろうとしたとき、
「あぁ、あと、マウスピースは絶っっっっ対に、落とさないでね。」
「は、はい!」
こっ恐い…。
恐る恐るマウスピースを受け取り、口に付ける。
「はい、じゃあ息入れて〜。」
言われた通り、息を入れる。
でも、空気が通る音しか聞こえない。
「あはは。やっぱりね。じゃあ、私が吹くよ。」
そう言って先輩が息を入れる。
お世辞にも綺麗とは言いがたい音がする。
「まあ、こんな感じ。ただ息を入れるんじゃなくて、唇を震わせる感じで吹いてみて。」
また、言われた通りに吹く。
今度は音がしっかりでた。
「お、上手いね〜!じゃ今度は楽器に差し込みま〜す。持ち方はこうね。」
先輩が楽器を持ち、マウスピースを差し込むのを見よう見真似でやってみる。
「おー、上手い上手い!」
切る
>>7-9
部長、陽樹みたいでいいね(*´ω`*)
その先輩、美琴みたい(笑)
>>11
お母さんトッt((
更新待ってる‼
若武の楽器、フルートは?
本家がそうだから...