3・*・*・*プロローグ~2・*・*・* 俺は昔から女が嫌いだった。
女はうるさいし、
ギャーギャー騒ぐし、
すぐ泣くし。
でも、
あいつに会って初めは、
これだから女は嫌だと
思うこともあった。
でも、
強い心、
キラキラ輝く笑顔、
トロくて天然だけど、
そんなあいつに
惹かれていった。
あいつはKZを生きがいだといい、
関係を壊したくなくて
協定を作った。
あいつに好きな人がいてもいい。
せめて
想いだけは伝えさせてくれ。
いいよな
立花________
>>11の続きの小説書くよ〜!
アーヤの好きな人、不明でお願いします。後々わかる設定です。
4 浮かない顔
彩サイド
私は、授業中ずーっと考え事をしていたので、先生の話を聞いていなかった。
あの人のことを考えて。
最近、KZの集合がかからず、大好きなあの人の顔をここ3ヵ月見ていない
それに
あの人の人気が上がった
そんなにモテるのなら、
私を振り向いてくれるはずもない
でも
私は
この恋、初恋を
何もしないで終わらせるのは嫌だ
だからといって、
この想いを伝える勇気もない。
どうしよう
そんなことを考えていると、いつの間にか授業が終わっていた。
はぁーー
っとため息をつき、帰りの準備をしていると、翼が、
「アーヤ、浮かない顔だね。
どうかした?」
と、気遣うような瞳で話かけてきた。
私は、誤魔化すように、
「何でもないよ。それより、最近KZの集合がかかってないけど、どうかした?」
と、言ったが、誤魔化したのがばれ、
「アーヤ誤魔化さないで。授業中ずーっと考え事してたでしょ。好きな人でも出来た?」
冗談のつもりで言ってきたが、
私がビクっとしたので、
悲しそうな目で
「アーヤも恋をしたのか。俺にできる恋があったら言って。」
と、苦しそうに言ってどっかに行ってしまった。