〜プレゼントを開ける日〜
「お姉ちゃん!サンタさん、いつ来るのかなぁ〜?」
「奈子が寝たらサンタさん来てくれるよ。」
そんな会話をしたのはもう随分と昔のこと。
といっても、1,2年前だけど…。
今年はは中学3年生の12月26日。
公立中の若武は受験生になったため、kzの集合は2年生の年明けからすっかりなりを潜めてしまっている。
やっぱり若武は開生にいくみたい。でも、聞くところによると翼も開生を受験するみたい。
みたいっていうのは、今年になって翼とはクラスが離れちゃったから。
私も特進クラスに入るための試験があって、それに向けて勉強をしている。
他の皆もそうみたい。
とにかく、ここ半年は皆勉強で忙しくって、集合はしていないんだ。
そんな中、私は買ってしまったんだ。クリスマスプレゼントを…。
できれば直接渡したかったんだけど、できなかったから私は昨日ひたすら考えた。
で、思い付いたのが一人一人の家にプレゼントを配りにいくってことだけ。
しかもこれから配りに行くからね。さっき電話したんだけど、どこの家も誰も出なかったんだ。
つまりアポ無し。
まあ、プレゼントを無駄にするよりはいいよね!
「ちょっと出掛けてくるね。」
「いってらっしゃ〜い。」
ママの返事を聞いて、ドアを閉める。
よし、まずは若武の家。
…着いたんだけど、誰もいない。
島崎さんもいなかったんだ。
仕方ないから、ポストに入れてきた。
しょうがないよね。
その後も全員の家に行ったんだけど、絶対に本人はいなかったんだ。
あ、住所は2年の時に全員把握済みだったから、それは問題無かったよ?
それにしても全員いないなんて…。
がっかりしながら帰ったら、ママから驚くべきことが発せられた。
「あなたが出掛けてる間に、男の子6人がうちに来たわよ。皆バラバラにね。あなたに渡してくれって。ハイ。」
…え?
6人??
どーゆうこと!?
「ほら、早く部屋に持っていって頂戴。ご飯並べたいんだから。」
「…あ、はーい。」
なんとか返事をしてプレゼントをもって部屋に入った。
それぞれメッセージカード付きで、そこに書いてあったのはまちがいなくkzのメンバーからだった。
『メリークリスマスアーヤ!!受験終わったら、また皆でkzやろうぜ! 若武』
『メリークリスマス。勉強捗ってるか?数学、分からないところあったらいつでも聞けよ。 上杉』
『メリークリスマス、アーヤ。姫の幸せを願って。 黒木』
『アーヤ、メリークリスマス!また、皆で話せると良いね。良い御年を! 小塚』
『メリークリスマス!一日遅れちゃってごめんね! 美門』
『立花、メリークリスマス。知ってるか?今日はプレゼントを開ける日なんだって。 七鬼』
…今日はプレゼントを開ける、“ボクシングデー”なんだそう。
今日貰えたのは正解かもね。
皆…、ありがとう…!!
すんごいぐーぜんだね
ごめん、ずっと浮上してなくて^^;
占ツクと勉強で 忙しくってね……
>>103
ふふ、私が書いてるのは
『ロウバイは知っている』
『悩める騎士とお姫様』
『心覚えを描くなら』です。
美琴▼
>>105
そうなんだよおおおおおお!!!
子供っぽいなって思うところもあるんだけど、そこもまた若さんのいいところでさ。
でも やっぱり若さんの魅力って 正義感というか真っ直ぐさっていうか。
かっこいいんだよね。
ミーミーと付き合ったのも 結局彼女のためだったし、誰かのために自分を犠牲にできるのは本当にすごい。
それにさ 怪我をしてもサッカーを頑張って やり続けて……本当にかっこよすぎ。
ハンネは紗奈。
前垢はうみなです笑。
>>118
くそ……なんで クリスマス近くにここ開いてなかったんだろう……
こんな素晴らしい作品を読めてなかったなんて……不覚っ!
今回の小説は クリスマス使用で、わいわいパーティとかよくあるものじゃなくて 最初はちょっと寂しい感じも出してて、でも最後にはハッピーエンドって感じで ギャップがあってすごい好きだなって思うの。
みんなおんなじように考えるって、みんなの絆がよく伺えるし……
やっぱり さすがとしか言いようがないわ
尊敬しまっせ、美琴様!
空彩▼
>>131
ごめんね、ずっと出てなくて^^;
もちろんバンバン書いちゃって!