アーヤside
「はぁーー!?」
皆が叫んだ。
耳が痛くなるような大声を出したから、お客さんがコチラを見る。
「と、取り敢えず、この話は放っておいて券を買おうよ。」
そう言って、皆から離れて券の事が書いてあるポスターの前に行く。
「じゃ、7時間券とかにする?」
黒木君がそう言って、皆それにそれにしていた。
※都合により、途中でスケボーに変えることが出来る事にします。
そして、器具をつける順番を間違えたので、この後に >>78という事で。
リフトに乗るために、列に並んでいる。すごく暇……
そう思っていたら、翼が話しかけてきた。
「ねぇ、アーヤ。来たことあるって事は、スキー滑れるの?」
もちろんだよ。そういう想いを込めて首を縦にふる。
「じゃあ、僕に教えてくれないかな?」
私にそう話しかけてきたのは小塚君。
「良いよ。小塚君は、スキー来たことあるの?」
あ、リフト乗る番だ。
二人乗りのリフトに、小塚君と二人で乗った。
そして、もう1度聞くと、小塚君は うん。と言った。
「じゃあ、何か苦手な事でもあるの?」
そう問うと、小塚君はこう言った。
「僕ね、スピードが出ると止められないんだ。」
あ、それ簡単。
「下を向くから、スピードが出るんだよ。だから、上を向けばいいの」
そう言うと、小塚君は驚いた顔をした。
「顔を?」
……天然。
「ううん。スキー板を。」
小塚君は、あ、そっか。という顔をした。
「でも、スピード出てビューって言うのも楽しいでしょ?」
そんなこんなで色々と話ながら山頂まで行った。