久々書こかな。
いっぱいレス増えるのはいいけど、その分古スレが上がるようになって、春休み明けには稼働していない板になる未来が見えるよ……:(´◦ω◦`):ガクブル
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前 >>216
アーヤside
引っ越す……?
翼が開成に行って、忍も違う学校に行って、なんか……みんなバラバラで悲しいな。
「どこに引っ越すんだ? KZ活動は続けれそうか?」
若武が少し焦り気味にそう言った。まあそうだよね、忍はIT系について詳しいし、霊力もあるし、もう居てもわらないと困るメンバーだよ。
「それが……網走、でさ」
皆が息を呑んだのが分かった。
中学生は、自由じゃない。
北海道に引越しなんてされたら……もう、会うことは出来ないに等しいんだ。
「晃明入れよ、絶対に」
「そうだね、そうすればまた会えるね」
「しばらくは会えないのか……悲しいな」
皆が悲しいムードで忍に晃明に入ることを進めていると、忍は少し苦しそうに言った。
「いや、引越しするかしないかは定かじゃないんだ。ただ、するかもしれないってこと。お試し期間的、みたいな?」
詳しく聞いてみると、婚約者と会ったり、お父さんと話をしたりするのに最適な場所が北海道だったらしい。
網走にしたのは、忍の意思。
アイヌ人の子孫が今でも住んでるところがあるらしくて、霊がいたら話を聞いてみたいと思っていたんだって。
「で、晃明ってなんだ? 俺家と学校以外はあまり行きたくないんだけど」
忍は林間学習について何も知らなかったらしく、その事について話た後、それこそお試し期間でもなんでもいいから塾に入れ、ということになった。
「今回も事件は向こうからやってくる! 俺達はそれを掬い残すことなく掬い、解決するのみだ! では、解散」
若武が解散、と言ってすぐに予鈴がなる。
階段を駆け下りて、忍のことについて考えることにした。
もしも網走に行ってしまうことになったら?
それは忍の自由だ、止めることは出来ない。
でも、なんだか寂しい。
天然で空気が読めないところもあったけれど、大事な存在なのは間違いなかった。
授業開始のチャイムがなっても、どこか上の空でその事について考えてしまっていて。
踏ん切りがつかないまま、林間学校当日を迎えてしまったのだった。
すこーしずつ小説を書きたいなと。
冬休み中は書きたい時に書きます。今書たい気分〜
うちが葉天に来た時には既にもう朽ちてく一方って感じはあったけど、ここまで寂しくなると流石にね……悲しいよね……うん……。
うちが小5の時はKZアニメもやってたのに。感傷に浸るのはやめよう……いやでも寂しい……先輩たちいいい! まず980で止まってるスレは何とかしましょーよー! スレ埋め隊のメンバーが全員やめた訳じゃないんでしよー!?
呼び込みは交流とかでもしてみようかな、このレス見られたらいなくなりそうだな。そして新規さん達に嫌われてそうだ。みんなに嫌われてるじゃん(´・ω・`)
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前
「ひっろ!」
「なんか雰囲気が秀明と違いすぎて落ち着かない……」
シンデレラ城の時と一緒で、私たちとKZメンバーは違うバス。
小塚君は成績優秀者って部類に入ってて、同じツバスは違う。
翼は(この小説は恋する図書館の前位の話という設定なので仲良しです)無論HZのバス。秀明とは時間も違ったから、朝会うこともなかったし、相談出来なかった。
相談したいことは、忍のこと。
止める権利が私にないのはもちろんわかってるけど、でもやっぱり一緒にKZをやりたい。
翼なら私に思いつかないような名案を考えてくれるんじゃないかなって思ったから、いつか絶対相談する。
「部屋はここに貼っておきます。自分の部屋を確認して荷物を置きしだい、早急にホームまで来ること。解散!」
KZチームとHZチームは早くに部屋割りを貰っていたらしくて、それを見せてもらって部屋がどこかは知っていたから、カードキーを先生に貰って一足先に部屋えと向かった。
お母さんから貸してもらったキャリーバックには、鍵がついていない。
かと言って南京錠をつけるのはダサいし、6連チェーンは2分で空くって自転車で教わったし、どうしようかって思ってたらお父さんが
「部屋に鍵がついているなら盗みにはいられることはそうそうないだろう。貴重品を小さなバッグに入れて持ち歩いて、キャリーバックもなるべく目の届くところに置いておけば大丈夫だよ」
と言ったからなにもすることなく、鍵がないままとなっている。
少し不安なキャリーバックを引きずりながら、持ってきた小さなバッグ、マイバッグの存在を触って確かめる。
黒木君が、「部屋も別れるし俺が不安だから持っておいて」ってかるーく威圧をかけながら渡してきたからしょうがなく貰った。絶対に無くさないようにと、今回の私の合宿の目標はそれとなっている。
部屋について、貰ったカードキーを使って鍵を開ける。
左にシャワールーム。洗面台があって、その反対側の右にはトイレ。奥へ進むと大きな窓があって山に空にと綺麗な景色が一望できた。ベットと椅子に机、テレビ、冷蔵庫などが置いてある部屋は全体が清潔感に溢れていてとても安心できた。
キャリーバックを置いて、マイバッグの中身をつめかえる。
バスの中では、黒木君が貸してくれた携帯と風邪予防のマスク、ハンカチティッシュ、お財布を入れていたけど、筆箱を入れて部屋のカードキーをバックの内側のポケットに入れた。これできっと無くさない。オートだから気をつけないと。
一通り準備が終わって、鏡の前で髪をブラシで整えてから部屋を出る。みんな準備が終わった頃のようで、部屋からゾロゾロと人が出てきていた。
ホームではまず交流。そのあとアイヌについて教えてもらうらしい。どんなことが知れるのか、忍はどんなことに興味があるのか……色んな事が頭を流れていく。きちんと話しを聞けるといいな、と思いながら人の流れに流されていた。