>>187光....か。
光とはいかないけど、尊敬している存在はあるよ。
空。
空はたくさんの表情を持っていて、いつもその表情を変えていく。
青空は大きく笑って。
雨は泣いて。
くもりは悩んでいて。
雷は怒って。
雪は私達を慰めて。
オレンジ色の空は照れていて。
夜は目を閉じて明日を待つ。
素直で正直者。
何があってもいつも傍にいてくれて、独りのとき空を向けば必ず“大丈夫"と言ってくれるような気がする。
可笑しいよね。
素直なところが尊敬するんだ。
でも、光じゃない。
前に進んでいても、まだ光は見つけることができない。
何となく光を見つけても、それが何なのか全く分からない。
私だってまだアナタと一緒だよ。
意地張ってるだけで、強がってるだけで、まだまだ闇の中。
私は、物じゃなく人の存在が私の光だったらいいなって思うよ。
大切な人ができたらいいなって......。
アナタは..何が自分の光だったらいいと思う?
俺も、人であればいいと思ったことがあったよ。
今までにたった一人だけ
こいつなら俺にとっての
光になってくれるんじゃないかって奴がいた。
でも違ったんだ。
人間だから
どこまでも儚くて
どこまでも脆かった。
そいつは簡単に
俺の前からも
この世界からも消えた。
人間なんてさ、
本当脆いんだよ
もし人間が光だとするなら
なんて哀しい
一瞬の瞬きのような光だろうね
どんな人間でも
こんなちっぽけな地球で
たかだか数十年を
足掻きながら生きてんだよ
だからきっと
人間はもし光になれたとしても
自分自身をようやく照らせるほどの
小さな光にしかなれないんだなぁって
俺は思う。
俺は、
形ある、決して色褪せることのないモノであれば、
なんでもいいや。