プロローグ
私が幼稚園に入って間もない頃。
「ねぇねぇ、真平もおいでよ〜!
ジャングルジム楽しいよ〜!」
なんて言いながらジャングルジムに登る私。
「ねぇ、真平もおいでってば〜!」
そう言って片手で「おいでおいで」のポーズ。
その途端、「ズルッ」って手が滑って私はジャングルジムから落下しそうになったの。
私、すごく怖くて、泣き出しそうだった。
(もうダメだ…)
たんて思ってたからね。
でもね、私落ちなかったの。
なぜかっていうとね、真平が落ちそうになっていた私を受け止めてくれたの。
しかも、「気を付けろよ。」なんて言って、立たせてくれた。
その瞬間、私は恋に落ちた____
>>28落ちている途中、何か考えるヒマある?