人の不幸をエサにしている、という自覚は、困った他人を助ける仕事だからこそ。
困っている人を助けるからこそ良いことをしている気になるなという自戒でもある。
そこに酔うと、相手に対する見下しが入る。助ける人、助けられる人に関係が固定されると
非常にまずいのだ。あくまでお互いに助け合っている関係じゃないといけない。
おっしゃる通りですね。
自分が正しい方向に導かなきゃとなった時点で
すでに相手を否定し、こちらのエゴになってしまっている。
例えば「死にたい」と言っている人間に対して
「辛かったね。死にたいと思っててもいいんだよ。今のあなたの想いを否定しないからね。」
という具合に、ある種の共犯関係のようなものが築けないと
まず相手の心を掴むことはできない。