ジオウアナザーライダーの設定の疑問点
アナザーライダーとはライダーと同じ能力を持つ怪人
最初期の設定は
一つ、同じ時間軸に元となったライダーとアナザーライダーは共存できない。
二つ、アナザーライダーを倒すためには元のライダーの力が必要
三つ、アナザーライダーが誕生することで、元となったライダーは消滅する。アナザーライダーを倒せば一時的に元のライダーの記憶と変身能力が戻る
という感じであった。
後半のガバガバ以前に、結構初期からガバガバだった記憶がある。
例えば、ライドウォッチの誕生だ。
あれは結局どういうきっかけで誕生するのかが触れられてなく、一番最初のビルドの時に、アナザーライダーを倒した後に戦兎たちの記憶が戻りブランクウォッチがビルドウォッチに変化した。
すなわち、歴史改変を戻すとライドウォッチが誕生するとビルド編を見て思ったのだが、ところがどっこい、そのつぎのエグゼイド編では既にライドウォッチが形成されていた。ビルドが特別仕様だった可能性は否定できないが、そうするとどうやってウォッチが形成されるのかわからないままであった。
そして、アナザージオウ以降のアナザーライダーだ。
彼らは既に共存しており、オリジナルとアナザーが戦っているどころか、歴史改変うんぬんの設定(>>434の一つと三つの設定)が無かったことになっている。
これは、様々な憶測ができ、2019年になって誕生した(もしくはアナザーウォッチを形成した)アナザーライダーだからとか、ディケイドや白ウォズのようなイレギュラーが登場したために起きた時空の歪みによるものとか様々な考察がされている。
そうなれば、そもそもあの設定がなんだったのかますます疑問になるところである。
(なお、ライドウォッチを渡すと変身能力が失くなり、戻ってくると再び変身出来るようになるという設定は守られている模様)
そもそも、アナザーライダーおよびアナザーウォッチとは何だったのか一切触れられていない。
個人的な解釈として、スウォルツがソウゴのライドウォッチを集めるためにオリジナルライダーと接触させるためのエサだと思っている。
最初こそオーマジオウに代わる新たな王の擁立のために動いていたタイムジャッカーだったが、後半からもはや王とかなんとかどうでもよくなっていたし、結局はスウォルツの目的のための駒だったとしか言いようがない。
そもそもタイムジャッカーとは何だったのか、スウォルツ以外のメンバーの出生の話、劇場版のティードやフィーニスは何だったのか、アナザーライダーの存在意義などなど、あやふやになっている所が多く、それが結果としてストーリにガバが生じていると思われる。(なぜオーマジオウが最低最悪の魔王と呼ばれるようになったのか、テレビ本編と劇場版が微妙に噛み合わない点、本編におけるドライブウォッチなどなど)
さらにそれが過去作品のオリキャラにも延焼しているから堪ったものではない。(オーズ編がほとんど檀黎斗王に侵食されてたり、ダブルウォッチを渡したのがよりによって風麺のマスターだったり、キバ編がただのマンホールギンガ回になったり、どこからともなく現れたアクアがあっけなく殺害されたり、ただの繋ぎのために呼び出されたチェイスしかり)
これらを瞬瞬必生として一種のライブ感で通せる一方、原作レ○プと呼ばれても仕方がないといえる。
それがジオウらしいといえばらしいのだが…
そのジオウのガバガバポイントを象徴するのが、このアナザーライダーではないかと私は思うのだ。