ジョーカー)なんや、やっぱりその話かいな
せやなぁ…まだ見極め段階かなぁ…
普段通りやったらな?もしかしたらもうアイツ側におったかもしれへんけど…
紅麗さんに仕えてからな、なんか変なんよ
自由にやりたい事だけやって生きとるはずなのに、あの人についていきたいと思ってまう
…正直、迷っとるのが本音やな
自分はこんな平和な空間には合わん
でも、捨てるのももったいない気もするんや
……さって、どっちが本心やろな♪
(普段は自分のことを語らないジョーカーだが珍しく長話をし、照れ隠しかそれとも騙そうとしてるのか、最後には明るく試すような口調になる)
ミラ)そう………
いえ、あなたが揺さぶりのような感覚をかけられたのはとっくに見極めていたわ。
(やれやれとでも言うように首をすくめる)
私は、ちょっと気になっただけよ。あなたの心の深く心理が…
そう……本能に支配されない心…
それは他人への感情次第……興味深いわ。
実はね…クジャっていう男に興味あるのよ。あわよくば、接触してその男を観察してみたい…とも思っているわ。
でも、決めた。あなたがまだ迷っているなら、私も寝返らない!
だって、あれだけチシヤたちと馴れ馴れしい態度を取っておいて、裏切るなんて都合が良すぎるものね。
あなたを口実にすることも無理そうだし…さ、つまらないお話をして悪かったわね。
(照れてるジョーカーを見て微笑む)
ウェイター)お待たせしました。『ナイト・ティー』です。
(二人に紅茶とお茶菓子が渡される)
ミラ)ここのナイト・ティー美味しいらしいわよ。どうぞ。